00時27分31秒 [ハードウェア]
PCが「Wake on LAN」機能に対応していれば、LAN内にマジックパケットを送信することで、特定のPCの電源を入れられます。常時起動しているサーバがあれば、そのサーバからマジックパケットを送信することで、任意のクライアントPCの電源を投入できて便利です。
……が、問題は、マジックパケットをLAN外(インターネット)から送ることはできないので、例えば、インターネット経由で自宅PCの電源を入れるとか、自宅からネット経由で職場のPCの電源を入れるとか、そういうことはできないんですよね。
ところが、やはりそういう需要は多いのかして、インターネット経由で指示を送ることでLAN内にマジックパケットを流してくれるブロードバンドルーター製品も存在するようです。
やっぱりあるんですね、そういう製品が。^^;
出先から自宅のWindowsマシンを操作したいと思うときがあります。遠隔操作自体は、Windowsに搭載されている「リモートデスクトップ」機能を使えば問題ありません。ただ、そのためには自宅PCの電源が入っている必要があります。
リモートデスクトップを使うためだけに自宅のPCの電源を常時入れっぱなしにするのは、電力がもったいないんですよね。遠隔操作したい頻度はそんなに高いわけではないので。
なので、リモートで(インターネット経由で)自宅PCの電源を入れる方法があると望ましいです。
電源ボタンを直接押すことなく、PCの電源をONにする方法として、「Wake on LAN」という機能があります。これは、LAN内にマジックパケットという特殊なパケットを流すことで、特定のPCの電源を自動でONにするものです。PC側が「Wake on LAN」機能に対応しており、かつ、その機能がONに設定されていれば、マジックパケットを受信すると自動的に電源が入るようになります。
問題は、あくまでも「LAN内」からしか使えない点です。「Wake on LAN」であって、「Wake on WAN」ではないんですよね。^^;
ルーターの外側からマジックパケットを送るようなことはできません。(※VPN(Virtual Private Network)を使って、インターネット越しに仮想LANを構築していればいけそうですが。)
しかし、そういった需要はどうやら存在するようで、手軽にインターネット経由で遠隔PCの電源を入れられる製品があるようです。
家庭用の一般的なブロードバンドルーターに、マジックパケット送信機能があれば良いわけです。さすがにルーターは常時電源ONで使いますからね。WAN側からIDとパスワードでログインすると、指定のMACアドレス宛にマジックパケットが送れるとか。
そういう製品があれば便利なのになー……と思ったら、どうやら既に存在するらしいです。しかも、結構安く。(^_^;;;
例えば、バッファロー製の「WHR-G301N」(エアステーション エヌフィニティ)。
家庭用の一般的な無線ブロードバンドルーターで、価格は3,000円程度ですが、ルーターが提供するWeb設定画面から、特定のPCの電源を遠隔操作できる(マジックパケットを送信できる)機能が搭載されています。これを使えば、外出先からLAN内のPCの電源をONにすることができます。
新しくLANを構築する際には、こういうマジックパケット送信機能を持ったブロードバンドルーターを選んでおくと、後々便利かも知れません。
それにしても、ブロードバンドルーターが3,000円程度で買えるって、ずいぶん安くなったもんですね……。今使っているルーターは、たぶん1万円くらいしたんじゃないかと思うんですが。(購入したのは、たぶん10年近く前?^^;)
◆BUFFALO 11n/g/b対応 無線LANルーター WHR-G301N(@Amazon.co.jp)
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