にしし ふぁくとりー(西村文宏 個人サイト)

Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2015/10/14. 17:42:55.

何でも聞けと言われても、何を質問すれば解けるようになるのかが分からないので質問しようがない場合もある

昔々、高校時代のことをふと思い出したので書いてみます。

「分からない点は何でも聞け」と言うが……

大学入試を翌年に控えた高校3年生になった頃、数学の能力別クラス分けで低学力な生徒(つまり我々)を前にして数学教師が言いました。

「何を聞かれても驚かないので、何でも質問しろ。何を聞かれてもすべて答える。しかし、このチャンスに質問せずに居て、もし半年後にも分からないままだったら、あとは知らん。」

と。(笑)
正確に一言一句そう言われたわけではありませんが(そもそも昔のこと過ぎて覚えてないですし)、だいたい上記のような感じのことを言われました。

自分でも数学能力の大幅な不足は認識していたので、「何を質問しても構わないなら……」と思って、試しにそのとき分からなかった問題(※分からないことは山ほどあるんですけども、そのときの授業で出てきた問題の1つ)を質問してみました。

がー、

ぱぱぱっと解説されても、そもそも前提知識が不足しているためか、一ミリも理解できなかったんですよね……。(^_^;)
「じゃあ、そこからさらに分からない点を質問すればいいじゃないか」と思われるかも知れませんが、それはなかなか難しいのです。以下の理由で。

「分からない点がどこなのか」を分かっているとは限らない

この数学教師の言う「分からなければ質問しろ」という指示を実行するためには、

  • 何が分からないのか」、
  • 何を聞けば分かるようになるのか

を知っている必要があるわけですが、それが分からんので質問のしようがないんですよね。(^_^;;;
いや、何らかの質問自体はできるかも知れませんけども、そうやって思いついた質問は、「自分がその問題を解けるようになる」ためには充分ではない質問でしかないというか。

つまり、当時の自分にとって最も必要だったのは、「何を質問すればその問題が解けるようになるのか」をまず問うことだったのかも知れません。
残念ながら、当時はそれが分かんなかったので、良い質問は何もできなかったわけですけども。

たぶん、「どこが(何が)分からないのか?」を正確に把握できたとしたら、それはもう解決したに等しいんじゃないでしょうかね。ピンポイントで「分からない点」が分かったのであれば、あとはそこを参考書なりで調べれば良いわけですから。(もちろん、その点を教師なり他人なりに質問してもいいですし。)

分からない点がどこなのかを知るのが先

というわけで、もし物事を教える立場にいるなら、「分からないなら何でも質問しろ。聞かなければ後は知らん」のような発言をする前に、「相手は何を質問すれば解決できるのか自体を知らない可能性がある」という点も考慮してくれるといいなあ、と思います。(^_^;)
まあ、そこまでひどい場合は(現場レベルでは)「どうしようもない」という結論になるかも知れませんけども。(^_^;)
でも少なくとも、「○○を1からやり直してみなさい」くらいのことは言えるかも知れませんし。現実的に可能かどうかはともかく、役立つ「方針を示す」ことくらいは可能ではないかな~~。

高校時代は特に数学の成績は底辺でした。(進学校だったこともあってか、授業の進行速度が速いんですよね……。^^;)
にも関わらず、最初の大学では理工学部に入ったんですけども。(笑)
(その後、理工学部では自分のやりたいことが完全にはできないと悟ったので、他大学の総合情報学部へと転学したのでした。ちなみにその転学時の話はこの辺に書いています。^^;)

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