にしし ふぁくとりー(西村文宏 個人サイト)

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「君が代」の曲の問題点

日本の国歌は「君が代」です。…が、私はこの曲が音楽の教科書に掲載されていたのを目撃した記憶がありません。(^^;;; 最近の音楽の教科書には載ってるらしいですが、私が義務教育を受けていた頃は、載せない方針な期間だったのでしょうね。まあ、音楽の教科書に載ってないからといって、全く知らなかったわけではありませんが。音楽の授業中に何度か習った記憶はあります。歌詞が現代語ではないので、意味はさっぱりですが。(歌詞は覚えてません。)

今、学校教育現場では、国歌斉唱をするかどうかでいろいろモメているようですね。基本的には歌うようですが。まあ、国歌として決まってんだから歌え、というのは別に構わんと私は思うのですけど、ただ、「君が代」の曲は私はあまり好きではありません。
その理由は、別に(よく議論されるような)君が代の歌詞の意味がどーたら、とかそういうものではなく...

ハ長調の曲なのにレで終わってるから!

まあ、「君が代」が作曲された時代は、西洋音楽なんかどうでも良かった時代だったのでしょうけど、どうしてもなんか終わり方が気に入らんのですよ!ハ長調の曲は、レで終わっちゃいかんでしょう。オリンピックとかで「君が代」が流れたとき、たぶん、世界中の人々が、「え?ここで終わり?」と思うに違いありません。(^^;)

ハ長調なのにレで終わったら、なんか中途半端な感じが残るのですよね…。
ハ長調なんだから、終わる音の可能性としては、ド・ミ・ソのどれかだと思うのですけど。レはあり得んだろうと。(^^;;;
まあ、レで始まってんだからレで終わってもいいじゃないか、という話もなくはないですが。

下図は、「君が代」の最後の2小節を抜き出した楽譜。
君が代 楽譜(最後の2小節)

最後、レで終わってるのが問題なので、これをうまい感じにするには、最後をドにすりゃいいわけですよ。(笑)
君が代 ドで終わる版

これでばっちり問題なくなります。(笑)
まあ、そう言ってみたところで、どうにもなりませんけどね。

「君が代」の歌詞の意味とか背景から「歌いたくない」という人はたくさん居るようですけど、「最後がレで終わってるから」というのを理由にする人は居ないんですかね?(^^;;;

ちなみに、「君が代」の楽譜は、Wikipediaに載ってます

ところで、うちの大学にも校歌がありますけど、さっぱり覚えてません。(笑) こっちの歌詞は現代語だから読めば意味はわかると思うのですけど。(笑)
もっとひどいのは高校で、卒業式の日に初めて、校歌が存在したという事実を知ったんだったような…。(笑)
最初に入学した小学校の校歌だけは、今でもなんとなく覚えてます。転校した先の小学校のは忘れたけど。^^;

コメント

作曲家の黛敏郎は、「君が代」はハ長調ではないと指摘し、同じく作曲家の芥川也寸志は、それでもなお「君が代」には音楽的に問題がある、としています。この議論を紹介する記事を書きましたので、よろしければご覧下さい。


君が代をめぐって―芥川也寸志と黛敏郎(前編)
http://ameblo.jp/x1wand/entry-10012091415.html

君が代をめぐって―芥川也寸志と黛敏郎(後編)
http://ameblo.jp/x1wand/entry-10012328390.html

投稿者 x1wand : 2006年05月12日 02:02

x1wandさん、こんにちは。

おもしろい記事のご紹介をありがとうございました!

ハ長調なのにレで終わってることの謎が分かったことと、レで終わってることをおかしい!と思う人が他にもたくさん居たということが分かったので、すっきりしました。(笑)

投稿者 にしし : 2006年05月12日 12:31

こんにちは、突然ですが失礼致します。
私としてはこの曲は雅楽調のメロディーで構成されているので西洋音楽的価値観で君が代を見るのは的はずれであると思います。

投稿者 Anonymous : 2006年05月19日 02:53

おっしゃるとおりです。西洋音楽ではないのだから西洋音楽の枠にはめて評価するのはおかしいでしょうね。上記のx1wandさんの記事にもそのことが書かれています。

ただ、客観的評価と個人の気持ちは別物で(^^;)、西洋音楽に慣れた私にとっては、やはり最後がレで終わるのはなんとも中途半端な気がしてしまうのです。(^^;;;

投稿者 にしし : 2006年05月19日 11:26

楽譜は便宜上ハ長調のように書いてありますが、ハ長調ではなくて日本古来の音階をベースにしていると思います。
ご存知のとおり「レミソラドレ」の音階ですから「レ」で始まって「レ」で終って当然だと思います。
ただ1箇所だけ「シ」が入っているのが少しおかしいですが。

投稿者 yama : 2009年02月27日 20:34

yamaさん、こんにちは。
1箇所だけあるという「シ」の音は、どんな経緯で入ったんでしょうかね?

投稿者 にしし : 2009年02月28日 02:25

にしし さん、こんにちは。
3年ぶりのコメントであるにもかかわらず、即反応があったのには非常に驚きました。
私も一般論で言っているだけで、その経緯は作曲者に聞かないとわかりません。
想像するのに、やはり西洋音楽の影響も受けているのではないでしょうか。
私も自分で歌ってみても(歌い慣れているせいもあるかもしれませんが)、その部分は「シ」以外の音では間の抜けたようになり、やはり「シ」が一番ピッタリとはまるような気がします。
余談ですが、日本の演歌は古来の音階をベースにしているのか「ドレミソラド」で、やはり「ファ」と「シ」がありません。
ところが、お隣の沖縄音階は琉球王国で発達した独自の音階「ドミファソシド」で、「レ」と「ラ」がありません。そのかわり日本音階には無い「ファ」と「シ」が入っています。
お隣でありながら、気候の違いか?また違った雰囲気の音階が発達したのは興味深いことです。
「ファ」と「シ」が入ることにより、音楽的にはまた新鮮に感じます。

投稿者 yama : 2009年03月02日 11:34

yamaさん、ご返信ありがとうございます。
現在、西洋音楽の表現(記載)に使われている五線譜では、[ド][ド#][レ][レ#][ミ][ファ][ファ#][ソ][ソ#][ラ][ラ#][シ]しか基本的には表現できませんよね。
君が代が作曲された時代も、現在と同じ五線譜に楽譜を書いたんですかね? であれば、本来は音階に存在しなかった「シ」が入れられたのも分かりますが。もし、五線譜ではない古来の書き方(どんなものかは知らないのですが)で書いたのだとしたら、おそらく音階に存在しない「シ」は表現(記載)不可能だったはずで、それでも「シ」が入れられることになった経緯がとても気になります。(^_^;)

投稿者 にしし : 2009年03月06日 12:46

にしし さんのおかげで勉強できます。
私も、うろ覚えで一般論を言っているだけで勉強不足がバレますが、調べてみますと雅楽で使われた「律旋法」によって作曲されていると思われます。
これには「上行形」と「下行形」があり、
「上行形」は前述のとおり「レミソラドレ」ですが、
「下行形」は「レシラソミレ」でした。
従って、メロディが下行してくるところですので、「シ」が入ってくることがわかりました。

投稿者 yama : 2009年03月06日 22:29

初めまして。自分のHPに「君が代」のMIDIを掲載しようと考えていて、この日記ページにたどり着きました。

いや、私としては、「ド」などで終わると、かえって進行上おかしいような気がします。で、一時期私は、最後のレから後奏・ト長調、ニ長調へと無理やり展開させて終わらせる、なんてなアレンジを試みていたのですが・・・。もうひとつしっくりきませんでした。

私が歌いにくいと感じるのは、むしろ、「千代に八千代に」の部分です。あれ・・・「ちよにーーやちよに」?「ちーよにーやちよに」? 何かそこだけリズムがおかしい(という音楽家もいます)ような気がいたします。そこだけどうしても歌えないので、私は、大体、口をつぐんでしまうのですよねえ(決して、左翼的見地から反対しているわけではありません)。

その音楽家によれば、さらに「さざれ石」の部分もおかしい、とか。で、その人は「さざれぇぇぇぇいしのぉ」とミソラーレドレのラからレにポルタメントすれば良い、とかおっしゃっています。うーーーん、ポルタメントしても、なあとか思うのですが。

中*の「義勇軍行*曲」ほど稚拙ではなく(小学校の校歌みたいなどと英語のコメントがありました)、ラ・マルセイエーズや北*鮮国歌みたいに勇ましくもなく、米*国歌・大*民国国歌「愛*歌」みたいに荘厳でもなく、ロ*ア連邦国歌(メロディーラインはソ*エトと同じ)みたいに明日への活力が湧き出るような歌詞でもないですが・・・。

うん、初版の君が代(フェントン作曲)に比べると、遥かにマシですよ。フェントン版を聞いた天皇(明治?後の大正?)が
「本当にあの歌を歌うのか?」とかなり否定的見解を述べたし、中田「メロディーの作り方」ではフェントン版を「悪いメロディーの見本」にもしています。

フェントン版(ちなみに原曲は全部二部音符!)を歌わされずに済んだ事を感謝しないといけないかもしれませんね(^^;

ちなみに、私の名前でググると、「永遠に何も~」というサイトにたどり着けると思います。私のHPですが、フェントン版がどれほどヒドイか、(掲載してありますので)聞いていただけるとありがたいと思います
(トップページ→MIDIの館→フェントン欄)。

投稿者 我門隆星 : 2010年10月01日 18:04

ドリア旋法だと解釈すれば一件落着。
私どっちかというと「なんちゃって左」だけど
この曲は世界にも誇れるシブ曲だとおもう
旋法使った国歌なんて世界中でもなかなか無いだろうし。

投稿者 Anonymous : 2010年11月02日 05:26

コメント数: 11件

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