12時05分39秒 [税金・経済]
自動車の名義を引き継いだときに自動車保険(民間保険)もそのまま引き継いだのですが、改めて契約内容を見てみると、ちょっと気になる特約がありました。契約更新に合わせて特約の内容を詳しく調べて見直してみたところ、1万円くらい保険料が下がりました。
今まで毎年1万円くらい無駄に払っていたのですね……。(今までは私が契約主ではなかったので、詳しい条件は見ていなかったのでした。)
まず、外した特約は、
の2つで、加えた特約は、
です。
外した2つの特約にはもちろん役割があるのですけども、私の場合には明らかに不要だと判断できました。
その理由を以下に書いてみます。
日常生活で1日たりとも自動車が使えなければ困る、という状況で生活している場合にはもしかしたら加えておく方が良いかもしれない特約でしょうかね。(たとえそうでも、保険料を上げてまでレンタカー費用を補償してもらう必要性があるかどうかは疑問ですが。)
私の場合、数日間くらい自動車が使えなくても困ることはありません。移動手段は他にもありますし。
何より、事故に遭った直後に、乗り慣れていない別の車を運転する気になど、まずなりません。
なので、たとえレンタカーを無料で用意されたとしても使わないでしょう。
というわけで、レンタカーを借りる費用を補償してもらう必要性がまったくありません。単純に保険料の無駄です。
私が契約している自動車保険では、元々標準で「15日間のレンタカー補償」が付いています。
先の「レンタカー費用等補償特約」というのは、その保証期間を30日間に拡張するための特約です。
……完全に不要です。
そもそも、15日では修理できず30日間も修理に日数が掛かってしまうほどの大事故ってそんなにあるんでしょうか。(^_^;;;
で、そんな標準で付帯されている「15日間のレンタカー補償」すらも削除するための特約が「レンタカー費用等不担保特約」です。
これを加えておくと、レンタカーの補償は0日になります。つまり、レンタカー補償を完全に削除できます。
自動車が事故で破損した場合などには、修理費を保険から賄うことができます。
ただ、保険で賄える修理費を超えるくらいまで大破した場合には、修理費の残りは自腹になります。まあ、当たり前ですが。
そんなときに、(50%以上壊れていて、かつエンジンも故障している場合、とか何か細かな条件があったと思いますが)新車に買い換える費用を負担してくれる特約が「車両新価保険特約」です。
この特約があると、その車を購入したときの額を基準にして設定される額を上限に、新車の購入費用を保険で賄えます。
が。
車がそこまで大破するような事故の後にまた新車を購入するようなメンタルは持ち合わせていません。(笑)
事故以外にも故障とか災害とかで大破する可能性があるのではないかと思われるかもしれませんが、事故以外の理由による大破はそもそもこの特約の対象外です。(地震や津波とか故障による損害とか自然な消耗とかが原因の場合は対象外だと記載されていました。)
なので、やはりこの特約も不要です。
レンタカー補償を削除して、車両新価保険特約も削除することで、年間の自動車保険料はだいたい1万円くらい下がりました。(つまり、今までは毎年1万円くらい余分に支払っていたということです。私が払っていたわけではありませんけども。)
保険の場合、選び方の基準は「あったら嬉しい」とかではなく、「なかったら困る」だと思います。
そもそも、「とても払えないような莫大な金額が必要になったとき」のために入っておくのが「保険」なのですから。(だから、人身事故や物損事故などのように、場合によっては数千万円とか億単位の金額が必要になる可能性に備えて(上限額のない)民間の自動車保険の契約が必須です。法律で義務づけられている自賠責保険には上限額があるため、そこまでの高額はカバーできませんから。)
しかし、レンタカーを借りる費用だとか、本来の目的地まで別の交通手段を使って移動する際の費用だとかは、そもそも「払えない額ではない」でしょう。
そういう「払ってもそこまで困るわけではない」程度の費用は、保険を掛けておく必要性がありません。
ただ、自動車保険の場合、「事故の直後」に利用することになるケースが多いでしょうから、冷静に対処できるかどうか事前には予想できません。
なので、たとえ金額的には問題なくても、「とても自力では手配できそうにないもの」を特約としてプラスしておくのは良いとは思います。
ロードサービスとか、(こちらの責任がゼロで)保険会社が示談交渉してくれないときに弁護士を使うための特約とか。保険会社にさえ連絡すれば、あとはすべてそこから手配してもらえるような体制になっていれば安心できるでしょう。
その安心を手に入れるのも保険の役割と言えるでしょうね。
(そこを自力で手配できる余裕を確信できるなら、保険でカバーする必要性はないでしょう。)
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