にしし ふぁくとりー:西村文宏 個人サイト

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Sakura Scope (2018年07月)

ちょっと倒錯気味な、ただの日記です。(^^;)
これはやばいと思われた場合は、お早めに閲覧を中止されることをお勧め致します。

Thunderbirdで「差出人名+署名」を複数個登録して切り替えて使えるようにする設定方法

メーラのThunderbirdでは、複数のメールアドレス(メールアカウント)を登録して使い分けることもできますが、1つのメールアドレスに対して複数の「差出人名+署名」を登録しておいて切り替えて使うこともできます。

同じメールアドレスでも、差出人名(=たいていは件名や受信日時などと並んで表示される送信者名)や署名(=メール本文の末尾に挿入する文字列)は、複数種類を登録しておいて使い分けたいケースが多々ありますよね。
たとえば、

  • 「日本語の差出人名+日本語の署名」と「英語の差出人名+英語の署名」の2種類を作って、送り先によって使い分けたい
  • 「本名の差出人名+ビジネス用の署名」と「ハンドルネームの差出人名+ネット用の署名」の2種類を作って、メールの用途によって使い分けたい

とか、いろんなケースがあると思います。

Thunderbirdのアカウント設定画面では、一見すると差出人名や署名の入力欄は1つずつしかないように見えてしまいます。しかし、複数個の差出人名や署名などを登録できる画面が、ちょっと離れた別の場所に用意されています。
その機能を使って複数の「差出人名+署名」を用意しておけば、新規メールの作成画面にある差出人欄をクリックすることで、その都度どの差出人名+署名を使うかを選べるようになります。

以下は、その設定方法の解説です。
ここでは、Windows版Thunderbird 52.9.1の画面イメージを掲載しています。そうそうバージョンが離れていなければ、似たような操作方法で設定できるでしょう。

【目次】


Thunderbirdで1つ目の署名を設定する場所

まずは、1つのメールアカウントに対して1つ目の「差出人名+署名」を設定する方法を紹介しておきます。複数個の「差出人名+署名」を登録する場合(後述)でも、この画面を経由して設定することになりますので、1つ目の情報は登録済みだという場合でも、とりあえず下記のように操作(画面を移動)してみて下さい。

1. アカウント設定を開く

まず、アカウント設定ウインドウを開きましょう。
Thunderbirdのメニューバーを表示している場合は、「ツール」→「アカウント設定」をクリックします。(下図)
もしくは、ツールバー右端のハンバーガーボタン(三)を押して、「オプション」→「アカウント設定」をクリックします。

Thunderbirdのメニューから「ツール」→「アカウント設定」をクリック

※Thunderbirdのメニューバーは、たぶん標準では表示されていないと思いますが、ツールバーを右クリックして「メニューバー」にチェックを入れれば、常時表示されます。個人的には常時表示させるのが好みです。(^_^;)

2. 設定したい対象アカウントの設定ページを開く

すると、「アカウント設定」というタイトルのウインドウが開きます。
このウインドウには左端にメニュー項目が並んでおり、その右側には(左側で選択した項目に対する)設定項目が表示されます。

ここで、左端のメニューから「設定したい対象アカウント名」の項目(太字で表示されている項目)をクリックします。(登録されているメールアカウントが1つしかない場合は、最初からそれが選択されている状態かも知れませんが。)

Thunderbirdのアカウント設定ウインドウ

ここで、右側を見ると「既定の差出人情報」という枠の中にいくつかの入力項目があります。
このうち、

  • 「名前」欄が、メールの受信者に表示される差出人名。(上図の黄色矢印)
  • 「署名編集」欄が、メール本文の末尾に挿入される署名。(上図の緑色矢印)

です。
ここを編集することで、新規メール作成時にデフォルトで選択・入力されている「差出人名+署名」を作れます。

画面では、「既定の」とわざわざ記載されている通り、デフォルトの登録情報1つだけしか編集できません。
2つ目以降の「差出人名+署名」を登録するには、別の操作が必要です。


Thunderbirdで2つ目以降の署名を設定できる場所

次に、2つ目以降の「差出人名+署名」を設定する方法を紹介しておきます。複数個の「差出人名+署名」を登録して使い分けたい場合には、上記の操作に続けて、以下の操作をします。

3. 差出人情報を管理ボタン

手順2で表示させた画面の右下の方を見ると、下図の橙色矢印で示したように、「差出人情報を管理」というボタンが見えます。

※もし狭い画面で見ている場合は、ウインドウを下方向にスクロールしないと見えない可能性があります。

Thunderbirdのアカウント設定ウインドウ右下

そのボタンを押します。

4. 差出人情報管理ウインドウ

すると、「このアカウントの差出人情報を管理します」という下図のような小さなウインドウが表示されるはずです。
ここで「追加」ボタンを押せば、2つ目以降の「差出人名+署名」を登録できます。いくつでも必要なだけ追加できます。

Thunderbirdの差出人情報管理ウインドウ

上図の赤丸で示したボタンを押すと......

5. 2つ目(以降)の差出人名や署名などを追加登録する

下図のように、2つ目の差出人名や署名などを入力するウインドウが開きます。ここに、2つ目以降の差出人名や署名を入力します。なお、差出人情報以外にも、その他のオプションも個別に設定できます。

新しい「差出人名+署名」の入力ウインドウ

以上のようにして複数の「差出人名+署名」を登録すると、新規メールの作成時には、「差出人」欄をクリックすることで、どの「差出人名+署名」を使って送信するのかを選べるようになります。


Thunderbirdで署名の挿入位置を「引用部の上」に変更する設定方法

さて、新規メール作成時には気にならないのですが、届いたメールに返信するときには、署名の挿入位置が気になります。
Thunderbirdのデフォルト設定では、返信時の署名は、「相手のメール本文を引用した部分の後」に挿入されます。つまり、「本文→過去の引用→署名」の順ですね。
どうも、メールの国際的な規格のようなものでは、そういう動作が望ましいことになっているっぽいですが、個人的には気に入りません。(^_^;)

返信時のメール本文は、「本文→署名→過去の引用」の順序で並んで欲しいです。

Thunderbirdでは、署名の挿入位置をそのように変更することもできます。
その設定方法は、下記の通りです。

1. アカウント設定を開く

先程と同様に、「アカウント設定」ウインドウを開きます。
Thunderbirdのメニューバーを表示している場合は、「ツール」→「アカウント設定」をクリックします。
もしくは、ツールバー右端のハンバーガーボタン(三)を押して、「オプション」→「アカウント設定」をクリックします。

2. 設定したい対象アカウントの設定ページを開く

左側のメニューから、設定したい対象アカウントに属している「編集とアドレス入力」項目をクリックします。
すると、下図のように見えます。

Thunderbirdの「アカウント設定」→「編集とアドレス入力」画面

ここで、「署名を挿入する位置」という項目があるので、そこのプルダウンメニューをクリックして、「返信部の下(引用部の上)」に切り替えます。
これで、メール返信時でも自分の署名は自分の書いた本文の直下に表示(挿入)されるようになります。

めでたし、めでたし。

補足

なお、この操作をして署名の挿入位置を切り替えるよりも前に複数個の署名を作成済みだった場合は、それぞれの署名に対して同様の操作をしないといけないので注意して下さい。ちょっと面倒です。(^_^;) 2つ目以降の署名を編集する画面で、「編集とアドレス入力」というタブをクリックして、上記で紹介したようにプルダウンメニューを切り替える必要があります。

複数個の署名を登録するよりも前に、まず、署名の挿入位置設定を変更しておく方が楽でしょう。^^;

心療内科のウェブサイトを作った話

心療内科・精神科クリニックの案内ウェブサイトをWordPressベースで構築

加古川市の心療内科・精神科 とよだクリニック昨年から今年にかけて、加古川市にある心療内科(精神科)クリニックのウェブサイトを作りました。医療関係のウェブサイトを作ったのは初めてだったので、いろいろ楽しい構築作業でした。
加古川市の心療内科・精神科 とよだクリニック
レスポンシブWebデザインを採用して、PC・モバイル両対応になっています。

既に納品済みなので私の手は離れているサイトですが。
ウェブサイト全体は、WordPressベースで構築してあります。そのため、各種の更新作業は、サイト所有者さん側がブラウザ上で簡単にできるようになっています。
なので、特に更新作業のようなメンテナンスは引き受けておらず、完成版を納品して終わりです。(もちろん、依頼されれば更新作業もお引き受けしますが。)

WordPressだとWYSIWYG編集でもソース編集でもどちらでもできるので、サイト所有者さんのスキルに応じて自由に更新できるところが良いですね。
WordPress本体を少し改造して、全ページにあるヘッダやフッタのような共通部分や、診療時間表のような共通箇所は、それぞれ独立した「パーツ」としてWordPress上で選んで更新できるように作りました。
基本的な部分は、専用の「WordPressテーマ」を作ることで構築してありますが、そういう共通部分を更新するためだけに、自力でテーマファイルを編集して頂くというのはちょっとハードルが高いと思いますので。
WordPressはそういう改造が簡単にできるところも良いです。

このウェブサイトに関しては、外観というかデザインそのものをお褒め頂くこともありましたが、それは私の成果ではなく、一緒に組んで仕事をして下さったデザイナーさんの成果です。(^_^;)
やはり、デザイン能力を売りにして活躍しているデザイナーさんと組んで仕事ができると、見栄えの良いウェブサイトが作りやすくて大変ありがたいです。

基本的には心療内科クリニックの案内情報を掲載しているサイトですが、読み物として「病気と薬の話」コーナーがあり、心療内科で扱われる病気や薬についての解説ページが多々あります。ぜひ、覗いてみて下さい。
たくさん情報をお送り頂けたので、小見出しに分類しつつ掲載作業をしていながら読んで興味深かったです。

心療内科と精神科

同種の診療名称として「心療内科」と「精神科」がありますよね。たぶん、全く同じというわけではなくて何らかの違いはあるのだと思いますが。Google Trendsで調べると、全国的には「精神科」の方がやや検索数が多いんですね。
でも、兵庫県だけのデータを見ると、心療内科:51%、精神科:49%で、心療内科の方が多くなっていてちょっと悩ましいですが。(^_^;)
「精神科」よりも「心療内科」の方が検索ボリュームが大きくなっている都道府県は、全国で愛媛県・広島県・兵庫県だけでした。あと、同数という都道府県もありましたが。(そこまで詳しくは見ていません。)

この微妙な差はどこから来るんでしょうかね。
クリニックの名称に「使われやすさ」みたいなのが地域で異なるのか、クリニック側は関係なくて何か人々が認識する用語に差が出る要素があるのか。^^;
※Google Trendsで分かるのは、あくまでも検索数の差です。

加古川

加古川というのは、兵庫県にある市(加古川市)と川(加古川)と駅(加古川駅)の名前です。
クリニックへのアクセスページを作っていて知ったんですが、JR神戸線の加古川駅って結構大きな駅だったんですねえ。
西明石と姫路の中間あたりにある駅ですが。
ホームは6本あります。JR神戸線の姫路方面(1~2番線)、大阪方面(3~4番線)、JR加古川線(5~6番線)で、神戸線の新快速電車も停車するようです。

地図でクリニックの位置を確認すると、駅とクリニックのあるビルはほんのすぐ近くなんですよね。
もしかしてクリニックの窓から加古川駅が見えるんじゃないかな、と思って「窓から駅の写真が撮れそうなら撮って欲しい」とお願いしたところ快諾して下さいまして、写真も掲載できました。
やはり「駅のすぐそばですよ」というのは、写真を見せるのが一番分かりやすいと思いますからね。

昔々、姫路方面に友人が住んでいたことがあったので、もしかしたら加古川駅は在来線で1度くらいは通ったことがあるかも知れないんですが、記憶にはありません。(^_^;)
友人の家は、JRよりも山陽電鉄の駅に近かったので、行くときには阪神電車(特急は山陽電鉄と直通運転)で梅田から移動することばかりだったので。

というわけで、加古川市の心療内科クリニックのウェブサイトを作った話でした。

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