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Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2022/05/30. 21:04:15.

頭痛からの嘔吐で消化器内科クリニックを経由して脳神経内科の救急外来へ

頭痛からの嘔吐で、消化器内科クリニックを経由して脳神経内科の救急外来へ

ううーん、まさか他人様の家で嘔吐する日が来ようとは思ってもみませんでした……。
ゲロっているときにはそんなことを考えている余裕など微塵もなかったんですけども、改めて思い出してみると他人様の家で嘔吐って大変なことですよね……。まあ、床とかじゃなくて、ちゃんとトイレで嘔吐できたことは良かったですけども。(^_^;;; 汚さずに済んだので。

そしてまさか、夕方(ほぼ夜)の受診なのに、血液検査・点滴・心電図・胸部レントゲン・脳CTから脳MRIまでする日が来るとも思ってもみませんでした。MRIってそんなに短時間で可能だとも思っていませんでしたし。(通常の外来時間帯は予約で埋まっていても、時間外だと空いていてすぐに使えるということなんでしょうね。^^;)

脳のCTを撮った後で、やっぱりMRIも撮ろうということで脳のMRIも撮ったり。
最終的に問題は見つからず、検査を受けている間に吐き気や頭痛もそこそこ治まってきたので、無事に帰宅できたんですが。
方々に迷惑を掛けてしまいました。

以下はその話。

  1. PC作業をしていたら頭痛がし出して、吐き気も加わり、最終的には嘔吐
  2. 救急外来(脳神経内科)で、血液検査・点滴・心電図・レントゲン・CTからMRIまで
  3. 診療明細:院内トリアージ実施料とか検査料・診断料諸々
  4. 分かりやすい処方薬袋
  5. 早めに頭痛薬を飲んでいれば良かったのかな

PC作業をしていたら頭痛がし出して、吐き気も加わり、最終的には嘔吐

午前中から大阪の某所で時々にゃんこと戯れつつPC系作業をしていました。
昼食後に戻ってきてから、微妙に微かにほんの少しだけなんだか頭痛がする気はしていたんですよね……。まあ、最初の内は手で頭をモミモミしつつ誤魔化していたんですけども、次第に頭痛は大きくなってきました。

頭痛だけなら何とかなるんですが、そのうちに吐き気までが襲ってくるようになってしまいました。
作業を進めるにはPCやタブレットの液晶画面を見る必要があるんですけども、液晶画面上の細かい文字を読もうとすると吐き気が増幅されて、どうにもなりません。夕方頃、さすがにこれは洒落にならないぞ……と観念したところで作業継続が困難になってしまいました。

しばらくの間、玄関の外に椅子を置いて頂いて休んでいたんですが、頭痛も吐き気も治まるどころか微妙に悪化してくる感じです。
心配して時々様子を見に来て下さるんですけども、会話すると(声を発すると)余計に吐き気が増幅されるような感じで、どうにもなりません。
なんとか耐えよう耐えようと思っていたんですけども、とうとう限界が来てしまって、トイレに駆け込んで嘔吐……となりました。

▼他人様の家で嘔吐とは

ううーん、まさか他人様の家で嘔吐することになろうとは。
たぶん過去にそんな経験はないと思います。(少なくとも記憶にある限りでは。)

まあ、「いざとなったらトイレに駆け込んで吐くしかないな」となんとなく思っていたことと、玄関からトイレがすぐそこだったので、特に床を汚したりすることなく綺麗に(?)嘔吐できたのは良かったですが。
あと、必要最低限(本当に最低限)の作業は終わっていたような感じの段階だったので、先方に「ただ迷惑を掛けただけ」という状況にはならなかった(と思う)のが幸いでしたが。

自宅まで電車でそこそこ移動時間がかかる場所に居ましたから、「この吐き気のある中、電車で帰宅するのは困難だよな……」と心配していたんですが、「吐き気」どころではなく結局、嘔吐にまで至ってしまいました。
もっとも、一旦嘔吐してしまえば、吐き気はずいぶんとマシになったのですが。(でも頭痛はほぼそのまま)

▼消化器内科クリニックへ

嘔吐の後、頭痛は残っているものの吐き気はずいぶん治まったので、このタイミングで電車で帰宅しようかな、と思ったんですが、「医者に行った方が良い」ということで、主治医が居るという消化器内科クリニックへ連れて行って頂きました。

どんなクリニックかと思っていたら、地上40階近くありそうな高層ビルの上層にあるクリニックで驚きました。(^_^;)
さすが大阪市内。
頭痛がする中で歩いていたのであんまりハッキリとは観察できませんでしたけども、ビルの内部はかなり綺麗で、「家賃が相当高そうだな……」と思いました。(^_^;)
詳しくは覚えていませんが、クリニックのある階の通路を歩くと、近隣にはなんかよく目にする企業名とか掲げられたオフィスが入っていましたし。

で、そこで、時間帯が良かったのか待合室には患者さんがおらず、すぐに診察して頂けました。
顔を真っ直ぐにして、目だけで指を追いかけて下さい。と言われて、左を見たり右を見たり上を見たり下を見たり……とかいろいろした結果、「頭を見てもらった方が良いね」という診断で、近隣の大病院で今すぐ検査してくれるところを探して下さいまして、紹介状と共に救急外来扱いで診てもらえる手続きを取って下さいました。

うーむ。まさか、クリニックだけでは済まずに、大病院へ移動することになろうとは。
しかし、たしかに頭痛は継続してあり、吐き気は(嘔吐前ほどの強さはないものの)動くエレベーターの中ではそれなりに感じるくらいはありましたし、念のために検査して貰った方が良いんだろうな、とは思いました。

たしかに、眼球を左側へぐっと動かしたときにだけ、なんか吐き気が増幅されるような気はしたんですよね……。なので、何かあるんだろうな、とは思ったんですけども。(※結局は何もなかったわけですが。)

救急外来(脳神経内科)で、血液検査・点滴・心電図・レントゲン・CTからMRIまで

で、今度は大きな病院の救急外来へ移動しました。
大阪市内で、距離的にはさほど離れていないとのことでしたけども、自動車で移動できなかったら移動は困難だったでしょう。運転するためだけにわざわざ仕事帰りに寄って下さった某さんにも大変感謝です。

一方通行の道路が多々あったり、通行止めの橋があったり、途中で背後から救急車に追い越されたり(^_^;)しながら、紹介された大病院へ到着しました。
頭痛は継続するまま。でも、吐き気は(大部分は)治まっている感じな状態です。

既に外来診察時刻は終了しているので窓口は閑散としていた気がします。
救急入口から入って、手続きして、すぐに中に案内されました。

▼脳に問題があるかどうかのテストとか検査とか

頭に問題ないかどうかのテストだと思うんですが、指を目で追ったりいろいろ発声させられたりした後で、ベッドに寝かされて、腕から点滴されつつ、足先で痛みを感じるかとかチェックしたりされました。

足を針っぽい物体でチクチクされながら「これ分かる? これは分かる?」と立て続けに質問されたんですが、全部痛かったです。(笑)
注射されるのに匹敵しそうな感じの痛さだったんですけども。(^_^;)

で、なんかそうこうしているうちに、頭痛は少し治まってきた感じがしました。非日常的な検査を受けたことで頭痛を忘れることができたのか、それとも点滴の効果なのか。(いやまあ、点滴の効果でしょうね。^^;)

胸に何か装置が取り付けられたな、と思ったら、自分の心拍がすぐ傍の機械から電子音で聞こえてきました。
自分の鼓動を電子音で聞いたのは、もしかしたら生まれて初めてなんじゃないかな?と思います。自分の鼓動が外から聞こえるというのは、なんかちょっと不思議な感じですね。(^_^;)

その後、首の辺りになにかゼリー付きの物体を当てられて、何か画像診断的なことをされたりした気がします。あれが何だったのかよく分かりませんが。
で、その後、車椅子に乗せられて(自力で充分歩けたんですけども、たぶん点滴をしっぱなしだったから車椅子での移動の方が良かったんでしょうかね)、胸部レントゲンと脳のCTを撮りました。

んで、血液検査の結果や、レントゲンの結果や、脳CTの結果を総合しても原因らしきものは何も分からず。
じゃあもっと調べようかということで、脳のMRIも撮ることに。
MRIがすぐに使えることに驚きました。MRIは、数年前に耳鳴りが継続していて脳を調べたとき以来2度目です。(そのときは「MRIは予約で一杯なので1ヶ月待ち」と言われたんですけども。^^;)

▼「うちでできる検査はこれ以上はもうない」(笑)

で、MRIも終わって「うちでできる検査はこれ以上はもうない」と言われました。(笑)
血液検査とレントゲンと心電図とCTとMRIまで受けたら、たぶん他の病院でもこれ以上の検査はないんじゃないかと思いましたけども。^^;

診察室で最終的な結果を聞いたんですが、「脳には異常はないな」という結論でした。
脳の輪切り画像も見せて頂きましたし、脳内の血管だけが見える画像も見せて頂いて「脳梗塞とかの兆候も一切ないね」という健康報告を得ました。(^_^;)

原因がさっぱり分かんないままなんですけども、脳自体に問題はないことが分かったこと自体は良かったです。
頭痛薬と吐き気止めを処方されました。

▼点滴が効いたのかな

救急外来で入った直後からずっと点滴しっぱなしの状態でCTやMRIを受けたので、トータル2時間弱くらい点滴を受けていたんだと思います。
その効果もあってか、CTもMRIもすべての検査が終わる頃には、吐き気はほぼ消えていて、頭痛も(病院に到着したときと比べて)20分の1くらいには治まっていた気がします。(なので、電車で問題なく帰宅できました。)

原因が分からないままなのでそこは気になりますけども、この日記を書いている今の時点まで特に問題はありません。(^_^;)
さすがに翌日は1日仕事を休みましたが。(翌日も、ほんの微かな頭痛っぽいものは残っていました。薬が必要なほどではありませんでしたが。2日後には完全回復しました。)

診療明細:院内トリアージ実施料とか検査料・診断料諸々

今回の大病院での診療明細が下図です。
最後に「院内トリアージ実施料」という珍しい項目があります。トリアージされていたのか。(笑)
この項目は、救急外来で行くと無条件で加算されるんでしょうかね。^^;
CTとMRIって保険点数はほぼ同じだったのか、とか、レントゲンはすごく安いのね、とか、いろいろ分かる明細でした。(^_^;)
これらを一度に受けた経験って一度もありませんから。

脳CTの後に、脳MRIとは。
脳ドックかな? というような検査ですね。(まあ、頭を調べるのが目的なんだから当然ですけども。)

▼保険適用の脳ドックだったと考えればずいぶんお得だった

さすがにこれだけ検査をすると結構な費用になりましたが、もちろん健康保険が利くので(3割負担で済んで)診療費の自己負担額は1.7万円くらいでした。
もし保険が適用されなかったら5万9千円くらいです。結構な保険点数ですね。

人間ドックに脳ドックのオプションを加えると結構な額がかかるようですから、「脳ドックを保険適用で受けられたようなもの」と考えればずいぶんお得です。70%OFFなわけですもんね。(^_^;)
健康保険万歳!

イメージではCTよりMRIの方が費用が高そうな気がしていたんですけども、さほど変わらないんですねえ。
造影剤を使わなかった点も影響しているかも知れませんが。
検査の段階で、MRIよりもCTの方が先の選択肢に出てくるのは、費用の問題ではなく検査速度とかの問題なんでしょうかね……?(素人的には、放射線を使わないMRIの方が安全なんじゃないのかな、という気もしないでもないのですけども。)

▼保険証を持ち歩いていて良かった

これまで特に意識しなかったんですが、『保険証を常に携帯していて良かったな』と思いました。(^_^;)
運転免許証と合わせて常に持ち歩いている習慣だったので。(身分証にもなりますしね。)
もし保険証を持ち歩いていなかったら、最初のクリニックと後の大病院とで、合計6.5万円くらいの出費になったはずです。
保険証がない状態で受診しても後から提示すれば返金はされますけども、一時的にでも6.5万円を出すのは(現金では)無理です。(^_^;)

ちなみに大病院の方は、精算機でクレジットカードが使えたので助かりました。
(約1.7万円なので現金で払うことも可能でしたけども。まあ、カードが使えるならカードで払っておきたいです。特に1万円を超えるなら。他にどこで現金が必要になるか分かりませんし。)

分かりやすい処方薬袋

ところで最近の大病院の処方薬は、こんなに分かりやすい透明袋に分けて薬を入れてくれるんでしょうかね。(下写真参照)
初めて見ました。
1回に何個飲むのかが分かりやすいです。
……とはいえ、今回に処方された薬は全部1回1錠なんですが。^^;(頭痛薬+胃薬+吐き気止め)

処方薬袋

全部が「1回1錠」なら、薬3種類を全部同じ1袋にまとめてしまっても良さそうですが、そうしなかったのには何か理由があるんでしょうね。

想像するに、「この袋の中に入っている錠剤の中から1つだけを飲むのだ」と誤解する人が居たとか?(^_^;;;
そんな人が果たして居るかどうか分かりませんが、世の中には信じられないような誤解をする人もそこそこ居ますから。^^;

もしかしたら、「1回2錠の薬もある」と思い込んだ状態でまずは「1回1錠の袋を使って詰めた」ものの、そこで「ああ、1回2錠の薬はなかったわ」と気付いたので、もう1つ「1回1錠の袋」を使って入れた、というパターンもあるかな、とも思ったり思わなかったり。(^_^;)
真相は分かりません。

早めに頭痛薬を飲んでいれば良かったのかな

そもそもですね、実は私の鞄の中にはいくつかの薬を常備してありまして、頭痛薬(バファリン)も入っていたんです。
ただ、普段に頭痛を感じることが滅多にない(本当に滅多にない)ので、「頭痛がしたら薬を飲めば良い」という発想自体が出てこなかったんですよね……。
もし最初に頭痛をほんの少し感じたタイミングでさっさと薬を飲んでいれば、吐き気にまで発展させることなく済んでいたのかも知れません。

何のために薬を鞄に入れていたのか……。(-_-)
まあ、さすがに他人様の家で嘔吐するという今回のような経験をすれば、二度と頭痛薬の存在は忘れないとは思います。(^_^;;;
今回に処方された薬セット(頭痛薬+胃薬+吐き気止め)も、1回分だけ鞄に入れておきました。

というわけで。
一時はどうなることかと思いましたが、お二方に多大なご迷惑をおかけしつつも無事に帰宅できました。
(時間を取らせてしまったことが最も心苦しい。)

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著者紹介


にしし(西村文宏)

にししでございます。本書いたり記事書いたりしてます。あと萌えたり。著書5冊発売中です(Web製作系4冊+小説1冊)。著書や記事は「西村文宏」名義。記事は主にAll Aboutで連載。本の最新刊は2011年3月に発売されたライトノベルでございますよ。

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