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Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2022/03/25. 10:35:15.

極小のハンディスキャナ「KS-H mini」を買った

ハンディスキャン KS-H mini レッド書籍のごくごく一部分だけをスキャンするために、全長9cmくらいの極小ハンディスキャナを買ってみました。
ケンコー・トキナーという会社の「ハンディスキャン KS-H mini レッド」という製品。
USBバスパワーで動作する小型スキャナで、USB経由でPCにデータを送ります。
付属のPC用ソフト「MagicScan」で、スキャンした部分をJPEG画像化したり、OCR機能でテキスト化したりできます。

Amazonで、わずか1,560円!という、かなりのお手頃価格でした。^^;
その価格なら、まあ失敗しても気にならないかな……と思って、気軽に買いました。^^;
名刺のスキャン用として考えられた製品らしく、名刺専用のプラスチック台が付属していました。私はそれは袋から出していませんけども。^^;;;
筐体サイズも一般的な名刺をスキャンできるくらいの小ささです。

スキャナの解像度は300dpiなので、スキャナとしては低いようにも思えますが、実際に使ってみたところ、モノクロテキストのスキャンには十分でした。
(カラー原稿では試していません。)

PC側のスキャンソフトでスキャン開始ボタンを押した後は、いつでも自分の好きなタイミングでスキャナを動かせば読み取ってくれます。
スキャナ本体は、上部全体がボタンを兼ねていて、スキャナ上部を押しっぱなしにした状態で動かすことでスキャンができます。
スキャンした内容は、ほぼリアルタイムでPCの画面上に表示されますから、うまくスキャンできているかどうかはすぐに分かります。

PC側のソフトで「スキャン停止」ボタンを押さない限り、何度でも最初からスキャンのやり直しができるので、上手くいかなかった場合でも楽にやり直せます。この仕様は便利だと思いました。

KS-H mini下部のローラー本体の裏面は、右の写真のような感じです。
写真ではちょっと分かりにくいですが、黄色い矢印に挟まれた領域にローラーがあります。
ローラーが結構幅広いので、多少スキャン対象から本体が多少はみ出しても、特に問題なくスキャンできました。

まあ、自分の手で動かすので、慣れないと斜めにずれちゃったりしますが。
そこは使っていく内に上手くいくようになるかな……と期待しています。^^;
ただ、OCRが目的であれば、多少斜めになっていても、認識にはさして問題ないようでした。

日本語テキストの認識は、(文字だけが記載された書籍をスキャンした場合は)まあだいたい85~90%くらいの精度ですかね。^^;
OCR結果のテキストを利用する場合は、手動での修正は必須です。……が、それはScanSnapのOCR機能でもそんな感じでしたし。まあ、そんなもんでしょう。

本体の横幅が9cmくらいあるのに対して、スキャン可能な横幅は5.4cmです。
なので、書籍の(中央寄りの)端っこをスキャンするのが若干難しいです。本が軟らかければ、頑張って平べったくすることで、多少黒っぽく(暗く)なるだけでスキャンできますけども。ハードカバーだと苦しいかも知れません。
まあ、これは普通のフラットヘッドスキャナとか、どんなスキャナでもそうですから仕方がないですね。^^;
ただ、多少黒っぽくなっていても、OCRはそこそこ認識できてはいました。

※スキャン可能な横幅が5.4cmなので、文庫本くらいのサイズであっても1ページを1回でスキャンするのは無理です。基本的には、「欲しい箇所(数行)だけをピンポイントでスキャンする」という用途になると思います。(1ページをまるごとスキャンしたい場合は、フラットヘッドの方が便利でしょうね。)
私は、「欲しい数行だけをスキャンする」という目的で、これを買いましたので、ちょうど良い感じです。

本をスキャンするときは、本体の横に付いたUSBケーブルの取り回しが若干面倒です。
ただ、マニュアルでは、スキャナを動かす方向が一方向に限定されているような書き方がされていましたが、実際には、どちら方向へ動かしても、ちゃんと認識はされました。
また、PC側のソフトで回転させることも可能なので、USBケーブルが邪魔にならないような配置にしてスキャンすると、良さそうな感じでした。

OCRソフトの設定スキャン対象が、「横書き文章」なのか「縦書き文章」なのかは、手動設定です。
自動では判別されないので、ソフト側で設定しないといけません。が、まあ、設定ボタンを押して、設定ウインドウを出すだけですから、それほど面倒でもないと思います。

これで、わずか1,560円なら、わりと良い買い物じゃないかと思いました。

なお、この製品には5色のバリエーションがありまし。
赤色を買ったのは、それが一番安かったからです。^^;;;
ネット上の他のショップでは、だいたい3千円くらいでしたが、なぜかAmazonではその半額くらいでした。なんでかな……?(^_^;;;

ケンコー・トキナー ハンディスキャン KS-H mini(@Amazon.co.jp)

スキャナ製品を買ったのは、3年前の5月に買った「ScanSnap S1300」以来です。値段を比較すると、約14分の1。(^_^;;;

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著者紹介


にしし(西村文宏)

にししでございます。本書いたり記事書いたりしてます。あと萌えたり。著書5冊発売中です(Web製作系4冊+小説1冊)。著書や記事は「西村文宏」名義。記事は主にAll Aboutで連載。本の最新刊は2011年3月に発売されたライトノベルでございますよ。

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