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Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2022/03/25. 10:39:59.

HDDの容量訴訟が和解

一般的にHDDとかのディスク容量は、1KB=1024Bytesで計算します。1,000ではなく1,024を基準にするのは、コンピュータは2進数で記録するので、2進数でちょうどいい値の方が扱いやすいから。で、2の10乗が1,024だから。

とすると、100GBのHDDの容量は、100,000,000,000Bytesではなく、107,374,182,400Bytesになります。

100GB
=102,400MB
=104,857,600KB
=107,374,182,400Bytes

がー。
本来、K(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)は、千倍、百万倍、十億倍という意味だから、「100GB」と表現したとき、それが「107,374,182,400Bytes」という意味なのか、本来の考え方で「100,000,000,000Bytes」という意味なのかは分からんわけです。^^;;;

HDDメーカー側からすると、本来の考え方で表示した方が得なので、HDDメーカーの「xxxGB」という数値はそのまま信用するとマズいです。^^;

で、「少ないじゃねえか!」とHDDメーカーに対して起こした訴訟が、和解したらしいです。なんか、30ドル相当のソフトウェアを無料で配ることで和解したんだとか。^^;

HDDの「ホントの容量」めぐる訴訟で和解成立(@IT Media)

Western Digitalに対する集団訴訟では、原告は、同社の80GバイトHDDの実際の容量は、74.4Gバイトだったと訴えていた。この7%分の不足がなければ、購入者はさらに80時間分のデジタル音楽や、5600枚のデジタル写真を保存できたはずだと原告は主張した。

「80GB」は、1,024を基準にして考えると、85,899,345,920Bytesになります。これが、80,000,000,000Bytesだったということなのでしょうね。
80,000,000,000Bytesを、1,024を基準に計算すると、74.5GBになります。^^;

これ、訴えて原告側が勝てるかどうか分かんないと思うんですが、Western Digital側が和解したのは、

法廷闘争による多額の費用の発生を避けるために和解に踏み切った

のだそうです。

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にしし(西村文宏)

にししでございます。本書いたり記事書いたりしてます。あと萌えたり。著書5冊発売中です(Web製作系4冊+小説1冊)。著書や記事は「西村文宏」名義。記事は主にAll Aboutで連載。本の最新刊は2011年3月に発売されたライトノベルでございますよ。

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