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No.4030 - 今日のひとことログ

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■LOG No.4030

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No.4030 〔949文字〕

日本国内には既にアストラゼネカ製のワクチンが3,000万回分あると思っていたのだが、そうではなかったっぽい。台湾に提供した124万回分が、なぜ124万回分なのかが気になっていたのだが、国内にある全量がおそらく124万回分なのだろうと先の記事に書かれていた。アストラゼネカ社とは1億2千万回分の契約が済んでいて、そのうち9千万回分は日本国内の提携工場で製造するという話なので、輸入で調達する分量が3,000万回分ということだ。この3,000万回分のことを指して「確保済み」と呼んでいたのだろうか。よく考えれば、ファイザー製ワクチンもモデルナ製ワクチンも日本の全人口に2回打てる量は「確保されている」と報道されているけども、それは「いま国内に全量がある」という意味ではないものな。そもそもワクチンには使用期限があるので、いま全量が国内にあっても困るだろう。今の日本の接種速度だと、全量が今あったら有効期限内に使い切れないだろうし(ファイザーのワクチンの使用期限は製造後6ヶ月らしく、医療関係者向けに調達したワクチンの中には6月末で期限が来るものもあるっぽい。アフリカではせっかく調達したワクチン2万回分を期限切れで廃棄したという報道もあった)。「確保済み」という表現は、「そのうち輸入されてくる量」を含んでいるのであって「国内に存在する量」というわけではないのだ。しかし、「国内の提携工場で製造する分」は含んでいないわけだが。それを「確保」の範疇に含まないのは、まだ製造していないことが明らかだからだろうか? 輸入する分については、製造済みなのかどうかが明らかではないから(もしくは製造の責任が日本側にないから)物理的に存在するかどうかに関係なく「確保済み」と言っているとか……? 日本国内で製造するアストラゼネカワクチンはベトナムにも提供するらしい。既に製造は始まっているようなので、国内での使い道がないまま放っといたら順次有効期限が来てしまうわけだから、外国に提供するのは良いことだ。台湾にも順次もっと送られるのだろう。国内向けの施策としては、接種速度がもっと向上できると良いのだが。人が足りないのはどうしようもなさそうな気もしないではないが、予約システムの非効率さはもうちょっと何かできるだろう。
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