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インストール前にやっておくべきポイント


Windows98の導入にあたって、インストール開始前に行っておくべきポイントなどを紹介しています。 (OSに限らず、ソフトウェアのインストール時にも言えることもあります。)
過去に、このページへアクセスして送られてきた質問の中で、多かったものについても、ここに記載しています。


全てのソフトウェアを終了しておく際の注意点
ソフトウェアのインストール前に、全てのソフトウェアを終了しておくのは常識です。
しかし、ソフトウェアには、メモリ中に常駐しているものもあり、ユーザ本人は、全てのソフトウェアを終了させたつもりでも、 実際には、いくつかのソフトウェアが動作しているという可能性も十分にあります。

OSではなく、普通のアプリケーションソフトであれば、それらの常駐ソフトが起動していても問題ないかも知れません。 しかし、OSのインストールでは、それらのソフトウェアが、インストールを阻害してしまう可能性があります。

常駐解除操作を行わなければならないソフトなど
まず、簡単に設定できるのに気づきにくいものとして、スクリーンセーバーがあります。
インストールには待ち時間が多くあります。スクリーンセーバーが起動しないように、スクリーンセーバーは無効化しておきましょう。 デスクトップの壁紙の上を右クリックし「プロパティ」を選べば設定できます。 スクリーンセーバーの種類を「(なし)」に設定し、省電力モードの設定もチェックを外して無効にしておきましょう。

次に、ウイルスチェックツールなどを利用している場合(「ウイルスバスター」や「ノートン」など)は、 それらも起動しないように設定しておく必要があります。
ディスク管理ツール系のソフトウェアは、Windows98では使えないものもあるかも知れません。もし使えないことが分かっているのであれば、 先にそれをアンインストールしておきましょう。
ウイルスチェックソフトの常駐解除方法が分からない場合は、いったんアンインストールしてしまうのも手です。

「Microsoft Office」やその関連製品を使っている場合は、Office関連の常駐ツールがWindows起動時に起動してしまいます。
他にも起動時に何らかのプログラムを常駐させるプログラムは多くあります。そういった起動時の常駐を防ぐ手段として、 起動時に「SHIFT」キーを押しっぱなしにしておくという方法があります。
起動時(壁紙が表示されてから起動処理が完了するまでの間)、ずっと「SHIFT」キーを押しっぱなしにしておけば、 スタートアップに登録されたプログラムは、全て実行がキャンセルされます。この方法で、常駐するのを防いで下さい。
一番良いのは、スタートアップから一時的に外してしまうことですが…。
常駐プログラムの確認方法
常駐するソフトの場合、タスクトレイ(時刻が表示されている部分)の中にアイコンが見えるものがあります。 その場合、そのアイコンをクリックしてメニューを出せば常駐を終了できるものも多いと思います。
音量調節のためのスピーカーアイコンと、日本語入力のためのアイコンは、常に表示されるものであり、 これらの常駐解除はできません。これらは、そのまま放置していて問題はありません。(Windowsシステムの一部だと考えて下さい)
それ以外のアイコンがある場合、終了させなければならない場合があります。(できるだけ終了させた方が良いと思います。)

常駐しているが、ユーザが直接操作をする必要のないソフト(プログラム)の場合は、アイコンがタスクトレイなどにも表示されないものもあります。 (先の「Microsoft Office」関連のプログラムもそうです)そういった、デスクトップ上で確認できない常駐プログラムの存在確認は、 [CTRL]と[GRPH(ALT)]と[DEL(Delete)]の3つのキーを同時に押すと確認できます。(必ず押すのは3つ同時に1回だけにして下さい。 2回押してしまうと、強制的にリセットがかかってしまう可能性が高いのです。)
これは、本来は、実行中のソフトウェアを強制的に終了させるための機能です。 このウインドウで起動しているプログラムの一覧ができますし、終了させることも可能です。
ただ、「Systray」や「Explorer」などは、システムの一部ですから終了させてはいけません。 間違って操作するとシステムを停止させてしまう可能性もありますので操作には注意が必要です。明らかにシステムではないと分かっているもの以外には触れないのが良いでしょう。

大切なデータはバックアップを忘れずに
Windows98になって、以前よりもインストールが失敗した際の対策は優れているようですが、それでもやはり、自分でバックアップを取っておくことは重要です。 MOやPDやZIPなどのリムーバブルメディアや、Windows98をインストールしないドライブへコピーしておきましょう。
自作のデータの他に、メールのアドレス帳などのバックアップもお忘れなく。
アプリケーションの設定ファイルが分かるのであれば、それらも保存して置いた方が良いでしょう。 また、特に通信ソフト系の設定は、たとえ設定ファイルをバックアップできなくても、メモを取っておく位のことはしておけば万全です。
肝心のデータは、どこにある?
バックアップを取れと言われても、自分の作った様々なデータは、一体どこに格納されているのか分からない場合もあるでしょう。 そう言う場合は、スタートメニューの中の「検索」を使います。

[スタート]→[検索]→[ファイルやフォルダ]とメニューを移動して検索ウインドウを出します。
そこで、[その他]タブをクリックすると、探し出すファイルの種類を指定できるようになります。 ここで、目的のソフトウェア名を選択してから検索すれば良いのです。

注意点として、[探す場所]項目に「マイコンピュータ」を指定し、「サブフォルダも探す」項目にチェックを入れておかなければ、 ハードディスクの全域を探してくれないという点があります。注意して下さい。

ハードディスクに十分な空き容量を確保
インストールの方法やインストール先のドライブ情報にもよりますが、インストールには、400MBは必要です。 (詳しくは、インストール情報のページをご参照下さい。)
しかし、400MBというのはあくまでも最低容量の話です。 作業領域を多く確保しておくためにも、700MB程度は空いている方が良いでしょう。
Windows98がインストールされるドライブは、使用していく上で、様々なアプリケーションソフトのデータが格納されます。 ですから、インストール時に空き容量ぎりぎりだと、あとからソフトウェアをインストールする際に問題が出てきます。 この、Windows98インストール前に空き容量を確保しておくようにしましょう。
空き容量が少ない場合
空き容量が少なくて、700MB程度は難しいという場合は、もし、ノートンユーティリティーズなどのディスク管理ツールを持っているなら、 そういったシステムに深く関与するようなツールをアンインストールしてしまいましょう。
そういったソフトは、アンインストールしておく方が安定したWindows98へのアップグレードが望めますし、 アンインストールすることで空き容量も増えるでしょう。ウイルスワクチンソフトなども同様です。

※注意※「ノートンユーティリティーズ」がWindows98のインストールにどのような影響を与えるのか(もしくは与えないのか)は、未確認です。 詳しくはシマンテックのホームページなどで調べて下さい。また、今存在するノートンユーティリティーズがWindows98対応なのかどうかも未確認です。
(ご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひメールでお教え下さい。)

パソコンの機種ごとに特別な事前作業がある可能性もあります
パソコンによっては、BIOSのアップデートという作業を行わないとWindows98の導入ができない機種も存在します。
これは、各パソコンメーカーに直接調べるしかありません。各社ともホームページに情報を掲載しているはずです。

Microsoft社のホームページの中に、各パソコンメーカーへのリンクを用意しているページがあります。 このページでお使いのメーカーを探して調べて下さい。
※「ハードウェアメーカー各社 Windows98アップグレード技術情報」
http://www.microsoft.com/japan/win98/THLLINK.htm

なお、次のサイトにもパソコン本体メーカー各社へのリンク集があります。こちらもご利用下さい。
※「All About Japan - ノートパソコン ガイドサイト」
All About ノートパソコン

もし、BIOSのアップデートが必要だということになった場合、各メーカーの指示に従ってアップデート作業を行わなくてはなりません。 その場合は、くれぐれも慎重に作業を行って下さい。BIOSはパソコン本体の脳味噌のようなもので、それをいじるわけですから、 失敗すると修理に出すしか方法が無くなる場合もあります。

全ての資産は、Windows98で利用可能なのか
大部分のソフトウェアは、問題なくWindows98上で使用できると思いますが、一部にはWindows98では動作できないものもあります。
パソコンで主に利用するソフトウェアが確実にWindows98でも利用可能なのかどうか、各メーカーのホームページなどで調べておいた方が良いかも知れません。
調べておいた方が良いのは、主にディスク関連ユーティリティやウイルス対策ソフトなどの、システム深層に関与するようなソフトウェアです。

ソフトウェアの問題だけではなく、今接続している周辺機器がWindows98で利用できるかの方が重要でしょう。
大部分のメーカーは、Windows98に関する情報提供のページを設けているはずですから、そこで確認するのが良いと思います。 もし、Windows98用の新しいデバイスドライバが公開されていれば、ついでにダウンロードしておくと便利です。

次のサイトにパソコン関連会社へのリンク集があります。(周辺機器メーカー以外のメーカーも含む総合リンク) こちらのページもご利用下さい。
※「All About Japan - ノートパソコン ガイドサイト」
All About ノートパソコン

Windows98で標準サポートされるリムーバブルメディアなどは、特に確認する必要はありません。

本家本元、マイクロソフトの発信する情報
Windows98の製作会社であるマイクロソフトも、もちろんWindows98に関する様々な情報を公開しています。 (このサイトの情報源の一つでもあります)
直接このサイトを読めば、求めている情報が見つかるかも知れません。このページも活用しましょう。
※「Microsoft Windows98アップグレードインフォメーション」
http://www.microsoft.com/japan/win98/win98sup.htm

アップグレードに関する注意点なども多く掲載されています。
メーカーホームページ
NEC http://www.psinfo.nec.co.jp/win98/
IBM http://www.ibm.co.jp/pc/win98/index.html
富士通 http://www.fmworld.ne.jp/win98/taiou.html


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