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Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2020/09/11. 10:58:40.

マイナポイントを自宅PCからICOCAで申し込んでみた

政府によるポイント還元制度:マイナポイント

マイナポイント政府がマイナンバーカードを普及させる施策の1つとして「マイナポイント」という還元制度を実施しています。なんだかマイナー(Minor)ポイントみたいな名称ですけども。当初は実際に知名度は高くなさそうだったのでマイナーには違いなさそうでしたが。ここ最近は舘ひろしでCMを放送しまくって宣伝しているので、もしかしたら周知されてきたでしょうか?^^;

AEONが「WAONをマイナポイントの還元先に指定すると7,000ポイント還元」だと宣伝しているので、AEON系のスーパーに頻繁に出入りする人だと、AEON経由の宣伝の方をより目にしているかも知れません。そういう「民間企業も独力でマイナンバーカードの存在を宣伝してくれる」という効果を最初から狙っていたのだとしたら、確かに良い方法なのかも知れません。

マイナポイントの受付は7月から開始されていたのですが、実際にポイント還元の対象になる消費カウントは、9月1日からです。
私は確定申告の電子申告のためにマイナンバーカードを元々入手していましたから7月の段階でも申し込めたのですが、PCにICカードリーダを接続してマイナンバーカードを読み込ませた状態で手続きしないといけないのが若干面倒だったので、2ヶ月も余裕があると「まだいいか」と思ってしまって、結局ずるずる先延ばしにしてさっぱり手続きしようと思わないまま9月になってしまったのでした。(^_^;)

9月になってしまったことと、そろそろチャージしないと残額が足りなくなる時期でもあるので、申し込んでみました。以下はその話です。

マイナンバーカードと、マイナポイント対象のキャッシュレス決済アカウント(電子マネーカードなど)が必要

このポイント還元制度は、マイナンバーカードにポイントが貯まるわけではなく、マイナンバーカードと連携させる(紐付ける)各種電子マネー側にポイントが貯まります。なので、マイナンバーカードの他に(この還元制度に参加するキャッシュレス事業者の)ポイントカードが必要です。例えばICOCAやWAONとか。
クレジットカード会社の中にも参加している会社があるようですけども、私がメインで使っているクレジットカード会社は残念ながら参加していませんでした。
マイナポイント制度に参加しているキャッシュレス決済一覧は、公式サイト内の「対象となるサービス一覧」ページから探せます。

というわけで、このポイント還元(政府からは最大5千円)を受けるには、

  1. 自分のマイナンバーカード
  2. マイナポイント制度対象のキャッシュレス決済アカウント(電子マネーカードとか、クレジットカードとか、QRコード決済アカウントとか)

の2点を用意した上で、

  • PCを使って専用サイトから手続きをする (ICカードリーダが必要)
  • スマートフォンを使って専用モバイルアプリから手続きをする (ICカードを読み取れるスマートフォンが必要)
  • ATMとかコンビニマルチプリンタとか駅の券売機とかのリアルマシンで手続きする

のどれかの方法を使って手続きする必要があるようです。(他にもあるかも知れませんが)

▼マイナポイントと紐付ける電子マネーはICOCAに決めた

個人的には、普段の行動範囲から考えて、紐付ける電子マネーの候補はICOCAかWAONのどちらかでした。

  • ICOCAの場合は、チャージ総額が2万円に達すると、5,000円分のポイントが付与されます。
  • WAONの場合は、チャージ総額が2万円に達すると、政府からの5,000円分のポイントに加えて、2,000円分のポイントが付与されます。(計7,000円分)

WAONの方がお得ではあるのですが、ここ最近はコロナ対策で移動範囲が狭まっていてあまりAEON系スーパーに出入りしなくなったので、WAONに2万円チャージする機会が3月末までにあるかどうかは微妙な気がしました。ICOCAは日常的に交通費決済にも使っていますし、コンビニやスーパーでも使いますから、3月末までに2万円のチャージは充分できます。
というわけで、ICOCAを採用しました。

※2万円に到達しなくても、期間終了時点(3月末)でチャージしていた総額に対して25%分のポイントは還元されます。還元額を最大(5千円分)にするには、2万円分のチャージが要る、というだけです。

マイナンバーカードを読み取れるICカードリーダがあれば、自宅のWindows PCから手続きができるのだが

私はUSB接続のICカードリーダを所有しているので、PC上で手続きする方法を使いました。
普通、PC用の周辺機器であるICカードリーダなんて持っていないでしょうから、この方法を採用するのは毎年の確定申告で電子申告をしているような一部の人々だけではないかと思うのですけども。(^_^;)
ICカードリーダって、だいたい2~3千円くらいしますから、まさかこのためだけにカードリーダを調達する人は居ないでしょうし。

PC上で操作する場合、OSはWindows7~10限定で、ブラウザはIE11・Edge79~・Chrome79~のどれかが必要です。
選択肢が少なく感じるでしょうが、開始当初はブラウザがIE11限定でしたから(^_^;)、そこと比べれば多少は広がっています。
(EdgeやChromeを使う場合は、専用アドオンのインストールが必要です。)

確定申告の電子申告でもそうですけども、行政側がマイナンバーカードを利用させる方法は「IE11しかない」という状態が長く続いていましたからね……。(^_^;)
たぶん、物理的な周辺機器であるICカードリーダをブラウザ上で利用させる仕組みが用意できなかったのでしょう。

マイナポイントと電子マネーを紐付ける操作手順

マイキープラットフォームからマイナンバーカードを読み取らせる画面操作手順、というほどの手順もなく、わりと簡単です。
必要な操作は大きく分けて以下の2点。

  1. 総務省の「マイナポイント予約・申込サイト」で、マイナンバーカードを読み取らせて、『マイキーID』というIDを取得する。
  2. マイナポイントの「利用者マイページ」で、望みの電子マネー等を選択した上で、マイナンバーカードを読み取らせて紐付けする。

これだけです。

ただ、1の手順でマイナンバーカードを読み取らせるためには、「マイキーID作成・登録準備ソフト」という専用ソフト(20.7MB)を先にダウンロードしてセットアップする必要があります。(上記1のページにあるオレンジ色ボタンの直下にある文章内のテキストリンクからダウンロードできます。)

▼紐付けたい電子マネー側のマイナポイント解説ページを先に見た方が良いかもしれない

具体的な手順は、紐付ける電子マネーによって異なる可能性があるので、総務省のウェブサイトを最初に見るよりも、「紐付ける電子マネー側のマイナポイント解説ページ」を先に見た方が良いと思います。ICOCAの場合なら、JR西日本の説明ページ「ICOCAにおけるマイナポイント事業」です。

※総務省による全体的な解説とか環境別の手順とかは、マイナポイントの予約・申込方法ページにあります。

▼操作は画面に従って進むだけで完了する

「マイキーIDの発行」と言っても、ただマイナンバーカードを読み取らせるだけで発行されました。特にIDを覚えておく必要もなさそうです。
マイナンバーカードを読み取るだけでIDが発行される
そのまま「申し込みへ」ボタンを押すだけで、次の手順2(利用者マイページで電子マネーとの紐付け作業)に移動できました。

利用者マイページから電子マネー等を選択する画面 マイナポイントに紐付ける電子マネーとしてICOCAを選択
マイナポイントに利用できる電子マネー等は多数あるので、まずは検索するなりして対象を見つける必要があります。チェックボックスから絞り込んで一覧することもできるようですが、検索窓に「ICOCA」と入力して検索すれば、ICOCA1項目だけが出てきました。

ICOCA番号を自力で入力する 「決済サービスID」欄と「セキュリティコード」欄に、ICOCA番号を自力で入力する
ICOCAは、カードを一意に特定するカード番号が裏面に刻印されています。しかし、クレジットカードの裏面にあるセキュリティコードのような別番号は存在しないので、「決済サービスID」欄と「セキュリティコード」欄の両方にICOCAカード番号を入力する仕様でした。まあ、2回入力することで入力ミスを防ぐ多少の効果はあるかも知れませんが、ICOCA番号を誤解していて入力を間違っていた場合とか、どうするのでしょうかね?(どうしようもなさそうですが。) 少なくとも存在しない番号を入力した場合にはリアルタイムにチェックされて拒否されるのか、それとも間違えていたら無効になって終わりなのか……。実験してみれば分かりますが、そこまではしていません。(^_^;)

その辺が不安なら、券売機とかATMとかの物理マシンで登録する仕組みも用意されているので、そっちの方が良いかも知れません。ただ、マイナンバーカード自体も持っていかないといけないので面倒ですけども。

マイナポイントとICOCAの紐付けが完了
最後に、再度マイナンバーカードを読み取らせることで、手動入力したICOCAとの紐付けが完了しました。一度何かと紐付けると、二度と変更はできません。(^_^;)

▼メールアドレスを登録できるっぽい画面もあった

これで手続きは完了なのですが、左側のメニュー項目を見ると、まだ他にも項目があります。一応覗いてみたところ、メールアドレスを登録できるっぽい機能もありました。
「ポイントが失効する場合」とか「重要な情報が発生した場合」とかチェックできるようになっているので、そういう事象が発生したらメールで教えてくれるのかもしれません。

マイナポイントのメールサービスもあるっぽい

私は登録しませんでしたが。(^_^;)
余計な個人情報をばらまくのは避けようかなと思いまして。それほどPushで教えて欲しい情報でもありませんし。
この画面には、「利用者マイページ」にICカードリーダ+マイナンバーカードを使ってアクセスすることでいつでもログインできるようでしたし。

種類別にメール配信内容が選べるようになっているとはいえ、「重要な情報が発生した場合」と「お得な情報」が同一項目になっている点はどうかと思います。(^_^;)

紐付ける電子マネーのシリアルNo.の入力を間違えたらどうなるのだろう?

以上、マイナポイントの申し込み手続き自体は簡単だったのですけども、紐付けるICOCAの番号を自力で入力する必要があったので、その入力を間違えていたらポイントが付与されないでしょう。
1桁間違っただけでたまたま赤の他人が所有するICOCA番号になってしまう確率がどれくらいなのか知りませんけども、もし「存在しない番号」ではなく「所有者が存在する番号」だったら、ポイントはその人のものになるのでしょうかね?(^_^;;; ノーマルなICOCAなら対象のICOCAがポイントサービスに登録されている必要がありますが、Smart ICOCAなら自動登録ですから。私が所有しているのはSmart ICOCAなので、私の番号から1~2桁間違っただけなら、たぶん同じくSmart ICOCAに対して発行されている番号になるのではないかな、となんとなく思っているのですが。

とりあえず、入力番号は何度も確認したので間違いはないと思うのですけどもね。(^_^;)

2万円分チャージすると、5千円分のポイントが還元される

手続きが正しく完了していれば、来年3月までの間に2万円以上ICOCAにチャージすると(総額2万円を超えた翌月に)5,000円分のICOCAポイントが付与されるでしょう。チャージ総額が2万円に満たない場合でも期間終了(3月末)時点でチャージ総額の25%は付与されるらしいです。

ICOCAはポイントが貯まっている事実に気付きにくいのですけども、代わりにポイントに有効期限はないようなので、まあ悪くはないでしょう。

券売機でチャージするときに画面をよく見ればポイントが表示されているのだったような気がするのですが、いつも流れ作業的に操作するので(Smart ICOCAだから現金が要らないのでなおさら)あまり画面は注視していません。自動改札機の液晶画面にポイントも表示してくれたら目に付く気もするのですが。自動改札機の出口付近にある液晶画面には、チャージ残額は表示されますがポイントまでは表示されなかった気がします。自動改札を通過するときも、そこまでハッキリと表示は見ていませんから、これも正確には分からないのですが……。(笑)
「次に改札を通るときにチャージ残額を確認しよう」と思って居つつ、「ああっ、見るのを忘れてしまった!」ということは何度もあります。

5千円でマイナンバーカードを新規取得してくれる人がどれくらい居るのだろうか?

このマイナポイント制度は、マイナンバーカード普及のための施策なわけですが、このためだけにマイナンバーカードを新規取得してくれる人々はどれくらい居るのでしょうかね?

5,000円分のポイント(事業者によってはさらに付加ポイントが付くものもありますが)は、マイナンバーカードを手に入れる手間と釣り合うかどうかは微妙なところではないでしょうかね……。(^_^;)
元々電子申告などのためにマイナンバーカードを持っていた人々なら、手間は大したことがないので利用するでしょうけども。そういう人々(私も含む)は政府の今回の意図の対象ではないわけで。

マイナンバーカードに付与する実利はもっと、そういうポイント還元とかではなくて、「健康保険証の代わりに使えて、お薬手帳の機能も付加されていて、異なる調剤薬局を併用していても過去の全処方薬の履歴が読み取れて禁忌処方がないかどこでも確認できる」みたいな付加価値を提供する方向でないとダメだと思います。

というわけで、マイナポイントをICOCAで申請してみた話でした。
ICカードリーダの出番は普段は毎年1回確定申告の時期しかなかったので、今年はちょっと活躍の機会が増えました。(笑)

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にしし(西村文宏)

にししでございます。本書いたり記事書いたりしてます。あと萌えたり。著書5冊発売中です(Web製作系4冊+小説1冊)。著書や記事は「西村文宏」名義。記事は主にAll Aboutで連載。本の最新刊は2011年3月に発売されたライトノベルでございますよ。

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