15時07分10秒 [ソフトウェア]
Windowsがアップデート適用後に強制再起動する問題は以前からあって、強制再起動を回避する設定方法もいろいろありました。(例えばWindows7の場合は、自動インストール時刻を指定できました。)
Windows10 Anniversary Update以後は、この強制再起動を回避する時間帯の設定機能が用意されたみたいですね。デフォルトの設定のままでも、少なくとも昼間の時間帯に強制再起動することはなさそうですが、自分の使用状況に合わせて設定しておく方が良さそうです。特に夜中にメインの作業時間がある人とかは。(^_^;)
以下は、その話。
先日、Windows10 PCを使っていると下図のようなポップアップが出てきました。
再起動が必要です
お使いのデバイスをアクティブ時間外に再起動します。アクティブ時間を変更するか今すぐ再起動するには、このメッセージを選択してください。
問答無用で再起動したりはせず、どうするか確認してきました。
ここで「今すぐ再起動」ボタンを押せば再起動するのでしょう。このポップアップ内で、ボタン以外の場所をクリックすると、アクティブ時間の案内が含まれる設定画面が開きました。
アクティブ時間は、黄色矢印の先に記載されています。デフォルトでは8:00~17:00に設定されているようです。
この時間帯であれば、強制再起動は実行されないみたいですね。
さすがに17時は早すぎるので、設定を変更しておく方が良いとは思いますが。緑色矢印の先にある「アクティブ時間の変更」リンクから変更できました。
アクティブ時間は最長12時間にしか設定できないようなので、もし8:00を起点にするなら20:00までしか設定できません。
私はとりあえず、9:00~21:00に設定してみました。
この強制再起動の除外時間帯として機能する「アクティブ時間」を設定するには、以下の手順で操作します。
12時間を超える時間帯を指定すると、「アクティブ時間は1~12時間の間で設定できます」と表示されて、保存ボタンが押せなくなります。(^_^;;;
ただ、この制限は短いということはMicrosoftも分かったようで、次の大規模更新のときにはもうちょっと範囲が拡大されるというニュース記事も出ていましたが。
この設定画面には以下のように書かれています。
アクティブ時間によって、このデバイスを通常使用する時間がわかります。更新プログラムのインストールを完了するために再起動が必要な場合でも、アクティブ時間にデバイスが自動的に再起動されることはありません。
注意:再起動を試みる前に、ユーザーによってこのデバイスが使用されているかどうか確認します。
アクティブ時間外であっても、問答無用で再起動が始まるわけではなく、一応は使用中かどうかを判別してくれるみたいですね。
CPU使用率とかから判断するんでしょうか? PCに触れずにボーッとしていると再起動されるのかも知れません。(^_^;;;
まあとりあえず、せっかくこのアクティブ時間という設定項目があるわけですから、12時間が足りる足りないはともかく、「この時間帯だけは絶対に強制再起動されない」と安心できる時間帯を設定しておくと良いと思います。
関連日記:
■Windows10で外出モバイル通信時にUpdateのダウンロードが自動実行されるのを防ぐ「従量制課金ネットワーク」の設定方法(2016年3月27日)
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大変参考になり助かりました。microsoftの「身勝手なやり方」に私も怒りを感じます。
投稿者 東 嘉三 : 2019年11月06日 07:47
コメント数: 2件
アクティブ時間云々のポップアップが出たとき、意味が解らなかったけど、まさか無断で再起動が始まることはないだろうと思って、作業をセーブせずに放置してたら、突然再起動が始まっちゃったんです。当然貴重な作業結果は消えました。そうなってから調べたら、初めてアクティブ時間の意味が分かりました。このような重要な仕様変更を積極的に知らせる努力をしないmicrosoftには怒り心頭です。取りあえず今後は用心するけど、「今すぐ再起動するのが都合が悪ければ時刻を指定してね」とするのが人として本来のやり方だと思うのですが。せめてこの意見を伝えようとしたら、今度は質問項目にそれに見合う選択肢がない。どれだけ舐めてるのかと思いましたよ。仕方ないから、明日本社にtelしてみようと思います。たぶん門前払いだと思いますけどね。
投稿者 yoshiaki : 2017年04月18日 01:50