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レジストリエディタで、レジストリの全てを見ることができますが、このレジストリの正体は、WindowsやMS-DOSなどから操作可能な、普通のファイルです。
おそらく、多くの環境では、安全のために不可視に設定されていると思いますので、エクスプローラなどで見ることは(エクスプローラの標準設定では)できません。(後述)
さて、このレジストリの正体は、Windowsフォルダ内に存在する SYSTEM.DAT と USER.DAT の2つのファイルです。
この2つのファイルで、Windows全体のレジストリを保存しています。
簡単に、レジストリ全体のバックアップを取りたい場合は、この2つのファイルを別名で保存しておけば良いことになります。
ただし、この方法は、レジストリエディタを用いてバックアップ保存するのとは、できることが違ってくるので注意が必要です。
バックアップの具体的な方法は後述しますが、レジストリエディタを用いてバックアップを保存した際は、レジストリエディタを用いて、その保存したレジストリを読み込むことが可能です。
その際、重要なのは、「レジストリ全体を置き換える」のではなく、「現在のレジストリに、保存していたレジストリを書き足す」という形で読み込まれる点です。
レジストリの正体である2つのファイルをバックアップしておいて、それを現在のファイルに上書きすると、当然、「現在の設定」は全て消去され、その2つのファイルが保存された時点でのレジストリが再現されます。
この違いをしっかりと認識した上で、用途に合わせてバックアップを取るようにして下さい。
さて、この SYSTEM.DAT と USER.DAT は、隠し属性が付加されているので、そのままでは見えません。もちろん、このファイルの属性を変更してはいけません。
エクスプローラで、隠し属性の付いたファイルも表示できるように設定しましょう。
エクスプローラを起動して、メニューの「表示」→「オプション」を選択して、「全てのファイルを表示」の方をクリックして「OK」ボタンをクリックします。
以後、システム関連のファイルなど、全てのファイルを見ることができます。(Windows98では、この方法だけでは「Windowsフォルダ内」が見えない可能性があります。)
もちろん、このレジストリの正体であるファイルを、コピーしたりしないのであれば、このような設定は不要です。安全を重視するなら、この設定は行わなくても良いでしょう。
(しかし、今後、様々なカスタマイズを行っていくのであれば、この設定は必須の設定であるとも言えます。)
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ここでご紹介している方法は、自己責任でお試し下さい。(^^;)
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