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Fumy Tiny URL Redirector : Update Log

  • 2016年09月04日 Ver 2.0.0 公開: ウェブ上から登録/修正できる機能を追加。転送キーワードの自動生成機能を追加。文字コードをUTF-8に。
  • 2006年11月07日 Ver 1.00 公開: 初公開。

CGIの紹介

Fumy Tiny URL Redirectorのサンプル動作画面

自分専用の短縮URL生成転送サービスが作れるフリーCGI

  • 「Fumy Tiny URL Redirector」は、自サイトに設置することで自分専用の短縮URL生成転送サービスが作れるフリーCGIです。自分の独自ドメイン等を使って短縮URLを生成したい際に使えます。
  • あらかじめ登録しておいた転送キーワードを使って、指定のURLにリダイレクトできます。転送キーワードは自分で指定できるほか、ランダムな文字列を自動生成することもできます。
  • リダイレクト先は複数登録できます。(登録数に上限はありません)
  • HTMLのmeta要素を使ったリダイレクトと異なり、ブラウザにリダイレクトの痕跡を残しません。 リダイレクト処理は一瞬で行われ、ブラウザの履歴にも残りません。

長いURLを短いURLに変換して紹介したいときに

  • このCGIを使えば、長いURLを短いURLに変換できます。メール上や掲示板上など、あまり長いURLを書きたくない場所にURLを記載する場合に便利に活用できます。

頻繁に変化するURLへの固定的なURLを提供可能

  • URLが頻繁に変更される箇所へリンクを張りたい場合にも活用できます。 頻繁に変更されるURLをこの「Fumy Tiny URL Redirector」に登録しておき、実際にリンクを張る際にはこの「Fumy Tiny URL Redirector」で作成したリダイレクト用URLにリンクを張っておきます。 すると、URLが変化した際には「Fumy Tiny URL Redirector」の登録内容を修正するだけで、すべてのリンク(のリンク先)を修正できることになります。

設置も使用も簡単

  • このCGIを動作させるために特別なサーバの機能は不要です。CGI本体1つと、データファイル1つをアップロードすれば使えます。
  • このCGIは、Perlで記述されています。Perl 5が実行できさえすれば、他に必要なものは(ほとんど)ありません。多くのスペースで設置・使用が可能でしょう。(※CGIモジュールが必要です。)
  • リダイレクトの設定はウェブ上から登録可能ですが、データファイルはシンプルな「カンマ区切りのCSVファイル」ですから、大量に登録したい際には直接データファイルを編集することでも簡単に作業できます。

モバイル対応

  • 管理画面の表示はモバイル端末にも対応しています。スマートフォンやタブレットなどから登録することも可能です。

超軽量CGI

  • 本体CGIは、わずか31.1KB程度しかありません。

このフリーCGIは、どなたでも無料でご利用頂けます。個人サイト・法人サイト共に、商用サイト・非商用サイト等の区別なく、ご自由にご利用下さい。 ウェブ作成業者等による代行設置も可能です。そのほか詳しくはCGI使用条件(ライセンス)項目をご参照下さい。

CGIのダウンロード

CGI「Fumy Tiny URL Redirector」一式は以下のリンクからダウンロード頂けます。ZIP形式で圧縮していますので、ダウンロード後に展開して下さい。 セットアップ方法は後述の「CGIの設置方法」をご参照下さい。

[Version] 2.0.0 [File] go.zip [Size] 13.5KB [Date] 2016/09/04.
最新版 Ver 2.0.0 をダウンロードする (このサイトから)

以下は、旧バージョンです。特に問題がない限りは、上記の最新版をダウンロードしてご使用下さい。

[Version] 1.00 [File] ftinyurl.zip [Size] 2.22KB [Date] 2006,11,07.
Ver 1.00 をダウンロードする (このサイトから)

※旧バージョンからのアップグレード(バージョンアップ)方法については、下記の解説「バージョンアップ方法」をご参照下さい。

CGIの動作サンプル

動作サンプルを見たい場合や、実際の転送処理を試したい場合は、下記のテスト運用版をご自由にご使用下さい。

登録鍵(=データを登録/編集するためのパスワード)は「sakura」です。(半角英字)
管理画面の操作や実際の転送処理をお試し頂けますが、データファイルへの登録はできなくしてあります。

CGIの設置方法・設置環境・カスタマイズ方法

CGIの設置環境要件

  • CGIは Perl で記述しています。動作には、Perl 5 が必要です。
  • CGIモジュールが使用できることが必須です。(※CGIが設置可能なサーバであればたいてい問題ないでしょう。)
  • それ以外には、特に必要なものはありません。

CGIの設置方法(パーミッションの設定)

ZIPを展開したファイルの内、説明用の「README.TXT」ファイルを除くファイルを、同一のディレクトリにアップロードして、下表に記したパーミッション(アクセス権/属性)に設定して下さい。

ファイル名パーミッション補足
▼実行ファイル(必須)
r.cgi755 (705)メインCGI ※1
▼データファイル(必須)
redirects.csv666 (606)データファイル(CGIによって編集されます) ※2
▼サーバ設定ファイル(任意)
.htaccess644 (604)ウェブサーバの設定ファイル(これは使用しなくてもCGIは動きます) ※3

※1:ファイル名は自由に変更可能です。
※2:ファイル名は自由に変更可能です。ファイル拡張子は.csv以外に変更しても構いません。(記録形式はカンマ区切りのCSVです。)
※3:このファイルはアップロードしなくても動作しますが、アップロードすればCGI名を省略した短いURLで利用できます。もし、「500 Internal Server Error」が出る場合は、この「.htaccess」ファイルはアップロードせずにご使用下さい。

※上記の「755」や「644」などのパーミッション(アクセス権/属性)値は、ウェブサーバによっては「705」や「604」のように真ん中(=グループ権限)をゼロにしないといけない場合もあります。詳しくはウェブサーバのヘルプをご参照下さい。
※ZIP内に含まれている「README.TXT」ファイルは、アップロードしないで下さい。解説を記述したただのテキストファイルです。

CGIの設置方法(CGIファイルの書き換え)

* r.cgi をエディタで開いて、次の箇所を必要に応じて書き換えます。

33行目の登録鍵(パスワード)は必ず変更してからお使い下さい

(1行目) #! /usr/bin/perl
Perlの位置を必要に応じて書き換えます。 /usr/local/bin/perl など。
(27行目) my $datafile = 'redirects.csv';
データファイル名(拡張子はcsvでなくても構いませんが、記録形式はCSVです。)
(30行目) my $listshow = 1;
初期画面に登録内容の一覧を表示するかどうかの設定(1:する/0:しない)
(33行目) my $password = 'sakura';
登録鍵(=データ登録用のパスワード)です。必ずデフォルトの「sakura」以外の文字列に変更してからご使用下さい。
(36行目) my $keywordchars = 5;
転送キーワードを自動生成する際の文字数(1以上の数値)を指定します。(デフォルトは「5」)
(39行目) my $charcode = 'UTF-8';
文字コード(デフォルトは "UTF-8")
▲変更する場合はCGIだけでなくデータファイルの文字コードも一緒に変更して下さい。

ウェブサーバへのファイルのアップロード方法

アップロードは、すべて「アスキーモード」(テキストモード)で行います。

※文字コードについて

配布ファイルの文字コードは、すべて UTF-8 になっています。
文字コードは、UTF-8のままアップロードされることをお勧めしますが、他の文字コードを使用したい場合は、全ファイルを使用したい文字コードに変換した上でアップロードして下さい。一部のファイルだけ文字コードを変えると、文字化けが起こります。 (文字コードを変更した場合は、r.cgi の39行目を適切に書き換える必要があります。)
よく分からない場合は、文字コードを変換せずUTF-8コードのままご使用下さい。

※サンプルデータについて

データファイル内には、サンプルデータが含まれています。 サンプルデータが不要なら(※当然不要でしょうが:^^;)最初に使用する際に管理画面から削除して下さい。(もしくは、空のファイルを新しく作成してからアップロードしても構いません。)

バージョンアップ方法

以前のバージョンを既にお使いの場合は、本体CGIである r.cgi のみを上書きアップロードして下さい。 それ以外のファイルをアップロードする必要はありません。 特に、データファイル(redirects.csv)を上書きしてしまうと、過去のデータが消えてしまいますので、くれぐれもご注意下さい。

なお、CGIソースに直接記述する形の設定は、上書きするとデフォルト設定に戻ってしまいます。アップロードする前に、以前と同じように編集しておいて下さい。

※データの互換性について

データファイルの記録形式に下位互換性がありますので、以前のデータはそのまま引き継げます。 データファイルはそのままの状態で、CGIを最新版に更新するだけで使い続けられます。
ただし、Ver 1.00の標準文字コードはSHIFT-JISだったため、Ver 1.00→Ver 2.0.0へ移行する場合は、データファイルの文字コードをUTF-8に修正する必要がある可能性もあります。

CGIの使用方法

以下は「Fumy Tiny URL Redirector」の簡単な使用方法です。(文中のリンク先は動作サンプルです。)
シンプルなインターフェイスのCGIなので、説明を読まなくても使えるとは思いますが。

設置場所

ここでは仮に、CGI本体を http://www.nishishi.org/go/ という場所に設置した場合を例にして説明します。
どこにでも設置してお使い頂けますが、できるだけ短いURLで利用したければ、浅い階層に設置するのが望ましいでしょう。

管理画面の表示

付属の「.htaccess」ファイルが使えている場合は、 管理画面を閲覧するには、http://www.nishishi.org/go/ にブラウザでアクセスします。CGI名は省略できます。

付属の「.htaccess」ファイルが使えない場合は、 管理画面を閲覧するには、http://www.nishishi.org/go/r.cgi にブラウザでアクセスします。

転送処理

転送処理は、以下のようなURLで実行できます。(.htaccessが使える場合)

■転送用の短縮URLの構造
http://www.nishishi.org/go/?転送キーワード
■転送キーワードが「allabout」の場合の短縮URL
http://www.nishishi.org/go/?allabout
この例では、 http://allabout.co.jp/gm/gt/1053/ へ転送されます。
■転送キーワードが「nishishi」の場合の短縮URL
http://www.nishishi.org/go/?nishishi
この例では、 http://www.nishishi.com/ へ転送されます。
■転送キーワードが「twitter」の場合の短縮URL
http://www.nishishi.org/go/?twitter
この例では、 http://twitter.com/nishishi へ転送されます。

※.htaccessファイルが使えない場合は、
「 http://www.nishishi.org/go/?転送キーワード 」というURLではなく、
「 http://www.nishishi.org/go/r.cgi?転送キーワード 」というURLでアクセスする必要があります。

データファイルの仕様

転送キーワードと、リダイレクト先の登録は、データファイルである redirect.csv ファイルに、カンマ区切りのCSV形式で記録されます。 このファイルの編集はCGIの管理画面から可能ですが、別途テキストエディタなどで編集することもできます。

ファイルの中身は、半角カンマ記号で区切られたCSVファイルで、以下のような形式(1行1レコード)でいくつでも列挙できます。

転送キーワード,リダイレクト先URL

例えば、以下のように書きます。

yahoo,http://www.yahoo.co.jp/
google,http://www.google.co.jp/
msn,http://www.msn.co.jp/
allabout,http://allabout.co.jp/

転送キーワードには、半角英数文字のみ(0~9/A~Z/a~z)が使用可能です。スペースや記号などは使用できません。
また、大文字と小文字は別の文字だと解釈されます。

なお、CGIの管理画面からデータファイルを編集した場合は、毎回辞書順にソートされます。
(ただし、少なくとも現行のバージョンでは、データファイルのソートは必須ではありません。データはソートされていなくても動作します。)

転送設定の登録・削除操作

管理画面から新規に転送設定を加えるには、以下の3項目の入力が必要です。

  • 転送キーワード: 短縮URLに使われる文字列です。
    • 手入力する場合: 半角英数字で、何でも任意の名称を指定できます。
    • 省略した場合: 自動的にランダムな文字列が転送キーワードとして付加されます。(デフォルトでは5文字ですが、CGIの設定で任意の文字数に変更できます。)
  • 転送先URL: リダイレクト先のURLを入力します。
  • 登録鍵: 不正登録を防ぐためのパスワードです。(パスワードはCGIのソース内に記述しておきます。必ずデフォルトの「sakura」以外に変更してから設置して下さい。)

※なお、CGIの設定で一覧表示を無効にしている場合は、「転送キーワード」と「転送先URL」の2項目を空欄にした上で、「登録鍵」だけを入力すると、登録内容の一覧を表示します。 第三者に登録状況を見せたくない場合は、CGIの設定で一覧表示を無効にしておくと良いでしょう。

更新履歴

[Ver 1.00 → Ver 2.0.0] (2016/09/04)
ウェブ上の管理画面から転送情報を登録・修正・削除できる機能を追加しました。
転送キーワードの入力を省略した場合に、ランダムな文字列を転送キーワードとして自動生成する機能を追加しました。
デフォルトの文字コードをUTF-8に変更しました。

[Ver 1.00] (2006/11/07)
初公開。

著作権と免責

  • このCGIの著作権は、西村文宏(にしし)にあります。
  • このCGIを使用した結果、使用者にいかなる損害を与えたとしても、製作者および公開者は、その責を一切負いません。使用者個人の責任でご使用下さい。

CGI使用条件(ライセンス)

■どなたでも使用可能
個人サイト・法人サイト・商用サイト・非商用サイト等の種別を問わず、どなたでも無料でご使用頂けます。一般公開サイト・非公開サイトなど、どこにでも設置してご使用頂けます。
■禁止事項
CGIの著作権表示は、削除したり編集したり隠したり極端に見えにくくしたりしないで下さい。(どうしても削除して運営したい場合はお問い合わせ下さい。複数のライセンス形態を用意しています。)
■代行設置可能
ウェブ作成業者(個人事業・法人問わず)等による無償または有償での代行設置にお使い頂くことも可能です。ただし、CGIそのものを販売してはならず、CGIの著作権表示は(上記項目の通り)削除したり修正したり隠したりしないで下さい。また、CGIに関して作者は保証もサポートもしない点をあらかじめご了承下さい。

フィードバックのお願い(ご感想・ご要望歓迎)

このCGIを使ってみたご感想、ご要望などをぜひお送り下さい。
ご要望には(作者の興味が続いている限り)できるだけ応じたいと考えています。
ご要望等をお送り頂く先はメールでも構いませんし、掲示板でも構いません。お気軽にどうぞ。

設置された報告だけでも歓迎です。 活用されていることが分かると、開発の励みになりますので(^-^)、ぜひよろしくお願い致します。

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