15時30分54秒 [日々の生活]
コロナ禍が始まった昨年の春頃(2020年4月頃)から、宅配ボックス等の準備がなくても印鑑不要+対面不要で受け取れる「置き配」が始まりました。当初は、無言で置き去ってくれるわけではなく『宅配の際に、インターホンで家主が「玄関前に置いといてくれ」などと言った場合に限ってハンコの押印を省略して指定の場所に置いてくれる』という方法でした(なので不在だったら持ち帰られていました)が。その辺の話は昨年の記事「ゆうパックもクロネコも、宅配ボックスがなくても印鑑不要で置き配にしてくれる」で書きました。
しかし、今ではチャイムを鳴らさずに無言で置き去ってくれる方法も採れます。在宅である必要はないようです。とはいえ、そのためには「置き配を希望している」という意思表示が必要です。クロネコの場合は、その意思表示がネット上で事前にできるEAZYという仕組みを用意していますが、すべての配送に有効なわけではありません。郵便局(ゆうパック)はネット上で手軽に意思表示する仕組みはなさそうです(書面で事前に依頼書を出しておくことで置き配を指定する方法はありますが)。
しかし、どちらの場合も、玄関先に「置き配を希望する意思」さえ表示していれば、チャイムを鳴らさずにそのまま置き去ってくれました。
以下はその話。
Amazonの荷物をクロネコが配送する際には、EAZYで指定しておくと指定位置に置き配してくれる仕組みがあるのですけども、指定位置の選択肢に「郵便受け」がないのですよね。まあ、普通クロネコに対面配送が依頼されるような荷物は大きいので当然といえば当然なのですが。理想的なのは、「荷物が小さければ郵便受けに、大きければ扉の前に置いてくれ」的な条件指定ができることなんですけども、さすがにそういう機能はありません。
Amazonは、郵便受けに入るサイズの荷物(しかも価格も安い物品)を「通常配送」指定で注文していても、何故か宅急便で送ってくることがあります。そういう小さな物体は扉の前とかに置かれるよりも普通の郵便と同じように郵便受けに入れてくれる方がありがたいです。風にも雨にも守られますし。それに、配送担当者にとってもその方が楽で良いでしょう。
というわけで、そういう意思を表明すべくドアホン(玄関のチャイム)の下に貼り付けておく葉書サイズの掲示を花子で作ってみました。
※右上と右下の絵はいらすとやから拝借したもので(郵便局の車、箱を置く配達員)、クロネコロゴは公式サイトからコピーしたものです。
先日注文した小さな商品が(Amazon上では日付指定やお急ぎ便ではなく「通常配送」を指定したのに)宅急便で発送されてしまいました。しかし、中身はほんの数センチ角の小物1つなので、おそらく封筒サイズの小さな梱包で届くだろうと予想できました。そこで、上図を葉書サイズの紙に印刷してPPクリアシートに入れてからドアホンの下に貼ってみました。
すると、クロネコ配達員さんは意図通り(チャイムは鳴らさずに)郵便受けに入れるだけに留めて下さいました。ありがたいです。この掲示をぱっと見て私の意図を把握して頂けるかどうかを心配していたのですけども、大丈夫だったようです。^^;
※それはそれとして、Amazonもヨドバシのように配送方法として明示的に「メール便」を指定できる仕様になってくれると良いのですけどもね……。もっとも、ヨドバシの場合は逆に、明らかにメール便で大丈夫な商品でも時々メール便が配送選択肢に出てこない場合もありますけども。
クロネコのEAZYだと、配送が完了したらシステムからメールで連絡が届きますから、玄関のチャイムを鳴らされなくても(メールさえ受信できれば)分かります。
EAZY非対応の配送だった場合にどうなる規則になっているのかは分かりませんが、ここ1年間では(※注:ドアホンには何も掲示せず、ただ玄関の真横にだけ掲示をしていた場合)、「無言で置き配してくれる」場合と、「チャイムを鳴らして『置いておきましたよー』とだけ言われる」場合とがありました。この辺は配達員さんによっても対応が異なるのかもしれません。回数としては後者の方が多かった気がします。どちらにせよ対面(と押印)は不要です。
郵便局(ゆうパック)には、EAZYのようなネット上で置き配の意思表示と場所指定をその都度指定できる仕組みは今のところなさそうですが、事前に書面で「指定場所配達に関する依頼書」を提出している等の条件を満たせば置き配にしてくれる仕組みはあります。ただ、これは置き場所を事前に申告しておかないといけない上に、その書類を郵便局に提出しておかないといけない仕様なので、「1配送ごとに指定」できるわけではありません。ちょっと面倒な上に自由度も低そうですね。なので、私は手続きしていません。
しかし、先の掲示を出しておいたところ、ゆうパックの配達員さんも無言で置き配にしてくれました。(^_^;;;
郵便局では昨年春からコロナ対策として、インターホン等で希望を述べれば指定場所に置くだけで押印を省略してくれる方針になっています。なので、ドアホンに貼ってある掲示を「インターホン等で置き配の希望を述べた」に等しいと解釈してくれたのかもしれません。
ゆうパックが置き配されたときには、「指定場所配達のお知らせ」という紙が郵便受けに入っていました。置き配を完了した際に、それをお知らせする文書を残す規則になっているようですね。下記の写真がそれです。正確には、いつも使われている不在票に「指定場所配達のお知らせ」というシールが貼られて郵便受けに入れられていたのですけども。
「指定場所配達のお知らせ」というシールはもちろん印刷ですが、不在票の宛名と差出人名部分は手書きだったので、配達員さんにとってはもしかしたらさほど楽ではないのかもしれませんが……。しかし、対面せずに済む衛生面での安心はありそうな気はしますし、家主がなかなか出てこない……というような無駄な待ち時間を確実になくせるメリットはあるでしょう。
※なお、この掲示がない状態で、インターホンで「扉の前に置いておいて頂けますか」と言ったときには、特に「指定場所配達のお知らせ」という紙は入れられず、ただ置いて帰ってくれるだけでした。(なので、ゆうパックの配達員さんにとって一番楽なのはその方法かもしれません。^^;)
「コロナ禍で配送荷物の総量は増加しているが、置き配が増えたことで配達効率は向上していて現場の負荷はそこまで高まっていない」というような報道を、数ヶ月前くらいにどこかで目にした気がします。
受け取る側としても、いちいち対面して押印するような手間を省いて置いておいてもらえる「置き配」の方が楽で良いでしょう。ものの数秒で盗まれるような、よほど治安の悪い場所に住んでいるのでない限りは。(そんな場所が国内に存在するのかどうかよく知りませんが。) これで盗難が問題になっていたら各社で制度が見直されているでしょうから、おそらく問題はないのでしょう。
マンションの廊下のように、複数の人間が行き来する可能性の高い場所に長時間放置するのは少々問題かもしれませんが。一戸建てなら、あまり気にしなくても大丈夫ではないかな、と思います。もちろん、配達時間帯には常に玄関方面に気を配っておいて、届いたらすぐに回収しますけども。ただ、それは別に盗難を警戒しているわけではなくて、単に早く欲しいからです。(^_^;)
そんなわけで、最近はクロネコでも郵便局(ゆうパック)でも、置き配を希望する意思表示さえしておけば、チャイムを鳴らさずに荷物を置き去ってくれる、という話でした。
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