にしし ふぁくとりー:西村文宏 個人サイト

Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2021/03/28. 20:31:08.

Sakura Scope (2021年03月)

ちょっと倒錯気味な、ただの日記です。(^^;)
これはやばいと思われた場合は、お早めに閲覧を中止されることをお勧め致します。

逆流性食道炎かと思ったら胃食道逆流症だった話

喉のつかえ感、飲み込みにくい感覚、空腹時だけ

約4ヶ月前から、喉に謎の『つかえ感』があります。最初にそう感じたときの前日あたりに、胃の内容物がふいに逆流してきて喉全体が熱く焼けるような感じになった(吐きはしませんでしたが結構な上の方まで逆流してきたような気がする)のでした。それ以来の症状なので、これはもしや逆流性食道炎ではないかな……と予想していました。

微妙にゴロゴロと喉から音がすることもあります。猫かな?(^_^;)

最初の最初は、「喉の奥が詰まっていて、液体でも何でも飲み込むと胃に落ちていくまでに時間がかかるような感覚」だと認識していました。常時そのように気になるわけではないのですけども、時々そういう感覚が気になることがある、という程度の感じです。
ただ、「胃に落ちていくまでに時間がかかる」というのは、普段(平常時)に飲み込んだものがどれくらいの速度で胃に到達するかなんて考えたことがありませんでしたから、実際に比較したわけではなくて、「なんかそういう気がする」というだけなんですよね。
ググってみると、食道って意外と長くて25cmくらいあるようでした(いや、その人の身体の大きさに依りますけども)。25cmもあるなら、液体でも何でも胃に到達するまでにそこそこ時間が掛かってもおかしくありません。なので、その辺の感覚は、「喉に謎のつかえ感がある」ことが原因で、「もしかして普通と異なるのではないか」と感じられただけなのでしょう。

胃酸の逆流なのか、知覚過敏なのか

胃からの逆流を防ぐ仕組みとして食道括約筋という筋肉があるようですが、これが衰えると胃の内容物が逆流しやすくなるようです。生活習慣的な問題として「前屈みの姿勢(=腹圧を上げる姿勢)」や「食べてすぐ寝る」などが挙げられていました。たしかにその両方に心当たりがあったので、今年に入ってから(=症状が出始めて1ヶ月後くらいから)は意識的にそれらを避けていたのですけども、完全な症状解消には至っていません。

この手の問題の一番怖い症状としては悪性腫瘍がありますが、喉のつかえ感は常時あるわけではなく、むしろ1日の中では気になる時間は少ない方です。もし腫瘍があったとしたら常時異物を感じているハズですから、腫瘍ではないでしょう。だからこそ、この喉のつかえ感が一体何なのか判断が付きかねていました。

最初の症状から3ヶ月くらい経ったあたりで、改めて症状を考えてみたところ、「何か食べると気にならなくなる」&「空腹時に喉のつかえ感がよく出る」という2点が言えました。これがもし逆で「何か食べると症状が出る」&「空腹時には気にならなくなる」のだとしたら(食べることによる)胃酸の出過ぎによる逆流性食道炎の可能性が高そうに思えたのですけども、真逆なのが不思議でした。

何か食べれば(特に食べている最中は)まず気にならないのですけども、食事を終えてから数時間が経つと喉に異物がつかえているような感覚がします(常にではありませんが)。ただ、寝る(横になる)と症状がさらに気になることからして、やはり胃酸の逆流だろうか、とも思うのですけども。

※結果的には、胃酸の出過ぎが原因との診断を得たわけですが(後述)。空腹時だけ喉に違和感があるというのも、そういうもののようです。

市販薬M1ブロッカーとH2ブロッカーを試す

胃酸の分泌を抑える薬として、M1ブロッカー(第2類医薬品)を最初に試してみました。最初のうちに若干だけ効いたような気もしたのですけども、持続はしないのかそもそも効いていなかったのか、解決には至りませんでした。次にH2ブロッカー(第1類医薬品)を試してみましたけども、やはり効いた気はしません。そもそも、だいたい25cmくらいある食道で、詰まった感じがする位置はわりと上の方(喉仏の下あたり)な気がするので、そこを考えると胃酸の逆流というわけではないのではないか……という気もしてきたりしていたのですが。ググってみると、実際に胃酸が逆流しているわけではなく、食道粘膜の知覚過敏が原因という可能性もあるようでした。

さらに調べると、H2ブロッカーよりもプロトンポンプ阻害薬の方が胃酸分泌を抑える能力が高いということが分かりました。ただ、H2ブロッカーは第1類医薬品(ガスター10とか)として薬局で購入可能ですけども、プロトンポンプ阻害薬は処方薬なので自力では買えないようです。消化器内科へ行くしかないようですね。

そもそも、さすがに最初の症状から3ヶ月が過ぎた頃には、このままでは治りそうにないなと思えてきたので、消化器内科を受診すべきだろうなと思いました。

受診直前での症状のまとめ

消化器内科を受診する直前にまとめた、自身の症状としてはだいたい以下のような感じです。

  • 空腹になると胃酸が逆流してくるような感じ。
  • 空腹でなければ喉(食道)に違和感が出ることはあまりない。
  • 食後2.5時間くらい経つと、徐々に症状が出てくる。

もしかして運動不足?

ある日、その症状が出ている中で郵便局まで歩いて出かけたことがあったのですけども、歩いている最中には気にならず、帰宅してからも症状は消えていた気がしました。もしかして何か運動不足なのも要因なのでしょうかね……?
胃の内容物が逆流しないようにする仕組みとして食道括約筋という筋肉があるわけですけども、ほぼ自宅に居てPCの前に座っている時間が長いと、全身の筋力が低下してきてそうなるとか……? 筋力というか体力でしょうかね?
もしくは単に「寝たり座ったり」している姿勢が問題であって、立って歩けば逆流しにくいのかもしれませんけども。
ほとんど座っているか寝ているかのどちらかだけな生活が消化器によろしくない可能性はありそうな気がしました。(^_^;)

胃カメラで実際に観察してみることに

昨年に、麻痺性腸閉塞で2週間ほど入院していたのですけども、その退院から丸1年くらいです。久々にそれ関連の腹痛(鈍痛)がしたこともあって、近所の内科クリニックではなく、昨年に入院した病院の消化器内科の外来へ行ってきました。その方が、前回のカルテが残っているでしょうから(直接の関連はないとは思いますけども)望ましそうな気がしますし。
しかし、食道といい小腸といい、内臓が弱りすぎでは……。orz

で、消化器内科を受診したところ、「胃カメラで検査しましょうかね」ということで、翌朝に検査することになりました。
「胃カメラは口から入れるのと鼻から入れるのがあるのですが、どちらかよろしいですか?」のようなことを質問されたので、「鼻から!鼻からでお願いします!」と即答しました。(笑) 口からカメラを飲むのは耐えられる気がしません。
夜9時以降は何も食べないようにとのことでした。水は飲んでも良いようですけども。

胃カメラ……! 鼻から、入れても、しんどい!!!

当日になって初めて得た知見は、胃カメラは鼻から入れても苦しい! という点です。できればそんな知見は得たくありませんでしたけども。口から入れるよりは大幅にマシなのでしょうけども、それでもやはり鼻を通り越して管が喉に入れば苦しいですね。

医療機関のWebサイトでは、「鼻から入れる胃カメラなら会話もできる」的な説明が書いてあったのですけども、たしかに物理的に発声は可能なのでしょうが、喉や胃に管が入っている状況で何かを喋るのは精神的に困難です。いや、物理的にも結構苦しいです。「喉に、管が、入っている!!」という感覚がリアルに分かりながら会話できる人間ってどれくらい居るのでしょうか。
というか、そもそも「苦しい!」と感じている状況で喋るのは無理です。

鼻から奥へ入っていく時点では、まあ問題はなかったのですけども、喉に入り始めた時点で、「こんなに管の感触がリアルに分かるもんなの!?」と思うと同時に、「あ、これ無理だ」と思いました。(^_^;;;
たぶん管を入れている時間は5分間くらいで終わったのではないかと思うのですけども、その辺が限界だと思います。本当に。

鼻から入れるのでここまで苦しいなら、口から入れるのは絶対無理だとしか思えません。
喉へ直接カメラを入れるメリットは、CTと違ってカラーで観察できる点だと思うのですけども、CTみたいに外から観察するだけでも内部の様子がカラーで分かるような技術の開発を早急にお願いしたいところです。

タオル持参

前夜は21時以降絶食というほか、病院からの指示の1つに「タオル持参」というのがありました。
胃カメラを鼻から入れる前に鼻の奥にスプレーで麻酔をかけるのですけども、それを飲み込む結果として、喉も一緒に麻酔されます。喉が麻酔されると唾液がすごく飲み込みにくくなり、無理に飲み込もうとするとむせてしまうようで、「唾液は飲み込まずに口の外へ出すためにタオルを置いておく必要がある」と(直前に)説明されました。

私の場合は結果的には口に溜まった唾液を外に出す必要はなかったのですけども(たぶん5分くらいだったのでそこまで溜まらなかったのでしょう)、でも確かに、喉に麻酔が効いている状態で、しかも喉に管が挿入されている状態で、唾液を飲み込むのは明らかに困難で無理でした。

唾液が飲み込めない点も苦しさの1つかもしれません。ただ、逆に「なんか唾液が結構溜まってきた気がする」みたいなことを考えていると、喉に管が通されている苦しさから気を紛らわせる効果はありましたけどもね。
看護師さんが背中をずっとさすり続けて下さっていたのですけども、あれがなかったらもっと大変だった気がします。
とりあえず間違いなく1つ言えるのは、たとえ鼻からでも2度とやりたくない、ということです。(^_^;;;
健康には気をつけましょう。

診断結果は、胃食道逆流症・びらん性胃炎・十二指腸炎で、確かに胃酸の出過ぎが原因のよう

そんな苦労を経て撮影された胃カメラの実際の写真のほかに、胃とその周辺の図を使って消化器内科で説明を受けました。
「胃カメラ」と言いつつ、胃の先にある十二指腸まで観察されるのですね。
よくそんなところまで管が入ったものだ……と改めて思いました。恐ろしい。(笑)
自分の身体にどれくらいの長さの管が入ったのか……。管が入っている最中に地震とかあったらめちゃくちゃ怖いでしょうね。なかったので良かったのですけども。

で、診断は、十二指腸炎、びらん性胃炎、胃食道逆流症ということで、基本は胃酸の出過ぎによるものでした。
食道に炎症はないので逆流性食道炎ではありません(そこまで酷くない)。また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍もありません。

というわけで、問題はあるのだが大きな問題ではない、というような診断でした。
胃酸を抑える薬として、プロトンポンプ阻害薬とかを処方されました。薬局で買えるH2ブロッカーよりもよく胃酸を抑えられる薬です。
具体的には以下の3薬が処方されました。

  • タケキャプ錠 10mg(プロトンポンプ阻害薬/胃酸の生成を抑制)
  • ガスモチン錠 5mg(消化管の運動をよくする)
  • ガスロンN・OD錠 2mg(胃の粘膜を保護・修復)

というわけで、なかなか苦労して薬を手に入れたのでした。(^_^;)
なお、胃カメラの検査・診療費は6千円でした。(健康保険3割負担の結果が6千円)

任意の画像ファイルからOCRでテキスト化もできる「JUST PDF4 データ変換」

画像ファイルに描かれている文字をOCRで認識してテキストデータに変換してくれるツール

ジャストシステム製のWindows用PDF編集ツールの1つに「JUST PDF4 データ変換」というソフトウェアがあるのですけども、名称にある「PDF」とは関係なく、任意の画像ファイルからでもOCRでテキストデータ化する機能があることに気付いて驚きました。
「JUST PDF4」という名称が少々損をしているのではないでしょうかね。なんとなくPDFしか対象にできないのかと思ってしまう名称だと思うのですけども。

JUST PDF4 ソフトウェア群

単品でも販売されているソフトですが、ジャストシステム製のワープロソフト「一太郎」(プラチナ版)のおまけとしても付いてきます。

▼電子書籍の1ページをキャプチャした画像を読み込んで、OCRで認識させてテキストを抽出したところ

過去にタブレットでキャプチャしていた電子書籍の1ページを取り込んでみて、何気なくテキスト化を試してみたところ、「どうせ『扱えません』的なエラーが出るのだろうな」と予想していたのですが、すんなりOCRでテキスト化ができて驚きました。

OCRでテキストを抽出(@JUST PDF4 データ変換)

上図はAndroid端末上で電子書籍の罫線(表組み)ページをキャプチャした画像を「JUST PDF4 データ変換」に取り込んだところです。

▼OCRで認識したテキストは、Word形式や一太郎形式やプレーンテキストファイル等として出力できる

これをMicrosoft Wordの.docx形式と一太郎の.jtd形式にそれぞれ変換してみたのが下図です。
表組も問題なく罫線で表現されていますし、テキストデータ化された日本語もほぼ正しいです。1点だけ読点が「x」になっていますけども、OCRではこの程度は仕方ないでしょう。

OCR結果をMicrosoft Wordのdocx形式に変換した結果 OCR結果を一太郎のjtd形式に変換した結果

私は昨年に購入した「一太郎2020 プラチナ版」に含まれているオマケ機能として手に入れたのですけども、まさかこんなに有用なオマケだったとは今まで気付きませんでした。

読み込んだ画像のうち、どの部分がOCRで文字として認識されているのかも表示できて修正できる

どの部分をOCRで文字として認識しているのかを表示するモードもありました。
認識はほぼ正しい(リンゴやミカンの絵が「OQQ」と認識されている程度)のですが、必要に応じて認識範囲を手動で修正することもできるようです。

OCR認識状態の表示1(@JUST PDF4 データ変換) OCR認識状態の表示2(@JUST PDF4 データ変換) OCR認識状態の表示3(@JUST PDF4 データ変換)

認識結果のテキストを直接編集することもできるので、ここで事前に編集しておけば編集結果を最終データとして出力できるっぽいです。なかなか便利です。無駄な改行もここで取り除いておけば楽かもしれません。

縦書き・横書きの混在も問題ありませんでした。
特に、2段組レイアウトでもちゃんと正しい順序で認識していることにちょっと驚きました(2枚目の画像)。罫線もないのに。

テキスト認識は、フォントによってはカタカナの「ロ」が四角記号になったり、小さい「っ」や「ャ」が大きな「つ」や「ヤ」だと誤認されている箇所はありましたが、まあその辺はOCRならありがちなので仕方ないでしょうね。

やはり名称でちょっと損をしているのでは

任意の画像を読み込んで、OCR機能でテキストを抽出していろんなファイル形式に変換できるのに、「JUST PDF4 データ変換」という名称はやっぱりちょっと損をしているのではないかという気がしてなりません。^^;
とはいえ、たぶん「PDFをOCRでテキストデータにしたい」という需要の方が圧倒的に多いから、そういう名称にしているのでしょうかね。
個人的には「JUST OCRデータ変換」とかだったら、「ああ、OCRで文字認識ができてデータ形式を変換できるのだな」と(名称だけから)理解できたと思うのですけども。
まあ、OCRという名称もそこまで一般に広く認識されているわけでもないでしょうからね……。(^_^;)

何にしても、ジャストシステム製の「JUST PDF4 データ変換」が意外と使えたという話でした。

JUST PDF 4 【データ変換】 通常版 ダウンロード版(@Amazon.co.jp)

各ブラウザのキャッシュデータ保存フォルダを移動するためにシンボリックリンクを作る方法

ブラウザのキャッシュ保存フォルダをCドライブ以外の場所に変更したい

Windowsで動作するブラウザのキャッシュは、たいていシステムドライブ(多くの場合はCドライブ)に生成されてしまいます。
キャッシュ機能自体は必要ですけども、だからといってデータをCドライブには置きたくない場合もあります。
しかし、最近のブラウザは、キャッシュをどこに保存するのかをユーザに設定させてはくれない仕様になっている場合が多くあって困ります。(-_-)

そんなときには、Windows上でシンボリックリンクを活用すると、実体フォルダを別ドライブなどの好きな場所に移動できるので、キャッシュデータをCドライブ以外の場所に移すこともできます。
これは(OS側の機能であるシンボリックリンクを使ってフォルダを移すので)、キャッシュフォルダの存在位置さえ分かれば、どんなブラウザでも任意のフォルダに移動させられるメリットがあります。

シンボリックリンクとは、簡単に言えば「実際にはEドライブ上に存在するフォルダなのに、あたかもCドライブ上に存在するかのように見せる」ようなことを可能にする機能です。コマンドプロンプトからmklinkコマンドを使えば良いだけです。
このコマンドについて詳しくは前回の記事「Cドライブに強制インストールされたファイルを別ドライブに移すには、シンボリックリンクを作成すると良い」をどうぞ。

このシンボリックリンクを使って、ブラウザのキャッシュ保存用フォルダを自由な位置(ドライブ)に移動させる方法を以下で解説します。

代表的な各ブラウザのキャッシュファイル保存フォルダ

まずは、使っているブラウザがキャッシュデータをどこに保存しているのかを調べる必要があります。

調べるといっても、ChromeやEdgeのようなChromium系ブラウザは、だいたい似た位置にあります。
また、Firefoxはキャッシュ保存位置を簡単に教えてくれる機能を内蔵しています。(保存位置を変更する機能も内蔵されていますが。)

以下に、代表的なブラウザ(と言いつつ単に私がインストールして日常的に使っているブラウザだけですが)のキャッシュフォルダの位置を参考までに列挙しておきます。

▼Chromeのキャッシュ保存フォルダ

  • C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Cache
  • C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Code Cache

AppDataフォルダには隠し属性が付加されているので、エクスプローラで上層フォルダから順にたどろうとしても見えない可能性があります。(隠しファイルも見える設定にしていれば見えますが。)
そんなときには、エクスプローラのアドレス欄に %LOCALAPPDATA% と打ってから[Enter]を押すと、 C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local フォルダに直接アクセスできます。

エクスプローラに%LOCALAPPDATA%と入力

※「LOCALAPPDATA」というのはWindowsの環境変数で、前後を半角「%」記号で挟むことで置き換えられます。
%LOCALAPPDATA%\Google\Chrome\User Data\Default\Cache のようにパスを打てば、C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Cache に展開されて直接アクセスすることもできます。
※もし、「C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming」の方のパスが必要なら %APPDATA% でアクセスできます。

▼Edgeのキャッシュ保存フォルダ

  • C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Microsoft\Edge\User Data\Default\Cache
  • C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Microsoft\Edge\User Data\Default\Code Cache

※Chromium系になる前の、Microsoft独自エンジンを使ったブラウザだった頃のEdgeのキャッシュ位置とは異なります。

▼Vivaldiのキャッシュ保存フォルダ

  • C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Vivaldi\User Data\Default\Cache
  • C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Vivaldi\User Data\Default\Code Cache

▼Operaのキャッシュ保存フォルダ

  • C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Opera Software\Opera Stable\Cache
  • C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Opera Software\Opera Stable\Media Cache

※他のChromium系ブラウザにある「Code Cache」というフォルダは、私の環境のOperaにはありませんでした。ただ、代わりに「Media Cache」というフォルダがある場合もありました(それもない環境もありましたが)。

▼Firefoxのキャッシュ保存フォルダ(※内部機能でも移動可能)

Firefoxは、アドレス欄に about:cache を打って[Enter]キーを押すと、下図のように表示される「Storage disk location」という項目の値で現在のキャッシュフォルダの位置が分かります。

Firefoxのキャッシュ保存フォルダ位置を調べる方法

自力でフォルダを移動させてシンボリックリンクを作成したい場合は、その親フォルダにエクスプローラでアクセスして、その他のキャッシュっぽいフォルダ名を探して全部移動しておくと良さそうです。
例えば以下のようなフォルダがあります。

  • C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Mozilla\Firefox\Profiles\(プロファイル名)\cache2
  • C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Mozilla\Firefox\Profiles\(プロファイル名)\thumbnails
  • C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Mozilla\Firefox\Profiles\(プロファイル名)\jumpListCache
  • C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Mozilla\Firefox\Profiles\(プロファイル名)\shortcutCache

メインのキャッシュ保存フォルダは「cache2」のようです。「cache2」があるからには「cache1」もあるのかと思ってしまいますが、ありません。(^_^;)

▼プロファイル名は環境によって様々

フォルダ名にもなっているプロファイル名は、ユーザによって異なります。例えば「77ixzcgt.default-release」のような感じの文字列になっています。
とりあえず %LOCALAPPDATA%\Mozilla\Firefox\Profiles\ にアクセスしてからどんなフォルダがあるか調べるか、または先に示したabout:cacheを使ってFirefox上でキャッシュ位置を調べて下さい。

なお、複数のFirefoxをインストールしている場合(例えば、通常リリースのFirefoxと、Developer EditionのFirefoxをインストールしているとか)は、複数のプロファイルが存在します。
全部のプロファイルを移動させるなら全部を対象に作業すれば良いですが、普段用途のFirefoxだけに限定して移動させたい場合は、どのプロファイルがどのFirefox用キャッシュなのかを区別する必要がありますから、アドレス欄に about:cache と打って「Storage disk location」項目に見える値を確認しましょう。

例えば以下のような感じで異なります。

  • Firefox 標準のリリース版: C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Mozilla\Firefox\Profiles\99gaoqpx.default-release\cache2
  • Firefox Developer Edition: C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Mozilla\Firefox\Profiles\88cshqpa.dev-edition-default\cache2
▼Firefoxにはキャッシュフォルダを変更する機能が内蔵されている

Firefoxの場合は、ブラウザ内蔵の機能でもキャッシュフォルダを任意の場所へ移動できます。
普通の設定画面(メニューからオプションを選択して出てくる画面)ではキャッシュの場所は移動できませんが、アドレス欄に about:config と打ってから browser.cache.disk.parent_directory という項目を作成して値に任意のフォルダパスを登録することで、そのフォルダをキャッシュフォルダにできます。
こういう機能があらゆるブラウザに搭載されていれば便利なのですけどもね。

私はこの方法は使わずに、シンボリックリンクを使って移動させています。どうせ他のブラウザではシンボリックリンクを作成するしかないので、ついでにFirefoxも同じ方法を使っておく方が管理の面で分かりやすくて良いかなと思いまして。ブラウザにFirefoxしか使っていないなら、Firefoxの内蔵機能を使う方が楽で良いでしょう。

ブラウザのキャッシュファイル保存フォルダを移動してシンボリックリンクで繋ぐ

ここからが本題です。Windowsのシンボリックリンク機能を活用して、ブラウザのキャッシュ保存フォルダを任意の場所へ移動させます。
手順はとても簡単で、以下の2ステップで作業するだけです。

  1. ブラウザのキャッシュフォルダを、望みの場所に移動する(コピーではなく移動です。フォルダごと移動して下さい)。
  2. 移動先フォルダへのシンボリックリンクを、そのフォルダが元々存在した場所に作成する。

たったこれだけの手順で、任意のブラウザのキャッシュフォルダを好きな場所へ移せます。

※ブラウザをバージョンアップしてもキャッシュフォルダのパスが変わらない限りは再設定の必要はありません。大幅なアップデート等でキャッシュフォルダのフォルダ名が変更になった場合には、そのときに再設定が必要です。

手順1についての説明は不要でしょうから(ただフォルダを移動させれば良いだけなので、エクスプローラ上でドラッグ&ドロップすれば済みます)、以下では手順2の方法を解説します。

▼シンボリックリンクを作成するmklinkコマンド

コマンドプロンプトから下記のようなコマンドを実行することで、シンボリックリンクを作成できます。パラメータの「/d」は「ディレクトリ(フォルダ)のシンボリックリンク」を作成する指示です。

mklink /d (元々のブラウザキャッシュフォルダパス) (移動した先)

シンボリックリンクやmklinkコマンドの使い方に関しては、前の記事「Cドライブに強制インストールされたファイルを別ドライブに移すには、シンボリックリンクを作成すると良い」で説明しましたので詳しくはそちらをご覧下さい。

▼例:Chromeのキャッシュフォルダを移動してシンボリックリンクを作成するmklinkコマンド

例えば、Chrome用のキャッシュフォルダを X:\BrowserCaches\Chrome\CacheX:\BrowserCaches\Chrome\Code Cache に移動させたなら、管理者権限付きのコマンドプロンプトから以下の2つのコマンドを実行します。

mklink /d "C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Cache" "X:\BrowserCaches\Chrome\Cache"
mklink /d "C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Code Cache" "X:\BrowserCaches\Chrome\Code Cache"

※パス(Path)内に空白文字を含む場合は、パス全体を引用符で囲む必要があります。間違えないように、常に引用符で囲んでおけば確実です。

上記の2つのコマンドを実行することで、

  • 本当は X:\BrowserCaches\Chrome\Cache に存在するフォルダが、あたかも C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Cache に存在しているかのように見える
  • 本当は X:\BrowserCaches\Chrome\Code Cache に存在するフォルダが、あたかも C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Code Cache に存在しているかのように見える

……という2つの効果が得られます。

つまり、ChromeのキャッシュフォルダをCドライブではなくXドライブへ移せたことになります。
なお、キャッシュフォルダはユーザごとに別々に存在していますので、もし1台のPCを複数人で共有している場合には、それぞれのユーザで移動作業をする必要があります。

元に戻したい場合や、ブラウザ側の仕様変更でフォルダ名が変わった場合

なお、元に戻したい場合は、まず、シンボリックリンクの方を削除してから、フォルダを元の位置に移動させれば問題ありません。

ブラウザをバージョンアップさせた際などで、ブラウザ側の仕様でキャッシュフォルダ名が変わってしまった場合は、その時点で(シンボリックリンクの先を参照されなくなるので)移動した意味がなくなります。
その場合は、「シンボリックリンクそのもの」と「リンク先フォルダ」の両方を削除してから、新たに「フォルダの移動」と「シンボリックリンクの作成」をやり直せば問題ありません。

以上、ブラウザのキャッシュフォルダを任意の場所に移動させる方法でした。

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