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Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2018/09/29. 12:10:27.

受験番号を書き忘れたら失格になるかどうか

ふと思い出した昔々の話。

入学試験では、名前を書き忘れたら失格とか、受験番号を書き忘れたら失格、とかよく言われますよね。
実際にそうなのか、という話です。

入学試験のお手伝い生徒

私が昔々に通った高校は、中学もある私立高校でした。(私自身は、高校受験で入学して高校の3年間だけを通ったんですが。)
で、私立なので高校入試だけでなく中学入試も実施されます。
その中学入試には、受験生誘導用のお手伝い役が在校生の中から募集されました。
んで、報酬として図書券3,000円をくれるというので、私は手を挙げたのでした。報酬目的というのもありますが、単純に入試の手伝いをしてみたかったというのもあります。^^;(単純に拘束時間で割れば時給400円くらいですかね。^^;)

そのお手伝い生徒の主な仕事は、体育館に集められた受験生(=小学6年生)の集団を試験教室まで誘導したり、面接の際に1人ずつ入室するよう案内したりすることなどなんですが、試験監督のまねごともありました。
試験監督はもちろん教員(各教室に1人)なんですが、1教室につき2人ずつお手伝い生徒が配置されていました。

受験生が鉛筆を落としたり消しゴムを落としたりしたときに本人が直接拾うことは禁止されていたので、それらを代わりに拾ってあげることと、試験終了後に答案を回収して回るのが役割です。(なので、試験中はほとんど突っ立っているだけです。鉛筆や消しゴムは2~3回くらいは拾ったような気がしますが。)

で、今回の本題はそのペーパーテストに書く受験番号です。

答案回収時には受験番号が書かれていることを確認せよ、との指示

試験時間終了後に受験生の答案を回収する仕事では、事前に「受験番号がちゃんと書かれているかどうかを確認してから回収せよ」という指示がありました。
……あったんですけども、
私は「とにかく早く回収しないと!」と思って、何も確認しないまま回収しちゃったんですよね。

すると、1人だけ居たんです!
受験番号を書いていなかった受験生が!

生徒(=私)が回収してきた答案は、最後にざっと教員が教卓で確認するわけですが、その中に1枚だけあったんです。受験番号の書かれていない答案が。

しまった! 確認してなかった!

と後悔しましたね。
うちの学校の答案には、受験番号欄だけがあって氏名を書く欄はなかったので、誰の答案なのかを特定する要素は受験番号ただ1つしかありません。(冗長性が足りないと思います!)

これで、あの受験生が失格になってしまうのだとしたら申し訳なさ過ぎる、と思ったんですが、

さらっと救済

我々が回収してきた答案をざっとチェックしていた先生は、ほんの1秒間くらい迷う表情を見せた後、手元の鉛筆でさらっと空欄に受験番号を書き加えました。

受験番号は完全に連番な上、答案は座席順に回収しているわけですから、前後の答案に書かれた受験番号を見れば、その書き忘れ答案の受験番号も当然分かります。

というわけで、その子は受験番号を書き忘れたわけですが、失格にはならなかったのでした。
(もちろん、入試に合格できたかどうかは別の話ですが。)

※今ふと思ったんですけども、受験番号を書き忘れたのではなく、書き間違えていた場合はどうだったんでしょうね?(^_^;) 存在しない番号を書かれただけなら本人が困るだけですが、存在する他人の番号が書かれた場合、その他人の方にも被害が及ぶような。そういうミスを防ぐためにも、受験番号欄の他に氏名記入欄も設けて冗長性を確保しておいた方が望ましいんじゃないでしょうかね?(^_^;) そもそも受験番号にも、チェックディジットみたいな1桁を付加しておく方がより安全だと思うんですが。(受験番号ただ1つしか書かせない仕様なら、なおさら。)

2度目はちゃんと指摘できたんだけど

で、その中学入試では、たしか午前に1科目、午後に1科目のペーパーテストがあって、最後に面接があったんだったような気がします。(すさまじく昔の話なので記憶がおぼろげですが。)

午後の試験でも私は同じ教室のお手伝いを担当しまして、さすがに2度目の回収時にはちゃんと1枚ずつ受験番号が書かれているかどうかを確認しました。
すると、やはりその子は受験番号を書いていませんでした
「忘れていた」というよりも、受験番号を書く必要があるという事実自体を認識していなかったのかも知れません。(^_^;)

なので今度は回収するときに指摘して、その子自身に受験番号を書かせることができたわけですが、
よく考えると、彼は落ち込んだだろうな、と思います。
だって、午前の試験では自分は受験番号を書かなかったわけですから、当然、午前の試験の段階で自分は失格になったのだと思ったことでしょう。

※いや、もしかしたら、「あれ?午後の試験だけは受験番号を書く必要があるの?」と思うような天然の子であった可能性もないとは言えませんが。(笑)

これでもし3つ目のペーパーテストが続いてあったとしたら、もう3つ目はやる気をなくしていたかも知れません。
幸いペーパーテストは2つだけで、残りは面接だけでしたから、面接でよほど気力を失っていなければ大丈夫だとは思いますが。

こっそり教えてあげれば良かったが

今思い返すと、1つ目の試験が終わった後に、こっそり救済措置の事実を教えてあげておけば良かったかな、と思うんですが、当時はそこまで気が回りませんでした。^^;
なんせ、ただの高校生ですし。
彼が面接を諦めていなければ良いんですけどもね。
(彼が合格したのかどうかは知りませんし、そもそも合格できる学力があったのかどうかも知りませんが。)

※名前を書く欄がなかったので名前も知りません。(そういえば、受験票とかあったのかな? ないわけないからあったんだろうけど、記憶にない。^^;)

余談

ただまあ、卒業生が言うのもなんですが、別にそこまで入試を頑張ってあの学校に6年間も居てもあんまり良いことはないと思うんですけどもね。(笑)
私は高校から入ったので3年間しか居ませんでしたけども。
進学校ですから、高校卒業後には「名の知れた大学に入りたい」という目的があって選んだんでしょうけども、たぶん公立中高に行きつつ塾や予備校に通う方が良いと思うなあ。^^; 精神的にも、コスト的にも。
だって、午前4時間・午後4時間の1日8時間授業を、毎日毎日同じ連中と一緒に受けるって、相当控えめに表現しても苦痛しかないので。

※ちなみに現在では共学になっていますが、当時は男子校でした。(なので、なおさら監獄みたい。:爆)

本題とは何も関係ないんですが、男子校に通った身で言いますけども、野郎ばっかり集めても何一つ良いことはありませんよ。(笑)
デメリットしかないと断言してもまったく過言ではない。

さらに余談

さらに関係ないんですが、手にした報酬3,000円(分の図書券)で買ったのは、結城浩さんの「C言語プログラミングレッスン〈文法編〉」だったと思います。
当時、MS-DOS環境のLSI C-86とかでプログラミングしていた私にとって、とても役立った本でした。駸々堂書店で立ち読みしていてとても欲しかったんですよね。これが。
ああ買いたいなあと思っていたところに入試お手伝いの話が来たので渡りに船でした。

というわけで、受験番号を書き忘れても失格にならないこともある、という話でした。

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にしし(西村文宏)

にししでございます。本書いたり記事書いたりしてます。あと萌えたり。著書5冊発売中です(Web製作系4冊+小説1冊)。著書や記事は「西村文宏」名義。記事は主にAll Aboutで連載。本の最新刊は2011年3月に発売されたライトノベルでございますよ。

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