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「ハクメイとミコチ」第3巻を読了。独特の世界観が魅力的

「ハクメイとミコチ」第3巻独特の世界観が魅力的な「ハクメイとミコチ」の最新巻(第3巻)を読了。
ちょうど1年ぶりの新刊です。とても楽しみにしていました。

何のセリフもないコマでも、眺めるだけで楽しくなります。じっくり眺めていたいです。
世界観がすごく魅力的なんですよねえ。夢があるというか。他にはない独特の雰囲気があって、見ていて飽きません。
しかも、身長9cmキャラがかわいい。特に柔らかそうな頬が。(笑)

今巻の前半の舞台だった蜂蜜館も、何層にも雑多に構築された迷路みたいな独特の建築で、実際に見てみたいと思える魅力があります。夢があって楽しい空間ですねえ。

この世界にはなんでこんなに魅力があるのかな。うまく表現は思いつかないけど、今回の蜂蜜館に関して言えば、レゴブロックで街を作るような楽しさに似た要素はある気がします。

ハクメイやミコチが9cmキャラだという設定も良いですね。アーモンドみたいな木の実とか種とかキノコとか、人間から見ると小さな食材が、やたらと大きく感じられて、ドラえもんのスモールライトで小さくなってケーキに突っ込むような夢があります。(笑)
住処が樹の幹に掘った穴というところも、9cmならではですよね。
作中に描かれている物の大きさを、だいたいこれくらいかな……? と、つい指で測ってしまいます。(^_^;)

それにしても……、この独特の世界で使われてる通貨の単位は「円」なのか。これは単に、『そう翻訳された』みたいな感じで解釈すべきところなのかな?(^_^;) 看板が漢字になっている点も。(^_^;)

メインの種族(?)のハクメイたちは服を着ていますが、バッタとか鳥とかネズミとか、人型以外の人物は何も着ていないまま(ハチマキとかはあるけど)です。(^_^;)
ナチュラルに交流しているから全然気にしなかったけど。よく考えたら……。(笑)
p.123で、親方のイワシ(種族はオコジョ)が「服は一着持ってるから買わねえ」って言ってますが、あんた、その一着すら着てないじゃないの……!(爆)

別に大事件が起きるわけではなく、主にただの日常が描かれているんですけども、すごく良いです。
そこで人(というか、いろんな生物)が生きていることがよく見えるからですかね?

この独特で魅力のある世界を頭に思い描くだけじゃなくて、実際に絵にして物語ったところが一番すごいと思います。

とてもお勧めです。「ハクメイとミコチ」。
次の第4巻も楽しみ。順調にいけば、発売日はまた1年後ですかね?
長く続いて欲しいです。

関連日記:
「ハクメイとミコチ」第2巻を読了。独特の濃い世界観(2014年1月16日)
「ハクメイとミコチ」第1巻をようやく入手。独特の世界観が楽しい。(2013年3月9日)

ハクメイとミコチ(樫木 祐人/ビームコミックス)(@Amazon.co.jp)

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にしし(西村文宏)

にししでございます。本書いたり記事書いたりしてます。あと萌えたり。著書5冊発売中です(Web製作系4冊+小説1冊)。著書や記事は「西村文宏」名義。記事は主にAll Aboutで連載。本の最新刊は2011年3月に発売されたライトノベルでございますよ。

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