17時07分23秒 [ソフト開発]
フリーCGIコーナーで配布している、お手軽マイクロブログ的なメモ蓄積フリーCGI「てがろぐ」の最新バージョン(Ver 1.4.0)を公開しました。
いつの間にか日が経っていて、前回のバージョンアップから2ヶ月半くらいぶりです。
10月はどうも初旬から「病気かな?」と思うくらいさっっっっぱり気力が沸かず、仕事の進捗速度もかなり遅めだったので、趣味のプログラミングに割く時間は当然なくて困りました。
今はなんとか大丈夫ですが。
今回の Ver 1.4.0 では、本番採用スキンをCGI上から変更可能な機能が加わったり、入力欄に文字装飾ボタンを設けて簡単に文字装飾記法を挿入可能な機能が加わった点が大きな改良点です。
配布スキン全7種類も、最新版に合わせて修正を加えただけではなく、主にCSSソースをやや改良しました。
今回のアップデートの目玉は、以下の2つです。
従来から、別のスキンファイルを一時適用させる機能自体はあったんですが、望みのスキンを本番適用するためには、そのスキン構成ファイル群を「CGIと同じディレクトリ」に自力で置き直す必要がありました。
さすがにそれは手間が掛かることと、「他人にセットアップしてもらった状態を使っている」というような場合には、自力でFTPソフトを扱えない可能性があって、スキンの切り替えができない問題もありました。
なので、管理画面上から(WordPressのテーマを切り替えるように)スキンを自由に切り替えられれば便利だろうと思っていたのです。
というわけで、今回のバージョンからは、自力でファイルを置き直す必要はなくなりました。一応は。
実際には、CGI自体がファイルの配置を変更しているわけではありません。
単に「スキンの一時適用」機能を、恒久的に全ユーザに対してできるようにした、というような感じです。
CGIの管理画面から、適用スキンを変更した場合は、毎回CGIの動作時に「スキンの切り替え処理」が走ってしまうので、微妙に速度が遅くなる可能性があります。
なので、自力でFTPを使える場合には、FTPソフトを使って、望みのスキンを「CGIと同じディレクトリ」に置いて頂くのが最も高速動作が可能な方法です。
元々、専用の記法を自力で使えば、文字色を加えたり背景色を加えたり、太字にしたり下線を引いたり……といった文字装飾は可能でした。
でも、何とも互換性のない専用記法を自力で書くのはちょっと面倒ですよね。
なので、ボタンクリックで簡単に専用記法を挿入できる仕組みを作りました。
※何とも互換性のない専用記法をわざわざ作ったのは、元々このように「ボタンクリックで文字装飾する機能」を用意するつもりだったからでもあります。
最も自由度の高い方法には「HTMLソースを自由に書けるようにする」という楽な方法もあるんですが。
「てがろぐ」は複数ユーザ対応で掲示板的に活用できるCGIですから、HTMLを何でも許可する使い方はややセキュリティ的に危険なので、避けたいと思っています。
なお、文字装飾ボタンは、標準設定では、まず「装飾」ボタンを押すと、文字装飾用のボタンがずらっと現れる2段階の操作が必要になっています。
しかし、頻繁に使う場合はそれだと面倒なので、設定で、最初から文字装飾用ボタンをずらっと並べておく表示形態も選択可能になっています。
もちろん不要なら非表示にできます。(全部を一括して非表示にすることもできますし、不要なボタンだけを非表示にすることもできます。)
※文字装飾機能そのものをOFFにして使っている場合は、(ボタン表示/非表示の選択設定状態に関係なく)ボタンは表示されません。
現在の「てがろぐ」では、標準スキンと別スキンを合わせて、計7種類のスキンを配布しています。
第三者がスキンを作って配布してくれるようになると嬉しいんですけどもねー。その域はまだまだですね。(^_^;)
これら7つのスキンについては、どれもHTML・CSSソースを最新バージョン用に新しくしました。
特に、標準スキンのCSSソースには、詳しめの「Table of Contents」を冒頭に書いて、どこに何の装飾が書かれているのかを探しやすくしてみました。
できるだけカスタマイズしやすいように作っておかないと、なかなか思い通りに変更できない方々もいらっしゃるでしょうから。
今回のバージョンアップでは、「引用の書き方によっては引用直後に無駄な空行が現れてしまう」という問題も解消するようCSSを書いてあります。
あくまでもCSS側の問題なので、従来からお使い下さっている方々の場合は、CSSファイルを上書きアップロードして頂くか、もしくは当該箇所だけをコピー&ペーストして追記して頂かないと実現できませんが。
今回のバージョンから、QUICKPOST(=ページ内に埋め込まれる新規投稿フォーム)内にも文字装飾ボタンが表示されるようになっています。
ただ、QUICKPOST内に表示される文字装飾ボタンのCSSは、自動的にどこかから埋め込まれるわけではなく、スキンCSSに含まれています。
なので、スキンCSSを新しくしないと、QUICKPOST内の文字装飾ボタンはスタイルなし状態で表示されます。
かなりカスタマイズしてお使いの場合は、CSSファイルを上書きアップロードすることはできないでしょうから、
その際は、最新スキンCSSソース内に「文字装飾ボタン群」と書いてある区画全体をコピー&ペーストして追記すれば問題ありません。
そのほか、いくつかの細かな改善もあります。
あと、「てがろぐ」CGI本体も含めて、配布パッケージに含まれているあらゆる構成ファイルの文字コードは最初からUTF-8だったんだけども、唯一「README.TXT」だけがSHIFT-JISだったことに気付いたので、今回からそれもUTF-8に変えました。
README.TXTだけがSHIFT-JISだったのは、最初に配布パッケージを作った際に、README.TXTだけは既存の(昔々のフリーソフトやフリーCGIの)README.TXTをコピーして使ったからです。(^_^;)
頂いているご要望などを元に、ToDo Listも更新しています。
てがろぐ配布ページの末尾にもちょっとだけリスト化して掲載していますが。
やはり、画像投稿機能の需要が高そうですね。
マイクロブログCGIを謳うなら、確かに画像投稿機能は必須だとは思います。
もっとも、てがろぐは「一言メモ」を謳っているわけですが。(笑)
文章投稿時と同時の画像アップロードはちょっと複雑そうなので、まずは、画像だけのアップロード&一覧管理機能から作っていきましょうかね。
いきなり何もかも全部しようとするると、たいてい何も完成しないまま終わってしまう危険性が高まりますので。(^_^;)
まずは、1つ1つ進めましょう。
ウェブスペースをお持ちではない方々のために、レンタルCGI化も実現したいとは思っているんですけども、管理用システムの構築まではなかなか手が回っていません。
作りかけてはいるんですけどもね。^^;
サーバ空間自体はたくさん余っているので、知り合い個別に設置して差し上げる程度なら今すぐにでもできるんですが。レンタルシステムとして不特定多数の方々に自力で使って頂けるようにしようと思うと、コントロールパネルとか作る必要もあってなかなか手間が掛かりますね。(^_^;;;
これは実現するとしてももっと先になりそうです。
ただ、今回のバージョンアップで加えた「スキンを管理画面上から変更できる機能」というのは、まさにこのレンタル化を見据えた機能でもあるんですが。(^_^;)
タイムリーなことに、先日、All Aboutで「無料ウェブサーバも含めたサーバ&ドメインの確保方法」を記事にしましたので、そちらも参考にご自身のウェブスペースを手に入れて下さるとありがたいです。(^_^;)
➡『ホームページの公開方法:ドメインとサーバの用意手順』(@All About)
(編集部から依頼された題材として書いた記事です。)
頂くご要望をすべて実現できるとは限りませんが、要望を頂くこと自体はモチベーションの向上に役立ちますので、歓迎しています。(^_^;)
お気軽にお知らせ下さい。
個別にお知らせ下さっても結構ですし、てがろぐ試験動作版に直接投稿して下さっても構いません。
その際は「 #要望 」のハッシュタグを加えて下さると、後から参照しやすくて助かります。
というわけでお手軽マイクロブログ的なメモ蓄積フリーCGI「てがろぐ」の最新バージョン(Ver 1.4.0)を公開しました、という話でした。
関連日記:
◆てがろぐVer.3開発とリリースの裏話《2020年10月12日 10:26》
◆てがろぐCGIが出力した最新の1件を任意の場所にSSIで埋め込む方法《2019年08月30日 14:42》
◆てがろぐCGI Ver 2.2.0を公開。新規機能とか、今後の計画とか、裏話とか《2019年08月14日 11:37》
◆個人用マイクロブログツールっぽいフリーCGI「てがろぐ」をリリース《2017年12月25日 15:33》
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