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Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2022/03/25. 10:35:43.

CSSのセミコロンは、条件によっては不要。行末に必要な記号ではない。

プログラミング言語で行末に書く「;」記号と違って、CSSの「;」は複数のスタイル(プロパティと値の組合せ)を区切るために書くので、スタイルを1つしか書かない場合や、複数書く場合でも最後の1つの後には「;」は不要です。でも、後から追記するときに「;」記号を書き忘れないためにも、最初からスタイル末尾に「;」を書いておく方が良いでしょう。

……という説明は不要だよな……と思ったんですが、Twitterで呟いてみるとこの仕様に驚いていた人も居たので、やっぱり説明はしといた方がいいんだな、と思いました。(笑)

W3Cのサンプルソースにも、セミコロン記号は書かれていない

W3Cサイト上にある「複数のスタイルはセミコロンで区切って列挙できるぜ」という説明内にあるソースでは、最後のセミコロンは書かれていません。(それ以外のサンプルソース部分でも、セミコロンが不要な箇所にはセミコロン記号は書かれていません。)
http://www.w3.org/TR/CSS21/syndata.html#declaration

最後にセミコロン記号を書いても間違いではない

では逆に、『続けて記述するスタイルがない際に「;」を書くのは間違いではないのか……?』と思われるかも知れません。が、スタイルの中身は空っぽであることも文法的に認められているので、最後に「;」を書いても文法には合致します。(最後の「;」の後に、空っぽのスタイルがあるという解釈になります。)

最後に「;」を書いても書かなくても良いということなので、それならヒューマンエラーの少なくなる方を選択しておく方が良いでしょうから、要・不要に関わらず常に「;」を書くようにしておく方が良いでしょう。

セレクタ { プロパティ: 値; }

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にしし(西村文宏)

にししでございます。本書いたり記事書いたりしてます。あと萌えたり。著書5冊発売中です(Web製作系4冊+小説1冊)。著書や記事は「西村文宏」名義。記事は主にAll Aboutで連載。本の最新刊は2011年3月に発売されたライトノベルでございますよ。

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