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Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2022/03/25. 10:36:51.

切手よりもレターパックの買い置きの方が良さげ

レターパック500とレターパック350の比較:受取人がサインする配達証があるか、差出人が保存する控えだけがあるか。切手を貼る必要なく送れる「レターパック」という郵便局の専用封筒があります。A4サイズよりもちょっと大きくてしっかりした封筒で、料金固定で4kgまでの物が送れます。
従来の「エクスパック」とは異なって、信書でも送れるので個人用途でも使えます。(エクスパックはもう販売されていません。)

このレターパックには、「レターパック350」と「レターパック500」の2種類があります。

  • レターパック350: 先方の郵便受けに配達。受領印なし。荷物追跡可能。350円。
  • レターパック500: 受取人に手渡しで配達。受領印必要。荷物追跡可能。500円。

◆レターパック500の場合:
受取人宅での手渡しが保証されている「レターパック500」の方が送る側としては安心。でも、先方が留守の場合には持ち帰ることになるので、先方がわざわざ郵便局へ再配達の依頼をしないといけない。その場合、先方に手間が掛かってしまう。

◆レターパック350の場合:
元々郵便受けへの配達になる「レターパック350」は受領印を求めないので、先方が留守でも手間は掛けない。手渡しで渡してくれるわけではないけど、「届けた」という記録自体は残る。

とすると、先方に手間をかけたくない場合や、よほど紛失すると困るようなものを送るのでない限りは、350の方でいいかなあ……。料金も150円安いし。

普通郵便よりもレターパック350の方がコストが低い

封筒に入れれば200円~240円くらいで送れる郵便であっても、レターパック350(※350円)を使った方が結果的にコストが低くて済む気が最近してきました。
郵便料金が多少高くても、郵送するための準備コストを考えると、専用封筒を使うレターパックの方が楽なので、その分の時間的コストが低くて済むんじゃないかと。

※重量が250gを超える場合は、単純に郵便料金だけを考えてもレターパック350の方が安く済みます。(250gを超える普通郵便の料金は390円なので。)

■ポストに投函する形で郵送する場合:
1.封筒を用意する
2.必要な大きさに封筒を加工したり、宛名や差出人を書いたりする
3.必要な郵便料金を調べるために重さを量って必要分の切手を貼る
4.ポストに投函

CDみたいな物を送るときには、割れたりしないように補強用の段ボールをCDサイズに加工して加えたり、封筒そのものをテープで補強したりします。小さいものを送る場合には封筒も小さく加工したりします。
その上で、分かりやすいように宛名や差出人を書きます。場合によっては、折曲厳禁シールを貼ったりします。
……のように、凝り出すと結構手間がかかるのですよね。(^_^;)

■郵便局の窓口で差し出す形で郵送する場合:
1.封筒を用意する
2.必要な大きさに封筒を加工したり、宛名や差出人を書いたりする
3.郵便局へ行って、窓口で料金を払う

先の「封筒加工」の手間に加えて、郵便局まで持って行かないといけない手間がさらにかかります。

■レターパック350(500でもいいけど)の買い置きがある場合:
1.レターパックに郵送物を詰め込んで封をする
2.宛名と差出人を書く
3.ポストに投函する

  • 最初から比較的丈夫な封筒があるので、封筒を加工する必要がありません。(逆にサイズを加工すると郵送できません。^^;)
  • また、宛名・差出人を書く欄は最初から決まっているので、何も迷う必要がありません。
  • レターパックは、最初に350円(または500円)を出して購入しているので、切手を貼る必要がありません。つまり、重さを気にする必要がありません。

※重量4kgの制限はありますが、普通、4kgを超えることはないでしょう。
※レターパック350の場合は(500とは違って)厚さ3cmを超えてはいけない制限が加わりますが。

封筒を用意する必要もなく、封筒を加工する必要もなく、宛名をどの位置にどう書こうか気にする必要もなく、料金を計算する必要もなく、切手の買い置きを気にする必要もなくなる上に、荷物追跡ができるメリットがあるなら、350円くらい安い気が。
元々の郵送料が200円だとすれば、150円で上記のメリットが得られることになります。

うーん。
切手を買い置きしておくよりも、レターパック350を買い置きしておく方が良さげな気が……。

まあ、葉書用の50円切手とか、定形郵便用の80円切手はあったほうがいいでしょうけど。(葉書や定形郵便の場合、サイズを加工することはまずないので、元々手間はほとんどかかりません。)

手間のコストを気にしなくてもレターパック350の方が安い場合も

普通の定形外郵便の場合、250gまでなら料金は240円です。
でも、それを超えると、(500gまでなら)390円になります。
この時点で、郵便料金だけを考えてもレターパック350の方がお得になります。

さらに重量500gを超えると、定形外郵便の送料は580円になります。
500gを超えるなら、レターパック500でも得です。
もちろん、レターパック350ならもっと得ですが。

郵便局側のメリットって?

こう考えると、「レターパック350」って結構安いですよね。
(レターパックの存在を知っていて)重量250gを超える郵便を普通郵便で出す人は居なくなるんじゃないでしょうか。(書留とか特殊な配達が必要な場合はともかく)

レターパックの、郵便局側のメリットって何なんでしょうか。
封筒の大きさや宛名の記載位置が統一されることによって、配送作業にかかるコストが抑えられるんでしょうかね?

大きさがマチマチで料金もバラバラだと、「宛先を確認して分類」・「重量とサイズから料金が足りているかを確認」……という作業だけでも手間が結構かかりそうですし。

コメント

いつも楽しく観ております。
また遊びにきます。
ありがとうございます。

投稿者 履歴書の封筒 : 2010年08月02日 02:33

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にしし(西村文宏)

にししでございます。本書いたり記事書いたりしてます。あと萌えたり。著書5冊発売中です(Web製作系4冊+小説1冊)。著書や記事は「西村文宏」名義。記事は主にAll Aboutで連載。本の最新刊は2011年3月に発売されたライトノベルでございますよ。

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