にしし ふぁくとりー:西村文宏 個人サイト

Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2023/02/19. 00:19:09.

慢性的な結膜炎ですね、という診断を10年ぶりに受けた

まぶたが痙攣する症状と、直線が歪んで見える症状が……!?

1ヶ月くらい前から、右目のまぶたがピクピク痙攣する症状が復活していました。この症状が最初に出てきたのは10年前で、そのときはドライアイで結膜炎だと診断されました。(そのときの話は、2012年の記事「瞼(まぶた)がピクピク痙攣するので眼科へ行ってきた」に書いています。)

その10年前のときは、一度ピクピク痙攣が始まると1時間くらいずっと持続するような感じだったんですけども、ここ1ヶ月間の症状はそこまで酷くはなくて、ほんの時々思い出したかのようにピクピクッと一瞬痙攣するだけで、持続はしませんでした。
なので、普段から使っているドライアイ用の目薬をさして様子を見ていました。

ドライアイ用の市販目薬

で、極寒の冬に突入してエアコンを常時使うようになったためか、やたらと頻繁に目が乾くんですよね……。
目が乾くと、目を開けていられなくなりますし、さらに酷くなると眩しく感じるようにもなります。
とてもとてもディスプレイなど見ていられない感じで。

市販のドライアイ目薬をさせば、そのときは回復するのですけども、効果はあまり長続きしません。
さすがに眼科で目薬を処方してもらう方が良いのではないかな……と思いつつありました。

そんなとき、ふとディスプレイ上に表示された真っ直ぐな横線(テキスト入力欄の枠線)をたまたま右目だけで見たとき(左目が乾いていたので左目だけ閉じたため)、視界の端で線が若干歪んで見えることに気がつきました!(;゚Д゚)

これはもしかして、ちょっと詳しく調べないといけないのでは……と思いまして、視界チェック用のシート的なものをググって探しました。
そこで見つけた視界チェック用の格子模様(アムスラーチャートとか加齢黄斑変性チェックシートとか呼ばれるっぽいです)を見ると、右目の視界でだけ、視界のやや右上と右下が微かに歪んで見えます! どひぃ。😱

視野が歪むという場合、眼底に何か問題(病気)があると怖いですよね。
実は、9年くらい前に、右目の視野の端に常に残像っぽい丸いのが見える症状が起きたことがありまして、そのときに眼科で眼底を検査すると(問題は何もなかったんですが)右目の中で何らかの漏出物がある(しばらくすれば回復するだろう)という話を受けたことがありました。
なので、右目の眼底に何らかの問題が起きている可能性もあるのかな、という点がちょっと心配でした。

さすがにこれは早急に眼科で詳しく検査をしてもらうしかないな……、というわけで眼科へ行ってきました。(めちゃくちゃ寒い中)

▼症状

現在の症状としては、まとめると、

  • 【まぶた痙攣】右目のまぶたの右端が時々ピクピク痙攣する。
  • 【ドライアイ】目が乾く(両目)、時々まぶしく感じる、稀にかゆいこともある。
  • 【視界の歪み】格子のチェックシートを右目で見ると、視野の中心より右上と右下の2カ所で線が歪んで見える。

……という感じです。
眼科の受付で記入を求められた問診票にも、上記を全部書きました。小さい字で。^^;

当初の懸念点は「まぶたの痙攣」だったわけですけども、それは10年前のときと比べるとまだ発現頻度は低いので、そんなに大したことはなさそうに感じるのですよね。このときの最も大きな問題は、右目の視野にある歪みでした。眼底に何か問題がある可能性を放置するのは怖いですからね。

眼科で検査を受けた

というわけで、極寒の中、朝一で眼科へ突撃してきました。

診察の前に、まずは25分くらい検査。
私はとにかく(眼球に向かって何かが来る状況で)目を開け続けるのが極めて苦手なので(笑)、眼科の検査が一発で終わることはまずありません。「リラックスしてくださいね~」と100回くらい言われて、500回くらい目に風を当てられてようやく検査が完了したような気がします(誇張)。
毎度ご迷惑をおかけ致します。_(:3」∠)_

ただ、眼球に向かって何かが来るときに一瞬で確実に目を閉じられる能力は、眼球を守る上では極めて正しく望ましい能力だと思うんですけどもね。^^;

あの目に風を当てるのは何を測っているんですかね……? 眼圧?
暗いところで片目ずつフラッシュの光を見たのは、眼底の写真を撮ったんだと思うんですが。

あと、ランドルト環を見る視力検査もしまして、これは「概ね1.5ありますね」という結果でした。
昔から視力は両目とも良かったんですけども、歳も取ってきましたし、さすがに視力は低下しているのではないか……と思っていたのですけども、わりと普通に見えているようです。それは良かった。

で、そんな検査を経てから診察室に呼ばれて診断を受けてきました。

慢性的な結膜炎ですね、とのこと

余談ですが、診察室の中に入ったら映画館みたいな暗さの部屋でちょっと驚きました。
眼科の診察室ってそこまで暗くしてあるもんですかね?
まあ、たしかに周囲が暗い方が、ピンポイントに眼球を観察するには望ましいのだろうな、とは思いましたけども。

んで、眼科医さんが私の下まぶたをぐいーっと下げて目を観察して開口一番、

「ああぁ~、これは慢性的な結膜炎ですねぇ」とのこと。

目が乾くのとか、まぶたがピクピク痙攣する症状についてはそのためです。
これはまあ、10年前の診断(行ったのは別の眼科ですが)でもそうでしたし、自分でもそうだろうな……とは思っていましたので納得です。

まぶたの裏側が真っ赤なので見たらすぐに分かる感じっぽいです。
私は他人のまぶたの裏側の色を見たことがないので、自分のと比較はできないのですけども。(^_^;)
いや、拡大もせずに肉眼で見て判断できるレベルの話なのかどうか詳しくは知りませんが。^^;

▼眼底は問題なし

次に、眼底の検査結果ですが、
眼底には一切何も問題がないとのことで、黄斑変性とかの兆候もないし、緑内障の兆候とかもないとのこと。
要するに目の問題は、結膜炎だけ、ということでした。

右目だけで真っ直ぐな線を見たときに、視野の一部でほんの少しだけ歪んで見えるのが何故なのかは分からないままなんですけども(本当に端ですし、日常生活には微塵も支障ないのですが、何か病気の兆候だったら放置するわけにはいかないので検査してもらうべく眼科へ行ったわけですが)検査結果としては問題ないとの結果だったなら、とりあえずは安心です。

(これは勝手な想像ですが、眼底に問題がないなら、眼球ですよね。たぶん。眼球の中には毛細血管もありますし、その辺で光の屈折に局所的な問題でも起きているのかな、と思いました。何にせよ、検査で問題がないなら、時々思い出したときにチェックシートを片目ずつ眺めて、悪化していないかどうかだけ確認していれば良いかな、と思います。ちなみにですが、眼科の先生に「視野の端で線が歪んで見えるのも目が乾燥しているからですかね?」と質問はしてみたんですが、何とも答え難そうな反応の後に「う~~~~~~ん、その可能性もあります」という回答でした。まあ、眼底に何も問題がないのなら、明確な回答はできないんだろうな、と思いました。何にせよ眼底には問題なくて良かったです。)

処方された目薬

処方された目薬は3つです。

処方目薬3種類:ヒアルロン酸Na点眼液0.1%、パタノール点眼液0.1%、フルオロメトロン点眼液0.1%

ドライアイ改善用の涙液保持目薬って、ヒアルロン酸なんですね。

処方目薬3種類

  • ヒアルロン酸Na点眼液0.1%:
    涙液保持作用により点眼後の涙液の貯留量を増加させ、さらに角膜上皮の障害の治癒を促進させます。通常、眼球乾燥症候群(ドライアイ)などの内因性疾患の治療に用いられます。
  • パタノール点眼液0.1%:
    選択的ヒスタミンH1受容体拮抗剤であリ、アレルギー症状の原因物質(ヒスタミンなど)の産生や放出を抑えて、抗ヒスタミン作用、抗アレルギー作用を示し、アレルギー症状を消失もしくは和らげます。通常、アレルギー性結膜炎の治療に用いられます。
  • フルオロメトロン点眼液0.1%:
    ステロイド製剤で、抗炎症作用によリ、目の炎症を抑えます。通常、眼瞼炎、結膜炎、角膜炎などの目の炎症性疾患の治療に用いられます。

パタノール点眼液は必ず遮光の専用袋に入れるように、フルオロメトロン点眼液は必ずよく振るように言われました。
10年前の症状のときに(別の眼科で)処方された薬とは、フルメトロン点眼液だけは共通しています。
こうやってブログに書いておくと、後から振り返って比較しやすくて便利ですね……。

さすがに処方された目薬はよく効く……!

3日目くらいまでは、まぶたがそこそこピクピク痙攣していたんですが、4日目以降は、ほぼピクピク痙攣はなくなりました。
処方目薬すごい。

目を休めるPCの使い方(後述)をするようにしたことも影響しているとは思いますが。
ちょっと忘れて長めにPCを使うと、ピクピクしそうな気配を感じます。^^;

目の乾きはまだ日常的に普通にあるのですけども、「まぶしい」と感じることはなくなりました。これは良かった。
まぶしさを感じるのは、たしか眼球の表面の水が少なくなりすぎるのが問題なんでしたっけね?
やはり、市販の目薬でどうにかしようと思わずに、ちゃんと眼科へ薬をもらいに行くべきですね。早めに。

目に負担を掛けすぎないように

要は、しっかり瞬き(まばたき)をしなさいということなんですけども。
ドライアイになる大きな要因は、瞬きが足りない(ことの結果として眼球表面の涙の量が不足したり成分のバランスが崩れたりする)ことだそうなので。

PCで画像調整系の作業をしているときに、マウスを使って1ピクセル単位の微調整をする機会がそこそこな頻度であるんですけども、画像の表示倍率を調整して一時的に拡大すれば良いんですが、私はそれを面倒くさがって、ぐっと目を凝らして倍率1倍のままでマウスを微妙に動かして微調整するのをよくやります。^^;
その場合、瞬きをしてしまうと視線がずれて微調整ができないので、ぐっと瞬きを我慢して目を見開いたまま微調整する癖が付いてしまっているんですよね……。
間違いなくそれがドライアイの原因だ……!

なので、極力そういう操作はしないようにするか、するとしても、意識的に3秒以内に1回は瞬きするように、3秒以内に作業を終えるか、3秒経ちそうなら一旦手に力を入れてマウスを動かさないようにしてしっかり瞬きするとかしないといけません。^^;;;
いや、素直に拡大操作しろという話なんですが。┌(:3」└)┐

とりあえず、手元のAndroid端末にある標準の時計アプリで、45分と10分のタイマーを1つずつ作成して、「PC作業を45分間したら」→「次の10分間はディスプレイ以外の物体を見る」(たいていは紙の本を読む)……というような感じで、直接光を放つ物体を見ない時間をちょくちょく設けるようにしてみました。タイマーで計らないと、絶対に忘れて作業し続けてしまいますからね……。

Androidタイマー2つ

上図の上側(黄色矢印の先)が45分タイマーで、下側(水色矢印の先)が10分タイマーです。時々忘れちゃうんですけども、「45分タイマーが終わったら自動的に10分タイマーを始める」みたいな設定はできないのかな……。どうせほとんどの時間はPCを使っているので、JavaScriptでそういうWebページを作ってブラウザで開いておく手もあるんですけども。まあ、とりあえず今はAndroidのタイマーを使っています。

電子インク端末とかどうなのかな?

積ん読本がたくさんありまして、紙の書籍もたくさんありますから10分間の休憩ではまあそれを読めばいいんですが。
積ん読な電子書籍もたくさんあって、それを読めるならそれも読みたい気もするんですよね。そのときによっては。電子書籍は今のところタブレットで読むしかないのですけども、電子インクな読書端末を手に入れれば、直接光るデバイスを凝視しなくても電子書籍が読めるようになるわけで、目には優しいような気がするんですよね。どうなのかな……?

電子インクの読書端末の代表格みたいなのは Kindle Paperwhite だとは思うんですが、それだとKindle本しか読めない問題があります。私は電子書籍をたいていヨドバシで買っているので、Doly(ヨドバシの電子書籍リーダアプリ)が動いてくれる端末だとありがたいです。

電子インクディスプレイの汎用Android端末なら、各種電子書籍アプリをインストールして読めます。ただ、汎用の電子インク端末はディスプレイの反応速度に難があるっぽい話も聞くのですけども。どうなのかな……。反応速度を問題にしなければ、「BOOX Leaf2」という電子インクAndroid端末が良さそうだという感じのレビュー記事を読んだんですけども。Amazonでは34,800円で買えるようです(ヨドバシでは取り扱いがありませんでした)。

ストレスなく読めそうなら買っても良いな、と思ってはいるのですが、ググっていろいろ情報を探ると、「読み進める際は我慢可能な程度のもっさり感がある程度だが、アプリの起動には時間が掛かる」とか、なんか端末自体のスペック的な問題もありそうな感じで、いまいち踏ん切りが付きません。「電子インクで読みたい」というならほぼ「読書端末として」でしょうから、あまり高価格にできないためにスペックを下げた製品しか作れない(技術的にではなく販売戦略的に)のかもしれませんけども。
もうちょっと何かアンテナを張って新製品情報をチェックしようかな、と思います。

目を大切に

というわけで、慢性的な結膜炎ですね、と10年ぶりに再度診断された話でした。
目は大切に……!

▼眼科関連の過去日記(時系列):

瞼(まぶた)がピクピク痙攣するので眼科へ行ってきた(2012年4月27日)
サプリ「アスタキサンチン」をAmazonの定期購入で買ってみた(2012年5月24日)
怖い!右目の視界の端に、常に残像っぽい丸いのが見える!(2013年11月23日)
眼科へ行ってきた。受付での説明が難しい(^_^;)(2013年11月25日)
眼科で新しい目薬を処方されてきた(2013年12月9日)
新しく処方された目薬には遮光袋が付いていたんだけど、ほとんど透明っぽい(^_^;)(2014年4月7日)

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著者紹介


にしし(西村文宏)

にししでございます。本書いたり記事書いたりしてます。あと萌えたり。著書5冊発売中です(Web製作系4冊+小説1冊)。著書や記事は「西村文宏」名義。記事は主にAll Aboutで連載。本の最新刊は2011年3月に発売されたライトノベルでございますよ。

Twitter:にしし/西村文宏
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