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      ●全てのソフトウェアを終了しておく際の注意点
         ソフトウェアのインストール前に、全てのソフトウェアを終了しておくのは常識です。しかし、ソフトウェアには、メモリ中に常駐しているものもあり、ユーザ本人は、全てのソフトウェアを終了させたつもりでも、
         実際には、いくつかのソフトウェアが動作しているという可能性も十分にあります。
 
 OSではなく、普通のアプリケーションソフトであれば、それらの常駐ソフトが起動していても問題ないかも知れません。
         しかし、OSのインストールでは、それらのソフトウェアが、インストールを阻害してしまう可能性があります。
 
 
 
      ●常駐解除操作を行わなければならないソフトなど
         まず、簡単に設定できるのに気づきにくいものとして、スクリーンセーバーがあります。インストールには待ち時間が多くあります。スクリーンセーバーが起動しないように、スクリーンセーバーは無効化しておきましょう。
         デスクトップの壁紙の上を右クリックし「プロパティ」を選べば設定できます。
         スクリーンセーバーの種類を「(なし)」に設定し、省電力モードの設定もチェックを外して無効にしておきましょう。
 
 次に、ウイルスチェックツールなどを利用している場合(「ウイルスバスター」や「ノートン」など)は、
         それらも起動しないように設定しておく必要があります。
 ディスク管理ツール系のソフトウェアは、Windows98では使えないものもあるかも知れません。もし使えないことが分かっているのであれば、
         先にそれをアンインストールしておきましょう。
 ウイルスチェックソフトの常駐解除方法が分からない場合は、いったんアンインストールしてしまうのも手です。
 
 「Microsoft Office」やその関連製品を使っている場合は、Office関連の常駐ツールがWindows起動時に起動してしまいます。
 他にも起動時に何らかのプログラムを常駐させるプログラムは多くあります。そういった起動時の常駐を防ぐ手段として、
         起動時に「SHIFT」キーを押しっぱなしにしておくという方法があります。
 起動時(壁紙が表示されてから起動処理が完了するまでの間)、ずっと「SHIFT」キーを押しっぱなしにしておけば、
         スタートアップに登録されたプログラムは、全て実行がキャンセルされます。この方法で、常駐するのを防いで下さい。
 一番良いのは、スタートアップから一時的に外してしまうことですが…。
 
      ●常駐プログラムの確認方法
         常駐するソフトの場合、タスクトレイ(時刻が表示されている部分)の中にアイコンが見えるものがあります。
         その場合、そのアイコンをクリックしてメニューを出せば常駐を終了できるものも多いと思います。音量調節のためのスピーカーアイコンと、日本語入力のためのアイコンは、常に表示されるものであり、
         これらの常駐解除はできません。これらは、そのまま放置していて問題はありません。(Windowsシステムの一部だと考えて下さい)
 それ以外のアイコンがある場合、終了させなければならない場合があります。(できるだけ終了させた方が良いと思います。)
 
 常駐しているが、ユーザが直接操作をする必要のないソフト(プログラム)の場合は、アイコンがタスクトレイなどにも表示されないものもあります。
         (先の「Microsoft Office」関連のプログラムもそうです)そういった、デスクトップ上で確認できない常駐プログラムの存在確認は、
         [CTRL]と[GRPH(ALT)]と[DEL(Delete)]の3つのキーを同時に押すと確認できます。(必ず押すのは3つ同時に1回だけにして下さい。
         2回押してしまうと、強制的にリセットがかかってしまう可能性が高いのです。)
 これは、本来は、実行中のソフトウェアを強制的に終了させるための機能です。
         このウインドウで起動しているプログラムの一覧ができますし、終了させることも可能です。
 ただ、「Systray」や「Explorer」などは、システムの一部ですから終了させてはいけません。
         間違って操作するとシステムを停止させてしまう可能性もありますので操作には注意が必要です。明らかにシステムではないと分かっているもの以外には触れないのが良いでしょう。
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