行頭・行末なんでも追加・削除くん Ver 1.00
オンラインヘルプ 2003年1月6日版

行頭・行末なんでも追加・削除くん

はじめに

メインウインドウ(サムネイル) 「行頭・行末なんでも追加・削除くん」をダウンロードいただき、ありがとうございます。
このソフトウェアは、テキストファイルの各行頭・行末に指定した文字列を一括して挿入したり、各行頭・行末から指定文字数や指定文字列を削除したりする、テキストファイル編集ソフトウェアです。

操作手順

操作は、基本的には、「ファイルを読み込む」→「追加or削除内容を設定」→「実行ボタンをクリック」…の3手順で行います。

1. テキストファイルを読み込む

開くボタン 編集対象のテキストファイルを読み込みます。
読み込む方法は、次の4通りあります。どれでも同じです。
また、他のアプリケーションから呼び出されることができ、編集ファイルを指定した状態での起動も可能です。(※対応できるかどうかは、そのアプリケーション次第です。第1パラメータに編集ファイルのフルパスを与えるよう実装されていれば、問題ないでしょう。)

2. 追加または削除の設定を行う

タブ まずは、「追加」したいのか「削除」したいのかを選択します。
(a) 追加の場合
追加する場合は、「行頭への追加文字列」と「行末への追加文字列」を別々に入力します。 どちらか片方だけでも構いません。入力内容は履歴に残りますので、「履歴」ボタンから手軽に入力できます。
また、オプションとして、「空行を除外」や「指定文字列が既にある行は除外」の2つが指定可能です。
※「指定文字列が既にある行は除外」とは、例えば、「行頭への追加文字列」に指定した文字列が、既に行頭に存在する行へは、新たな追加は行わないようにするという指定です。 (行末も同様。「行頭への追加文字列」が行頭以外にある場合は除外対象にはなりません。)
追加設定領域
(b) 削除の場合
削除する場合は、「行頭」「行末」を別々に指定します。
指定できる内容は、「空白文字の削除」「指定文字数の削除」「指定文字列の削除(指定文字が存在した場合にその文字を削除)」の3通りです。
「空白文字」とは、半角スペースとTABのことです。
「指定文字数の削除」では、削除したい文字数(半角換算)を自然数(1以上の整数)で入力します。
「指定文字列の削除」では、直接文字列を入力して下さい。この際、「追加」の場合と同様に入力内容が履歴に残りますので、「履歴」ボタンから手軽に入力可能です。
また、「空行を削除」チェックボックスにチェックを入れれば、空行の削除も可能です。
最初は空行でなくても、行頭や行末から何かを削除した結果空行になった場合は、ここでの削除対象になります。
削除設定領域

3. 実行ボタンをクリック

実行ボタン 設定が完了したら処理を実行します。実行する方法は次の2通りです。 実行中は、進行状況を表すバーなどが表示されます。途中でやめるには、「中止」ボタンをクリックするか、[ESC]キーを押します。

なお、処理対象範囲は、追加の場合も削除の場合も同様に、「ファイル全体」「最初からカーソル位置まで」「カーソル位置から最後まで」の3通りから選択可能です。

その他の機能

次のような機能があります。

1. オリジナルファイル救済

救済ボタン 編集過程で変わってしまったファイルを、読み込み直後の状態に戻す機能です。
ツールバーの「救」ボタンをクリックするか、「ファイルメニュー」の「オリジナルファイル救済」をクリックするか、もしくはキーボードから[Ctrl]+[Alt]+[B]キーを押すことで機能します。
編集結果を保存した後でも、また「新規」ボタンをクリックして白紙にした後でも、この機能でオリジナルの状態を復元することができます。 (ただし、他のファイルを読み込んだ後では遅いです。)

2. 関連付け実行

関連付け実行ボタン 編集中のファイル形式に関連付けられたアプリケーションを起動して、編集中のファイルを渡す機能です。
ツールバー上のボタンをクリックするか、「ファイルメニュー」の「関連付けされているソフトウェアに渡す」をクリックするか、キーボードから[Ctrl]+[E]を押すと機能します。
たとえば、TXTファイルを編集中であれば、テキストエディタが起動しますし、HTMLファイルを編集中であればブラウザが起動します。(たぶん)
どのアプリケーションにも関連付けられていない形式(拡張子)のファイルを編集している場合は、何も起こりません。
なお、編集中の内容は先に保存しておかなければなりません。

3. 高速実行モード

実行中ダイアログ 追加処理や削除処理の実行中は、進行状況を示すバーなどが表示されます。
そのバーの下にある「高速処理」チェックボックスにチェックを入れると、進行状況などの画面書き換えを一切停止させることで、処理の高速化を図ります。
ただし、処理が完了するまで一切外部からの指示を受け付けなくなりますので、 ウインドウの移動・最大化・最小化ができなくなるのはもちろん、中止ボタンさえ押せなくなります。 その点に気を付けて下さい。
※非常措置として、100行処理するごとに強制的に外部からの信号を受け付けるように実装してありますので、 どうしても途中で中止したい場合には、「中止」ボタンの位置でクリックしてしばらく放置しておけば、そのうち止まります。 それよりも早く停止させたい場合は、Windowsの機能で強制終了させるしかありません。


使用上の注意

読み込むことができるファイルサイズは、最大100MBになっていますが、実際には処理能力の問題から、もっと小さなファイルでないと扱えません。 使用するパソコンのスペックなどによって増減しますが、約200KB(約5,000行)を越えると、処理速度の低下が目に見えて分かってくると思います。 1MBを越えるような巨大なテキストファイルを使って処理を行うと、もちろん待てば完了しますが、非常に時間がかかります。
巨大なファイルを扱いたい場合は、いくつかの細かなファイルに分割してから実行される方が良いでしょう。 もしくは、寝ている間に実行させるというのも1つの手です。

なお、空行を削除するだけであれば、比較的速く完了できます。

免責・著作権情報

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