にしし ふぁくとりー

レジストリ編集法

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更新 : 1998,11,28.

●レジストリの基本構造




レジストリエディタを起動してみると、最初に分かることですが、レジストリ内部は大きく分けて、6個の領域で構成されています。 この6個の領域のことを「ルートキー」と呼びます。これらのルートキーは、その階層以下に記述された内容が、システムのどんな部分に影響するものかという点で分けられています。 以下に、この6個のルートキーの扱う内容について簡単に説明します。

※レジストリエディタは、起動して内容を表示させる分には問題ありません。起動するだけでレジストリが書き変わったりはしませんので、とりあえず起動させてみて下さい。 レジストリのバックアップ(※後述)をするにも、これを起動させないことにはできません。(厳密にはできますが。)

HKEY_CLASSES_ROOT

この階層には、Windowsで扱う全てのファイルの種類についての設定が主に格納されています。 ここを操作することで、ファイルのアイコンや、右クリックメニューの設定が変更できます。

HKEY_CURRENT_USER

この階層には、現在のユーザが設定した情報が格納されています。「現在のユーザ」というのは、Windowsでは、複数の利用者が存在可能で、それぞれ利用者ごとに別々の設定を行うことができるので、 「今使っているユーザ」という意味です。(利用者が複数いても、起動時にIDとパスワードを入力させるなどして、システム側に利用者が異なることを伝えない限り、同一ユーザとして扱われます。)
アプリケーションの設定は、この階層下の Software 階層に格納されています。

HKEY_LOCAL_MACHINE

この階層には、デバイスドライバや、接続されているハードウェアに関する設定が格納されています。 ここに格納されているデータは、使っているパソコン自身の設定ですから、全ての利用者に共通の設定となっています。 この階層下の SOFTWARE 階層にもアプリケーションの設定が格納されています。 また、 System 階層には、Windowsの起動時にロードするドライバなどの情報が格納されています。

HKEY_USERS

この階層には、ユーザ別の設定が格納されています。多くの人は、この階層下には、 .Default という階層しか存在しないと思いますが、Windowsを利用者別に管理して利用している場合は、 この階層下には、ユーザ名の階層が設置され、それぞれにユーザ別の設定が格納されます。 ここに .Default という階層しかない場合は、そのシステムは、全ての利用者が同一の設定で利用しているか、利用者が1人しかいない場合であると言えます。 なお、複数のユーザをIDで管理して使っている場合は、 .Default 階層の情報は、新規ユーザの標準設定として利用されます。

HKEY_CURRENT_CONFIG

この階層には、現在のユーザのハードウェア設定などの情報が主に格納されています。 (あまり編集の対象にはならないと思います。)

HKEY_DYN_DATA

この階層には、デバイス関係の情報が格納されているようです。まず、この階層を編集することはないでしょう。(編集どころか、参照することもないでしょう。)



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レジストリの編集は、操作を誤ると危険です。バックアップを取ってから行いましょう。
ここでご紹介している方法は、自己責任でお試し下さい。(^^;)