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サイト内検索サービスのYahoo!カスタムサーチが終了、Googleカスタム検索に切り替え

サイト内検索窓を作れるYahoo! カスタムサーチがサービス終了

長年、当サイト内にある各ページの右肩には「Yahoo! カスタムサーチ」の検索窓を置いていました。
これはYahoo!が提供するサイト内検索専用の検索窓で、指定ドメインに限定したページだけを対象にして検索結果が得られます。利用料は無料です。対象ページに画像が掲載されている場合は(OGPなどの記述がなくても)、その画像も検索結果に併せて表示される点がちょっと便利でした。

現在のYahoo! JapanはGoogleの検索エンジンを利用している検索サイトですから、要するに「Yahoo!の皮を被ったGoogle」によるサイト内検索サービスです。Googleのクローラーが情報収集していったページしか検索結果には出てこないので、リアルタイムに情報が反映されるような(=サーバに設置した検索機能のような)サイト内検索機能ではありませんが、ざっくりサイト内を検索してもらうには充分でした。

しかーし。

先月あたりに、とうとうこの「Yahoo! カスタムサーチ」サービスも終了されてしまうと連絡が届きました。
2019年3月31日(日)でサイト内検索サービスは使えなくなるとのことです。
うちに届いたお知らせ文面は以下の通り。

平素よりYahoo!検索カスタムサーチをご利用いただきありがとうございます。
こちらのメールは、カスタムサーチをご利用いただいているお客様にお送りしております。

カスタムサーチはサービス公開以降、みなさまのご要望に応えるべくサービスの改善や維持に努めてまいりましたが、2019年3月31日をもちまして、サービスを終了することになりました。

ご利用いただいている皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、なにとぞご理解の程よろしくお願いいたします。

<提供終了日>
2019年3月31日

<お客様への影響>
2019年4月1日以降、カスタムサーチを利用した機能にアクセスできなくなります。
サービスの管理画面をはじめ、作成したカスタムサーチのURL、お客様のページに組み込んだウェブ検索やサイト内検索の機能など全てが、ご利用・表示できなくなりますのでご注意ください。

純粋にサイト内検索だけが表示されて、広告は一切表示されないサービスだったので使いやすかったのですが。まあ、そういうサービスだからこそ収益にはならないわけで、これ以上のサービス継続にメリットはないということなのでしょうね。

検索窓用のHTMLにはYahoo!のバナー画像とリンクがありましたから、サイト内検索機能を設けている全ページからリンクされるというSEO効果は(Yahoo!側に)あったと思いますが、そういうのがなくても元々Yahoo! Japanには莫大なアクセスが集まっているわけですしね。(^_^;;;

代わりのサイト内検索機能を探す

というわけで、「Yahoo!カスタムサーチ」サービスが終了してしまうのは仕方がないので、代わりのサービスを探す必要があります。
探す必要があります、と言っても、国内の検索エンジンシェアは90%以上がGoogle(※Yahoo! Japanも含む)で、あとほんの数%だけBingがある程度ですから、選択肢はほとんどありません。
Bingには特にサイト内検索機能を無料で提供するサービスはなさそうでしたので、素直にGoogleのサイト内検索機能である「Googleカスタム検索」を使うことにしました。(^_^;)

その結果、検索窓の表示は下図の右側のようになりました。

サイト内検索窓

「Googleカスタム検索」では、特にバナー画像やリンクの掲載は求められないので、右肩の検索窓もシンプルになりました。そもそも、検索窓のHTML自体に(Googleからの)指定はないので、好きなように入力フォームを作れます。

▼検索語によってはリスティング広告が先に表示される

なんで今までGoogleのサービスを使わずにYahoo!の検索窓を設置していたのかというと、検索結果に表示される広告の有無が異なるからです。

「Googleカスタム検索」も無料で利用できるのは大変大変ありがたいのですが、検索語が一般的な単語の場合には、検索結果の上部にはリスティング広告が表示されるんですよね。
無料で利用できる以上、広告が表示されるのは仕方がないんですが。
(むしろ、Yahoo! カスタムサーチに広告が表示されなかったという方が驚きという感じでもあります。)

ただ、バナー広告などと違って、リスティング広告は検索結果の一部であるかのように表示される形なので、サイト内検索機能として提供すると、ちょっと紛らわしいな……という気はしていたのでした。(^_^;)

Yhoo!版とGoogle版サイト内検索結果の比較

上図は、左側が「Yahoo!カスタムサーチ」を使ってうちのサイト内を検索した例、右側が「Googleカスタム検索」を使ってうちのサイト内を検索した例です。右側の赤丸部分はリスティング広告であって、うちのサイト内にあるページではありません。もうちょっと背景色とかで見分けが付きやすかったら望ましかったんですが。
とはいえ、無料でこれだけの機能が提供されているわけですから、特に文句はありません。(^_^;)

検索結果の上部にリスティング広告が表示される可能性があるという点を除けば、従来と検索結果は変わらないと思います。
元々検索に使われるエンジンは同じわけですし、検索結果を出すデータベースも同じわけですからね。(^_^;)

Googleカスタム検索の便利な特長

Googleカスタム検索では、検索対象サイトを正規表現で細かく指定できます。
ドメインだけを指定することもできますし、指定ディレクトリだけを対象にすることもできます。正規表現が使えるので、どのようなURLで構成されているサイトでも、きっちりサイト内だけに限定した検索が可能なのではないかと思います。

条件を複数個同時に設定することもできるので、2つのドメインを同時に対象にしてサイト内検索をすることもできます。
せっかくなので、 *.nishishi.com と *.nishishi.org の2ドメインが対象になるよう設定してみました。
(サブドメイン名部分にワイルドカード「*」を指定すれば、そのドメインのサブドメインすべてを対象にできます。)

▼Googleカスタム検索の設定(設置)方法

Googleカスタム検索を新たに使う方法は簡単で、Googleカスタム検索ページにアクセスして、「新しい検索エンジン」ボタンを押して設定すれば良いだけです。Googleのヘルプ「カスタム検索とは Getting started with Custom Search」にも説明があります。

検索結果は、Googleサイト側に表示することもできますが、自サイト内(=自分の所有するドメイン下)に表示することもできます。その場合、ページデザインはかなり自由自在にできますから、自サイトの既存デザインに合致するような装飾の中にサイト内検索結果を表示できます。

便利です。

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著者紹介


にしし(西村文宏)

にししでございます。本書いたり記事書いたりしてます。あと萌えたり。著書5冊発売中です(Web製作系4冊+小説1冊)。著書や記事は「西村文宏」名義。記事は主にAll Aboutで連載。本の最新刊は2011年3月に発売されたライトノベルでございますよ。

Twitter:にしし/西村文宏
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