にしし ふぁくとりー(西村文宏 個人サイト)

Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2018/02/19. 10:39:00.

Sakura Scope (2015年10月)

ちょっと倒錯気味な、ただの日記です。(^^;)
これはやばいと思われた場合は、お早めに閲覧を中止されることをお勧め致します。

数百~数千ファイルあるウェブサイトを素早く移転したり、大量ファイルを短時間でアップロードする方法

大量のファイルをFTPでダウンロード・アップロードしようとすると、ものすごく時間がかかります。
FTPでのファイル転送に長い時間が掛かるのは、主に1ファイルずつ処理されるためです。
なので、ウェブサイト内の全ファイル(※ダウンロードやアップロードしたいファイル群すべて)を1つのZIPファイルにまとめて圧縮してやれば、対象のファイルがに何千個・何万個あろうと、FTPでダウンロード・アップロードするファイルは1つだけで済みます
その場合、ファイル転送に掛かる時間は、単純に回線速度に影響されるだけになります。

ファイル群を現サーバ上でZIPファイル1つに圧縮して、新サーバ上で展開する操作手順

必要な手順は単純で、以下の4ステップです。

Step1. まず、ウェブサーバ上で全ファイルをZIP形式に圧縮する。

ウェブサーバ上で以下のようにzipコマンドを実行すれば、カレントディレクトリ内(=現在位置内)にある全ファイルをサブディレクトリも含めてZIP形式に圧縮します。圧縮結果は、folderpack.zipという名称のファイルに出力されます。

zip -r folderpack.zip *

「-r」は、サブディレクトリも含めて圧縮するオプションです。
「folderpack.zip」は、出力先ファイル名です。
「*」は、全ファイルを対象にする指定です。

Step2. FTPソフトで、そのZIPファイル1つをダウンロードする。

上記のStep1で「folderpack.zip」というファイルが生成されているはずですから、それをFTPソフトなどでダウンロードします。
対象ファイル群の総データ量によっては大きなファイルになるでしょうが、圧縮されている上、1ファイルだけの転送で済むわけですから、元のファイルを1つ1つ個別にダウンロードする場合に比べれば、遙かに早く済むハズです。

Step3. FTPソフトで、新ウェブサーバへそのZIPファイル1つをアップロードする。

上記のfolderpack.zipファイルは、(展開することなく)新サーバへそのままFTPソフトなどでアップロードします。
圧縮されている上、1ファイルだけの転送で済みますから、元のファイルを1つ1つ個別にアップロードする場合に比べれば、遙かに早く済みます。

Step4. 新ウェブサーバ上でZIPを展開する。

ウェブサーバ上で以下のようにunzipコマンドを実行すれば、カレントディレクトリ(=現在位置)に、folderpack.zipファイルに格納されている内容を展開(解凍)されます。

unzip folderpack.zip

上記の手順で操作すれば、何千・何万ファイルあっても(1ファイルずつダウンロード・アップロードする場合よりは)遙かに短時間で作業が済みます。

問題は、ウェブサーバ上でZIPファイルの作成(圧縮)・展開が可能かどうか、ですが。
たとえば、さくらインターネットのスタンダードコース以上であれば、Telnetソフトなどを使ってシェルにアクセス可能なので、ウェブ上でコマンドラインからZIPの作成(圧縮)・展開が可能です。

Telnetなどでサーバのシェルにアクセスすることなく、サーバ上でzipコマンド・unzipコマンドを使う方法

Telnetなどを使ってシェルにアクセスできない場合でも、zipコマンド・unzipコマンドが使用可能なのであれば、シェルスクリプトやCGIなどの形で実行したい処理をアップロードすることで、実行可能です。
以下の6行を「folderpack.cgi」のファイル名で保存して、旧ウェブサーバにアップロードします。

#!/bin/sh
echo "Content-type: text/plain"
echo ""
echo ""
zip -r folderpack.zip *
echo "Zip Complete."

ブラウザからこのCGIを実行(=このCGIにアクセス)すれば、zipコマンドが実行され、アップロード先フォルダ内に存在する全ファイル(サブフォルダも含む)が単一のZIPファイル「folderpack.zip」に格納されます。
あとは、FTPソフトなどでその「folderpack.zip」ファイルをダウンロードします。

また、以下の6行を「folderunpack.cgi」のファイル名で保存して、先の「folderpack.zip」と共に新ウェブサーバにアップロードします。

#!/bin/sh
echo "Content-type: text/plain"
echo ""
echo ""
unzip folderpack.zip
echo "Unzip Complete."

ブラウザからこのCGIを実行(=このCGIにアクセス)すれば、unzipコマンドが実行され、アップロード先フォルダの中に「folderpack.zip」ファイルの中身が展開されます。
とても簡単です。

※注:
上記のCGIは、ウェブサーバ上でzipコマンド・unzipコマンドが使用可能なことが前提です。また、実行時にエラーが発生してもブラウザ上には「Complete」としか表示されないと思います。(^_^;)
Internal Server Errorになる場合は、Perlを使ってスクリプトを書くと良いのではないかと思います(が、面倒なのでここでは書きませんでした。^^;)

ウェブサイトを引っ越す場合でなくても、例えば、CMSツールのような大きなシステムをウェブ上にアップロードする際など、数百ファイルを一括アップロードする必要がある場合などでも、ZIPに圧縮した1ファイルをアップロードする方が遙かに速く済みます。

なお、圧縮・展開する際には、フォルダ構造がちゃんと望み通りに維持されているかどうか、一旦ローカルPC上で確認した方が良いと思います。

壁や波板への落書きを防ぐ(目立たなくする)には最初から迷彩パターンを描いておけば良いのでは

電車の窓から外を眺めていると、稀にスプレーっぽいもので描かれた落書きが目に入ります。
たいてい目に入るのは、人がなかなか立ち入れないような区画にある白一色や灰一色の物体です。
落書きされる対象は、壁だったり、水道管の側面だったり、工事現場などを囲む波板(なまこ板)だったり様々ですが。
(たぶん、それ以外の場所でも落書きがないわけではないのでしょうが、人が立ち入れる場所や管理された区画なら、落書きされてもすぐに消すなり壁を取り替えるなりされるので、落書きそのものを第三者が目撃する機会は少ないのでしょうね。)

最初から複雑な迷彩模様を描いてあれば良いのでは

ああいう落書きが目に付くのは、たぶんキャンバス(落書きの対象物)が白や灰色など描きやすい一色だけで塗られているからですよね。
であれば、最初から複雑な模様を描いておけば、落書きされても目立たなくなるんじゃないかな、と思います。
落書きされなくなるとは限りませんが、下地が複雑な模様なら落書きされても落書き自体が目に付きにくくなる、という効果はありそうな気がします。

絵ではなく模様で

「絵画」だったら「絵を潰す」という悪戯効果があるので上から落書きされるかも知れませんけども、「絵画」ではなく単なる「迷彩パターン」とかだったら、落書きする意味があまりなくなる気がします。
上から落書きしても、(元々意味のないパターンが描かれているだけなので)そこに描かれているものを潰す役割にはなりにくいですし。
それに、落書きした結果が目立たなければ、そもそも落書きされない可能性もありそうな気もします。
全面を白く塗ってから改めて落書きされる可能性もないとは言えませんけども。(^_^;)

工場出荷時から既に描かれていれば

壁に迷彩パターンを描くにしても費用と手間が掛かりますから、既にある一色の壁に施すのはあまり現実的ではないかも知れません。
なまこ板(※)はたいてい灰色一色ですけども、ああいうのを工場出荷時から迷彩パターンに塗って(印刷して)販売していれば手間が掛からずに済んでいいんじゃないですかね。(^_^;)
どうかな。

そこまでするのにかかる費用よりも、落書きを1つ1つ消す費用の方が安いくらい落書きは少ないのかな?
実際にどれくらい落書きの被害に遭っているのかが良くは分からないんですけども。

※余談:なまこ板

工事現場を囲ったりするのに使われる、「断面が波形をしたトタン・スレート・プラスチック製の板」のことは「なまこ板」・「波板」と呼ばれるんですね。
調べてみたところ、広辞苑・大辞林・明鏡国語辞典どころか百科事典マイペディアにも載っていたので、一般的に広く使われる名称なんですね。(^_^;)
頻繁に目撃する割に、名称は知りませんでした。^^;;;
(参考:Google検索「なまこ板」

CSSだけで1本の斜線を描画する方法をアップデート(斜線の角度を自動調整可能に)

CSSで斜線を引く方法CSS3で線形グラデーションを描画するlinear-gradientを活用すると、1本の線を引くこともできます。
linear-gradientには値に角度を指定できるので、それを活用すれば、1本の斜線をCSSだけで引けることになります。
CSSには未だに「斜線を引く」という直接的な機能は用意されていませんが、このlinear-gradientを活用する方法が代わりになります。しかも、古いブラウザでは「単に無視される」だけなので、悪影響がありません。気軽に仕える便利な方法でもあります。

その技を使った解説記事『表の空っぽのセルにだけ、CSSで斜線を引く方法』を今年の8月にAll Aboutで公開していました。

がー。

公開当初は、「45度(45deg)」や「-45度(-45deg)」のように、引きたい斜線の角度を数値で指定する方法だけを解説していました。この方法だと、対象の要素が正方形であれば上手く描画できますが、長方形だと自力で角度を計算して指定する必要があります。

それは仕方が無いかな……と思っていたんですが、もっと柔軟で便利な、角度が自動調整される斜線を引く方法が存在することに気がつきました。(^_^;)

linear-gradientの先頭に、「-45deg」などのように角度を数値で指定するのではなく、「to top right」のように描画方向をキーワードで指定すれば良いのでした。こうすれば、直接角度を計算しなくても、「ボックスの左下から右上に向かって描画できるような角度が自動計算されて描画されます。便利!

……というわけで、昨日、加筆修正版を公開しました。
追記した方法なら、引きたい斜線の角度を自分で計算する必要はありません。
対象の要素の大きさに合わせて、自動的に角度を調整してくれます。
すげえ楽です。驚きの便利機能です。^^;

追記ポイント:
http://allabout.co.jp/gm/gc/457196/3/
(※加筆修正したのは記事の3ページ目です。上記のURLは、記事の3ページ目に直接アクセスするURLです。)

斜線を引く目的で「グラデーションを描画するためのlinear-gradient」を使っているので、若干アクロバットな方法ではあります。が、さしたる悪影響もなく、一度覚えてしまえばどこでも斜線が引ける便利な記述方法です。
上記の記事3ページ目では、「なぜ、この指定で斜線になるのか?」という点も詳しく解説していますので、ぜひご参照の上、活用してみて下さい。

なお、この記事では「表(セル)内に斜線(対角線)を引くこと」を例にして説明してはいますが、斜線が引ける場所は特に表(テーブル)には限りません。任意の要素に対して自由に斜線が引けます。

最初は冒頭だけを見せる「続きを読む」ボタンの作成方法

その場で展開できる「続きを読む」ボタンの作り方最初はコンテンツの冒頭だけを見せておき、後続のコンテンツは「続きを読む」ボタンをクリックすることで閲覧可能になるUI(ユーザ・インターフェイス)をよく見かけます。
「続きを読む」ボタンをクリックすると別ページへ飛ばされる仕様もよくありますが、その場で(ページ移動することなく)後続コンテンツが見える場合もあります。
動作は以下のような感じです。

  • ウェブページを表示した際、最初は「コンテンツの冒頭部分」だけが表示されている。(後続のコンテンツは折りたたまれて非表示状態になっている。)
  • 閲覧者が「続きを読む」ボタンを押すと、ボタンが消え、その代わりに後続コンテンツがどばーっと表示される。

上記のような動作をする「続きを読む」ボタン機能の作成方法を、All Aboutで解説してみました。

その場で展開できる「続きを読む」ボタンの作り方(@All About ホームページ作成)

HTML+CSS+JavaScriptで作成するんですが、「一瞬で後続コンテンツを表示するJavaScript版」と、「スライドダウンするアニメーション効果を伴って後続コンテンツを表示するjQuery版」の2通りを紹介してみました。
また、CSS3のグラデーション機能(linear-gradient)を使って、徐々に後続コンテンツを薄くして見せる表示効果を作る方法も併せて解説しています。

ほとんどコピー&ペーストで使えます。(書き換える必要があるのは、ボタンやボックスに指定するid名などの属性値だけです。)
「続きを読む」ボタンは1ページ中に何個でも掲載できる仕様にしてありますが、1個だけしか掲載しないなら、何も書き換える必要なくコピー&ペーストだけで使えます。
ぜひ、試してみて下さい。

何でも聞けと言われても、何を質問すれば解けるようになるのかが分からないので質問しようがない場合もある

昔々、高校時代のことをふと思い出したので書いてみます。

「分からない点は何でも聞け」と言うが……

大学入試を翌年に控えた高校3年生になった頃、数学の能力別クラス分けで低学力な生徒(つまり我々)を前にして数学教師が言いました。

「何を聞かれても驚かないので、何でも質問しろ。何を聞かれてもすべて答える。しかし、このチャンスに質問せずに居て、もし半年後にも分からないままだったら、あとは知らん。」

と。(笑)
正確に一言一句そう言われたわけではありませんが(そもそも昔のこと過ぎて覚えてないですし)、だいたい上記のような感じのことを言われました。

自分でも数学能力の大幅な不足は認識していたので、「何を質問しても構わないなら……」と思って、試しにそのとき分からなかった問題(※分からないことは山ほどあるんですけども、そのときの授業で出てきた問題の1つ)を質問してみました。

がー、

ぱぱぱっと解説されても、そもそも前提知識が不足しているためか、一ミリも理解できなかったんですよね……。(^_^;)
「じゃあ、そこからさらに分からない点を質問すればいいじゃないか」と思われるかも知れませんが、それはなかなか難しいのです。以下の理由で。

「分からない点がどこなのか」を分かっているとは限らない

この数学教師の言う「分からなければ質問しろ」という指示を実行するためには、

  • 何が分からないのか」、
  • 何を聞けば分かるようになるのか

を知っている必要があるわけですが、それが分からんので質問のしようがないんですよね。(^_^;;;
いや、何らかの質問自体はできるかも知れませんけども、そうやって思いついた質問は、「自分がその問題を解けるようになる」ためには充分ではない質問でしかないというか。

つまり、当時の自分にとって最も必要だったのは、「何を質問すればその問題が解けるようになるのか」をまず問うことだったのかも知れません。
残念ながら、当時はそれが分かんなかったので、良い質問は何もできなかったわけですけども。

たぶん、「どこが(何が)分からないのか?」を正確に把握できたとしたら、それはもう解決したに等しいんじゃないでしょうかね。ピンポイントで「分からない点」が分かったのであれば、あとはそこを参考書なりで調べれば良いわけですから。(もちろん、その点を教師なり他人なりに質問してもいいですし。)

分からない点がどこなのかを知るのが先

というわけで、もし物事を教える立場にいるなら、「分からないなら何でも質問しろ。聞かなければ後は知らん」のような発言をする前に、「相手は何を質問すれば解決できるのか自体を知らない可能性がある」という点も考慮してくれるといいなあ、と思います。(^_^;)
まあ、そこまでひどい場合は(現場レベルでは)「どうしようもない」という結論になるかも知れませんけども。(^_^;)
でも少なくとも、「○○を1からやり直してみなさい」くらいのことは言えるかも知れませんし。現実的に可能かどうかはともかく、役立つ「方針を示す」ことくらいは可能ではないかな~~。

高校時代は特に数学の成績は底辺でした。(進学校だったこともあってか、授業の進行速度が速いんですよね……。^^;)
にも関わらず、最初の大学では理工学部に入ったんですけども。(笑)
(その後、理工学部では自分のやりたいことが完全にはできないと悟ったので、他大学の総合情報学部へと転学したのでした。ちなみにその転学時の話はこの辺に書いています。^^;)

ウェブサイトの作り方を選択する方法

ホームページの作り方:4通りの作成方法から選ぶ

「これからウェブサイトを作ろうと思うが、何を使って作ればいいのかな……?」という初歩(入り口)の方々に向けたガイド記事を5年前にAll Aboutで公開していたんですが、その解説内容を先日改訂しました。2年前にも改訂しているんですが、そこからページも増やして全面改稿しました。

ホームページの作り方:4通りの作成方法から選ぶ(@All About ホームページ作成)

「これからウェブ製作を始めようかな」と考えている入門者向けに「作り方の選択方法」を案内している記事です。
もし周囲に、これからウェブ製作を始めたいと考えている方々がいらっしゃいましたら、よろしければこの記事をご紹介頂ければ幸いです。

CSS3のlinear-gradientでベンダープレフィックスを外すとグラデーションが消える場合の記述ミス

CSS3のlinear-gradientを使ってグラデーションを描画しようとしたときに「-moz-」や「-ms-」のような各種ベンダープレフィックスを削除すると、グラデーションが一切表示されなくなってしまう現象に遭遇して数分だけ悩んだので(^_^;)原因と対処法をメモしておきます。
簡単に言えば、以下の3点ということなんですが。

  • 古い仕様を使ってlinear-gradientの値を記述していた。
  • ベンダープレフィックスを付けていれば、古い仕様の記述方法でも意図通りに解釈してくれていた。
  • ベンダープレフィックスを付けない場合、古い仕様での記述は無視される。

……というわけで、ベンダープレフィックスを外すと、グラデーションが消えてしまったのでした。^^;

問題は、linear-gradientの値に「グラデーションの開始点」を記述している場合です。開始点を指定するのは古い仕様で、(今のところの)最終仕様では「グラデーションの方向(角度)」を指定しなければならず、記述方法が変わっています。
以下に簡単に解説しておきます。

CSS3のlinear-gradientで先頭に始点を表すキーワードを書くのは古い仕様

linear-gradientに指定する値で、先頭に「グラデーションを開始する位置」の意味で「top」や「left」みたいなキーワードを記述しているなら、それは古い仕様です。linear-gradientの先頭には「開始位置」ではなく「方向(角度)」を指定する仕様になったので、キーワードを使うなら「to bottom」とか「to right」のように記述する必要があります。(省略は可能です。)

例えば、ベンダープレフィックス「-moz-」や「-ms-」を付けて黄色から緑色へのグラデーションを記述する場合、以下のような感じで書いていました。

background-image: -moz-linear-gradient( top, yellow, green ); /* Firefox用の古い記述方法 */
background-image: -ms-linear-gradient( top, yellow, green ); /* IE用の古い記述方法 */

ここでは、先頭に「top」と記述しているので、「上から下へ向かってグラデーションが描かれます。このように「開始点」を指定するのは古いlinear-gradientの書き方です。なので、ここから単純にベンダープレフィックスを外して以下のように記述してしまうと、グラデーションは描かれません。

background-image: linear-gradient( top, yellow, green ); /* 間違い */

上記のようにすると、単に無視されてしまいます。(^_^;)

グラデーションの「始点」ではなく「方向(角度)」を指定する仕様になっている

linear-gradientの正しい記述(というか今のところの最終仕様)では、先頭には「始点」ではなく「方向(角度)」を指定します。

background-image: linear-gradient( to bottom, yellow, green ); /* 方向を指定する場合 */
background-image: linear-gradient( 180deg, yellow, green ); /* 角度を指定する場合 */

上記のように、先頭には方向を示す「to bottom」か、角度を数値(単位は「deg」)で指定します。
「to bottom」だと「上から下」の意味です。「180deg」でも同様に「上から下」の意味です。
したがって、

  • (開始点を示す)古い書き方での「top」は、
  • (方向を示す)最終仕様での「to bottom」や「180deg」と等しい

……ということになります。
なお、方向(角度)は省略可能なので、以下のようにグラデーションの色だけを指定する記述でも構いません。

background-image: linear-gradient( yellow, green ); /* 方向(角度)を省略 */

この場合は、角度は「0度( 0deg )」を指定したことになるので、下から上へ向かってグラデーションが描かれます。

諸々のベンダープレフィックスを含めた書き方と、CSS3最終仕様での書き方

もはや、linear-gradientにベンダープレフィックスが必要なほど古いブラウザは考慮しなくて良いのではないかと思います。
残念ながらIEの場合はIE9以下では非対応ですが、これはベンダープレフィックスを付けても非対応なので(^_^;)気にする意味がありません。(IE用のベンダープレフィックス「-ms-」は、IE10のプレビュー版向けにだけ必要でした。IE10の正式版では不要です。)
ただ、ベンダープレフィックスを外しただけの記述が正しい文法だと思ってしまうと、グラデーションが表示されなくなってしまうので注意が必要、という話でした。

古い書き方と、最終仕様での書き方とを比べると、以下の通りです。

/* ▼ベンダープレフィックス付きの各種古い書き方 (&IE9以下用の独自filterプロパティも含む) */
background: -webkit-gradient(linear, left top, left bottom, from(#0000ff), to(#ccffcc)); /* Chrome,Safari */
background: -moz-linear-gradient( top, #0000ff, #ccffcc ); /* Firefox */
background: -ms-linear-gradient( top, #0000ff, #ccffcc ); /* IE10(P) */
background: -o-linear-gradient( top, #0000ff, #ccffcc ); /* Opera */
filter:progid:DXImageTransform.Microsoft.Gradient(GradientType=0,StartColorStr=#ff0000ff,EndColorStr=#ffccffcc); /* IE9以下 */

/* ▼ベンダープレフィックスなしの記述方法
background: linear-gradient( to bottom, #0000ff, #ccffcc); /* CSS3 */

上記の記述では、どの場合も、上から下へ向かって、青色から淡い緑色にグラデーションします。
古い記述で「top」と書いた場合は、新しい記述では「to bottom」と書く必要がある点に注意です。(または 180deg と書いても同じ。)
表示例は以下の通りです。

グラデーションのサンプル

個人的には、「to bottom」とか「to top right」みたいなキーワードよりも、下記のように「180deg」とか「45deg」みたいな数値(角度)を指定する方がわかりやすい上に微調整もしやすくて望ましい気がしています。

background: linear-gradient( 180deg, #0000ff, #ccffcc);

補足

なお、このlinear-gradientを駆使してCSSで斜線を引く方法を以前All Aboutで解説していますので、よろしければそちらもご参照下さい。(^_^;)
表の空っぽのセルにだけ、CSSで斜線を引く方法(@All About ホームページ作成)

また、linear-gradientの仕様の変遷については、MDNのlinear-gradientページが詳しく参考になりました。

カタカナ固定や英字固定など、文字入力の前に入力モードを切り替えるATOKショートカットキー

ATOKで文字を入力する場合、ファンクションキーを使うことで入力内容を英字にしたりカタカナにしたりできます。でも、その方法だと望みの文字がちゃんと打てているのかを(入力の最中に)視覚的に確認しにくいですし、何より変換結果をATOKが学習してしまうので、私はほとんど使いません。
カタカナで入力したりアルファベットで入力したりする場合に、入力内容を明確に把握しながら打ちたい場合や、頻繁には使わない語(学習させたくない語)を書きたい場合には、入力の前に「入力モード」自体を切り替えて入力すると便利です。

MS-DOS時代から数えるともうATOK歴は20年以上なので、この入力モードを切り替えるショートカットキーは指で覚えてしまっていて、どのキーを押せばいいかと質問されても即答できません。(笑)
実際にキーボード上で指を動かして見れば分かるんですけども。(^_^;;;

というわけで、以下にまとめておきます。

[Shift]+[無変換]キーで、英字固定の入力モードになる

ATOKで文字入力が可能な状態で、[Shift]+[無変換]キーを押せば、「全角アルファベット固定入力」→「半角アルファベット固定入力」→「デフォルトの入力モード」の順に切り替わります。
全角の英数字を入力したい場合(かつ、それを学習させたくない場合)には、このショートカットキーが便利です。
なお、半角の英数字を入力したい場合は、単に[無変換]キーを1回押すだけで半角アルファベット固定入力モードになります。

※入力内容が学習されても構わなければ、入力後に[F9]キーを押すことで全角アルファベットに、その後[F8]キーを押すことで半角アルファベットになります。

[Ctrl]+[無変換]キーで、カタカナ・ひらがな固定の入力モードになる

ATOKで文字入力が可能な状態で、[Ctrl]+[無変換]キーを押せば、「全角カタカナ固定入力」→「半角カタカナ固定入力」→「ひらがな固定入力」→「デフォルトの入力モード」の順に切り替わります。
全角や半角のカタカナを連続して入力したい場合(かつ、それを学習させたくない場合)には、このショートカットキーが便利です。
デフォルトの状態でも、漢字変換をしなければひらがなになるわけですから、「ひらがな固定入力」モードが用意されている理由はイマイチ分かりません。(^_^;)

※入力内容が学習されても構わなければ、入力後に[F7]キーを押すことで全角カタカナに、その後[F8]キーを押すことで半角カタカナになります。(最初から[F8]キーを押すと、無変換状態の文字がそのまま半角カタカナか半角アルファベットのどちらかになります。

デフォルトの入力モードに戻す[無変換]キー

上記の[Shift]+[無変換]キーや[Ctrl]+[無変換]キーを使ってどの入力モードに切り替えた状態でも、[無変換]キーだけを1回押せば、デフォルトの入力モードに戻ります。
ただし、元々デフォルトの入力モードにあるときは、[無変換]キーを1回押すと「半角アルファベット固定入力」に切り替わります。

英字を大文字で書き始めるなら、[Shift]+[英字]キーで英字入力モードになる

どの入力モード(例えばデフォルトの日本語入力モード)にある場合でも、[Shift]キーを押しながら[A~Z]の各英字キーを押せば、アルファベットの入力ができます。
大文字で書き始めたいときや、全部大文字で入力したいときには、わざわざ入力モードを切り替える必要が無いのでこの方が早いです。
この場合は、[Enter]キーで確定した時点で、デフォルトの入力モードに戻ります。

この機能は、ATOKの環境設定で「Shiftキー+A~Zで英語入力に切り替える」項目にチェックが入っている必要があります。デフォルトで入っているのだったかどうかは記憶にないので分かりません。(^_^;)

ATOK「Shiftキー+A~Zで英語入力に切り替える」項目

半角アルファベットを入力する場合でもATOKを経由する意味

半角アルファベットを入力したいなら、[半角/全角]キーを押して日本語入力機能をOFFにしてしまう方法もありますが、私はたいていはそうせずにATOK経由で入力しています。
ATOK経由で英字を入力すれば、推測候補が出てきたり、スペルミスを修正する機能が働くので、入力の手間やミスを減らせるからです。
また、別途「ジーニアス英和辞典 for ATOK」などの電子辞書を搭載していれば、そのまま辞書引きもできる大きなメリットもあります。

英単語の推測入力候補(ATOK) 英単語のスペルミス判別候補(ATOK)

各種キーは設定で変更できる

上記のショートカットキーを含め、ATOKの各種ショートカットキーは環境設定で自由に変更ができます。設定内容はファイルに書き出すこともできるので、複数の環境で共有したり、移転先PCで設定を再現することも簡単です。
ATOKの環境設定(プロパティ)で、「キー・ローマ字・色」タブを選択した上で、「キーカスタマイズ」ボタンを押すと確認や変更ができます。

ATOKキーカスタマイズ画面

ATOKユーザな方はぜひお試し下さい。(^_^)

関連日記:
[Ctrl]+[BS]キーで「直前の確定をキャンセルして再変換」!(2011年01月08日)
ATOKで「きのう」などの日付を表す言葉の変換候補に実際の日時が出てくるのを防ぐ方法(2012年05月21日)
変換だけが日本語入力ではない(2009年12月04日)

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