12時24分04秒 [Web関連]
アメリカのYahoo!が運営していた無料ウェブスペースサービス「GeoCities」が閉鎖されることになったらしいです。(日本のYahoo!が運営する「ジオシティーズ」がどうなるのかは知りませんが。)
NTT Dataが運営していた無料ブログ「Doblog」も閉鎖されることになったらしいです。
どっちも、大きな会社が運営しているという安心感があったんじゃないかと思うんですが、閉鎖されるんですね……。
それらのサービスを使ってウェブを開設していた人々は、どこか別の場所に移転する必要があります。
でも、ただ別の場所で新たにサイトを開設しただけだと、旧サイトが検索エンジンから得られていた評価値を新サイトへは引き継げないので、アクセス者の獲得面でとても不利です。
(.htaccessファイルを使うなどして)HTTPレスポンスヘッダで「301 Moved Permanently」を返して新しい移転先にリダイレクトするようにできれば、検索エンジンの評価値を新サイトへ引き継ぐことが可能でしょうが、無料サイトだとそんなことさせてくれなさそうです。(サービスを閉鎖する際には、リダイレクトくらいさせてくれてもいいんじゃないかと思うんですが。)
HTMLのmeta要素を使って、制限時間0秒でリダイレクトさせれば、(少なくとも)Yahoo!の場合は「301 Moved Permanently」と同等として扱ってくれるみたいですが。(Googleはどうだろう?)
すべての検索エンジンがそう解釈してくれたとしても、他のウェブサイトからのリンクをすべて差し替えてもらえるとは限りません。差し替えてもらえなかったら、その分の被リンク数が減ってしまうことになります。
アクセス者をたくさん獲得して、長くウェブサイトを運営していきたいと思ったら、やっぱり無料スペースを使うのでは不利ですね。プロバイダ提供のウェブスペースも同様。(無料スペースと比較すれば閉鎖される可能性は低いかも知れないけど。)
最近はレンタルサーバも独自ドメインも安く維持できるので、多少費用をかけても、自分のドメイン名を取得して運営する方がいいでしょう。(レンタルサーバ会社が提供しているドメインのサブドメインを使って運用するのは、無料スペースで運営するのと同様に、サービスが廃止されたときに困るのでダメ。また、サーバを変更したくなったときにも困ります。)
実際、レンタルサーバも独自ドメインも、年額数千円(月額だと数百円)で利用できます。無料スペースでも、有料のオプションを契約したりすると月に数百円かかることもありますよね。そう考えると、最初からレンタルサーバ+独自ドメインで運営していてもいいんじゃないでしょうか。
自力でMovable TypeやWordPressのようなブログツールをセットアップして使うのは敷居が高い……という場合は、レンタルブログのようなサービスを独自ドメインで使わせてくれるレンタルサーバを利用するのも1つの手です。ドメインさえ自分のものであれば、サービスが廃止されても、バックアップを取っておくことでアクセス不能にだけはなりませんから。
※最悪でもHTMLをバックアップしておけば、(それを新しく用意したレンタルサーバにUPすることで)アクセス不能にはなりません。(コメント投稿機能とかは失われるにしても。)
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