16時36分26秒 [日々の生活]
宝塚市内を歩いていて、ふと広報板が目に付きました。
何気なく見たんですが、どうにも漢字に違和感があります。なんか「塚」の漢字がイメージよりもごちゃっとしているような……。
……と思ってよく見たら気付きました。
これ、縦棒が1本余計に多いよね? と。(笑)
次の写真をご覧下さい。
「宝塚」の「塚」の漢字に縦棒が1本多いですよね?^^;
まあ、宝塚市自身が設置した(んだろうと思われる)広報板で、宝塚市の漢字を間違うハズがないので、当然、これを設置した頃は13画の「塚」という漢字が正しかったんでしょう。
どうやら縦棒が1本多い13画の「塚」は、現在一般的に使われている12画の「塚」の旧字体だったようです。
UnicodeどころかSHIFT-JISでもちゃんと定義されていました。
なので、比較的古い環境でも問題なく13画の「塚」を表示できそうです。
下図は、ATOKの単漢字情報で両者の表示を確認したところです。(音読みが存在していて、それが「チョウ」だという事実も初めて知りました。^^;)
このときは、「昔は『宝塚』ではなく『宝塚』と表記したんだろうなあ」とだけ思っていました。
ところが、後日さらに宝塚市内を歩いていると、他にも縦棒の1本多い旧字体な「塚」を使って「宝塚市」と記載されている看板を目撃しました。
ここでふと思いました。
宝塚市の「塚」の漢字が旧字体(縦棒が1本多い)「塚」になっているのは、看板が古いわけではなくて、宝塚市のロゴ的な公式表記がそうなのかな? と。
上記の放置自転車に関する看板の写真では、文章中でも旧字体の「塚」が使われていますし、写真右上にある宝塚市のロゴ自体も縦棒が1本多く含まれてデザインされているように見えます。
そして、さらにさらに後日、宝塚市内を歩いていて確信しました。
下記の写真は、7月の参院選を伝える幟(のぼり)です。
ここにも、宝塚市の市名には、縦棒の1本多い「宝塚市」と表記されていました。
選挙案内の幟が過去から流用されていることはないでしょうから、やはり宝塚市の正式表記は旧字体の「宝塚市」なんですね!
まさか、そんなことになっていたとは。
「塚」の漢字に縦棒が1本多いだけなので、よーく見ないと違いが分からないかも知れません。
もしくは、私が感じたように、ぼーっと全体を眺めた方が差に気付きやすい可能性もありますけども。(^_^;) 「なんかゴチャっとしているな……」と。(^_^;)
なんで縦棒1本だけが省略されるようになったんでしょうかね?
まあ、あってもなくても差が分からないくらいの縦棒ですから、省略する人が次第に増えていって自然消滅したという可能性もあるかもしれませんが。(^_^;)
個人的には、阪急電鉄がこだわって縦棒のない「宝塚」で表記したから、という説を推したいと思います。(笑)
梅田を「梅❎」と表記する会社ですし。^^;(まあ、あれには他の梅田駅と「区別する」という理由があったわけですけども。)
……と思ったんですが、阪急宝塚駅の駅舎壁に描かれている「宝塚」の文字は13画の「塚」なんですよね。^^; JR宝塚駅の方は12画の「塚」ですけども。なので、上記の説は違うようです。^^; 下記に、比較用の写真を貼っておきます。拡大すると分かりやすいと思います。1枚目が阪急宝塚駅の駅舎壁、2枚目がJR宝塚駅の駅舎壁です。
ただ、同じ阪急宝塚駅でも、ホーム等に掲示されている駅名標で使われている「宝塚」の漢字は、12画の「塚」でした。^^; 詳しくは調べていませんが、たぶん駅舎の壁だけ13画の旧字体「塚」表記なのでしょうかね。^^;(下記写真) たぶん阪急電鉄の中の人もそこまで気にしていないのではないでしょうか。切符の表記がどうなっているのかちょっと気になりますが、最近は券売機で切符を買う機会がまずないので確認はできていません。
というわけで、宝塚市内を歩いていたら、宝塚市の漢字表記は実は「宝塚市」だったと気付いた話でした。
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