12時52分01秒 [ATOK]
ATOKで文字を入力する場合、ファンクションキーを使うことで入力内容を英字にしたりカタカナにしたりできます。でも、その方法だと望みの文字がちゃんと打てているのかを(入力の最中に)視覚的に確認しにくいですし、何より変換結果をATOKが学習してしまうので、私はほとんど使いません。
カタカナで入力したりアルファベットで入力したりする場合に、入力内容を明確に把握しながら打ちたい場合や、頻繁には使わない語(学習させたくない語)を書きたい場合には、入力の前に「入力モード」自体を切り替えて入力すると便利です。
MS-DOS時代から数えるともうATOK歴は20年以上なので、この入力モードを切り替えるショートカットキーは指で覚えてしまっていて、どのキーを押せばいいかと質問されても即答できません。(笑)
実際にキーボード上で指を動かして見れば分かるんですけども。(^_^;;;
というわけで、以下にまとめておきます。
ATOKで文字入力が可能な状態で、[Shift]+[無変換]キーを押せば、「全角アルファベット固定入力」→「半角アルファベット固定入力」→「デフォルトの入力モード」の順に切り替わります。
全角の英数字を入力したい場合(かつ、それを学習させたくない場合)には、このショートカットキーが便利です。
なお、半角の英数字を入力したい場合は、単に[無変換]キーを1回押すだけで半角アルファベット固定入力モードになります。
※入力内容が学習されても構わなければ、入力後に[F9]キーを押すことで全角アルファベットに、その後[F8]キーを押すことで半角アルファベットになります。
ATOKで文字入力が可能な状態で、[Ctrl]+[無変換]キーを押せば、「全角カタカナ固定入力」→「半角カタカナ固定入力」→「ひらがな固定入力」→「デフォルトの入力モード」の順に切り替わります。
全角や半角のカタカナを連続して入力したい場合(かつ、それを学習させたくない場合)には、このショートカットキーが便利です。
デフォルトの状態でも、漢字変換をしなければひらがなになるわけですから、「ひらがな固定入力」モードが用意されている理由はイマイチ分かりません。(^_^;)
※入力内容が学習されても構わなければ、入力後に[F7]キーを押すことで全角カタカナに、その後[F8]キーを押すことで半角カタカナになります。(最初から[F8]キーを押すと、無変換状態の文字がそのまま半角カタカナか半角アルファベットのどちらかになります。
上記の[Shift]+[無変換]キーや[Ctrl]+[無変換]キーを使ってどの入力モードに切り替えた状態でも、[無変換]キーだけを1回押せば、デフォルトの入力モードに戻ります。
ただし、元々デフォルトの入力モードにあるときは、[無変換]キーを1回押すと「半角アルファベット固定入力」に切り替わります。
どの入力モード(例えばデフォルトの日本語入力モード)にある場合でも、[Shift]キーを押しながら[A~Z]の各英字キーを押せば、アルファベットの入力ができます。
大文字で書き始めたいときや、全部大文字で入力したいときには、わざわざ入力モードを切り替える必要が無いのでこの方が早いです。
この場合は、[Enter]キーで確定した時点で、デフォルトの入力モードに戻ります。
この機能は、ATOKの環境設定で「Shiftキー+A~Zで英語入力に切り替える」項目にチェックが入っている必要があります。デフォルトで入っているのだったかどうかは記憶にないので分かりません。(^_^;)
半角アルファベットを入力したいなら、[半角/全角]キーを押して日本語入力機能をOFFにしてしまう方法もありますが、私はたいていはそうせずにATOK経由で入力しています。
ATOK経由で英字を入力すれば、推測候補が出てきたり、スペルミスを修正する機能が働くので、入力の手間やミスを減らせるからです。
また、別途「ジーニアス英和辞典 for ATOK」などの電子辞書を搭載していれば、そのまま辞書引きもできる大きなメリットもあります。
上記のショートカットキーを含め、ATOKの各種ショートカットキーは環境設定で自由に変更ができます。設定内容はファイルに書き出すこともできるので、複数の環境で共有したり、移転先PCで設定を再現することも簡単です。
ATOKの環境設定(プロパティ)で、「キー・ローマ字・色」タブを選択した上で、「キーカスタマイズ」ボタンを押すと確認や変更ができます。
ATOKユーザな方はぜひお試し下さい。(^_^)
関連日記:
◆[Ctrl]+[BS]キーで「直前の確定をキャンセルして再変換」!(2011年01月08日)
◆ATOKで「きのう」などの日付を表す言葉の変換候補に実際の日時が出てくるのを防ぐ方法(2012年05月21日)
◆変換だけが日本語入力ではない(2009年12月04日)
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