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「Your Majesty」は国王への呼びかけ表現らしい

王族が出てくるファンタジー系の映画とか19世紀イギリスのドラマとかを見てると、国王に対して「Your Majesty」って呼びかけてるんですよね。直訳すると「あなたの威厳」って意味になるので不思議に思ってたんですが、調べてみたところどうやらこの「Your Majesty」ってのが、国王・皇帝・天皇への呼びかけ表現になるらしいです。

  • 「陛下」と呼びかける場合の英語は Your Majesty
  • 呼びかけではなく「陛下」と言う場合は His Majesty か Her Majesty
  • 「両陛下」みたいに言う場合は Their Majesties

……となるらしいです。とすると、国王に向かって話すときには、You とは言っちゃいけないんですかね? 通常「you」と言うべき箇所はすべて「Your Majesty」(または Your Majesties)にしないとダメなのかな?
不思議。なんで王への呼びかけが「あなたの威厳」と訳せるような表現になるんだろ?
ジーニアス英和辞典によると、

How did Your Majesty enjoy your visit to Japan?
陛下の日本訪問のご感想はいかがでございますか《◆Your Majestyは三人称単数扱いで, 代名詞で受けるときは you の変化形をとる》

という例文が載ってました。某日英翻訳ソフトで翻訳してみたところ、「あなたの皇族はどのように日本へのあなたの訪問を楽しみましたか?」になりました。(^_^;)
こりゃダメだなあ。王は訪問してないような訳になってる。でもこれ、知らなかったら絶対訳せなさそう。(^_^;;;

(追記1) 陛下という呼び方も不思議

日本語での「陛下」という呼び方も、「陛」は宮殿にのぼる階段のことだから、つまり「階段の下」と言ってるわけで、不思議な言い方ではありますね。^^;
広辞苑によると、「階段の下にいる近臣の取次を経て上聞に達することから」このような呼び方になったみたいです。

(追記2) 19世紀イギリスでの階級と呼び方

エマ ヴィクトリアンガイド」という本に載ってた「上流階級基礎知識:呼びかけ方を覚える」項目によると、19世紀イギリスの場合、以下のような呼びかけ方になっていたそうな。

女王陛下
 Your Majesty
公爵
 Duke (※自分がジェントリ以上の場合)
 Your Grace (※自分がジェントリ未満の場合)
候・伯爵
 My Lord
 (または) Lord of 地名
男爵
 Lord + 姓
準男爵・勲爵士
 Sir + 洗礼名 + 姓

女王を頂点とする階級では、貴族が、公爵>侯爵>伯爵>子爵>男爵 の順で続き、次にジェントリが、準男爵>勲爵士>スクワイア と続くのだそうな。あとは、ジェントルマン、中流階級、労働階級らしい。

コメント

今 the tudorsにはまっています。
上記のこと、大変参考になりました。

投稿者 virgorose : 2011年04月12日 17:12

コメント数: 1件

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