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Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2022/03/25. 10:34:42.

プリインストールの「Office Premium プラス Office 365」でOffice2013を2016にアップグレードした場合でも永続使用は可能

結論から言うと、
PCにプリインストールされている「Office Premium プラス Office 365」に含まれる365の権利を行使して「Office2013」を「Office2016」にアップグレードした場合、1年後のサブスクリプション期限が来てもアップグレードした「Office2016」はそのまま使用し続けられる、ということです。なぜ断言できるかというと、Microsoftのサポートに問い合わせたからです。(^_^;)
以下はその話。

プリインストールされているMicrosoft Officeはちょっと特殊な形態

最近のPCのうち、Microsoft Officeがプリインストールされている機種には「Office Premium プラス Office 365」という特殊なバンドル版Officeが入っているものがあります。これは、「Office2013」や「Office2016」などのMicrosoft Office製品に加えて「Office 365」の権利が1年分だけ付属しているものです。

※Office365はサブスクリプション形態

「Office 365」というのは、(従来のパッケージ製品とは異なり)年額料金を支払うことで、常に最新のOffice製品にアップグレードして利用できるサービスです。他にもSkypeやOneDriveの使用権が付属していますが。だいたい2年ごとに新バージョンのOfficeに買い換えているような人であれば「Office365」を使う方がトータルでは安くなる、というような話をよく聞きます。しかし、現行バージョンを3年以上使い続けるつもりなら、バージョン単体(Office2013とか、Office2016とか)を購入した方が安いみたいですね。
※もちろん、SkypeやOneDriveの有料サービス分を利用していたり、モバイルOS版のOfficeも使いたいというのであれば、Office365の方が安いケースはもっとあります。

そもそも「Office Premium プラス Office 365」のライセンス形態とは

PCにプリインストールされている「Office Premium プラス Office 365」には、以下のような2つの権利があります。

  • プリインストールされているMicrosoft Office製品(Word・Excelなど)は、そのPC上で永久に使用可能。
  • Office365の権利(最新バージョンへのアップグレードやOneDriveの容量増加など)は、1年間だけ使用可能。

つまり、以下のような2重のライセンス形態です。

  • もしPCにプリインストールされているOfficeが「Office2013」であれば、その「Office2013」は1年を超えても問題なく使用し続けることができます。これはパッケージ版と同じ扱いです。
  • もし「OneDrive」を無料コースの容量を超えて使用しているなら、サブスクリプション期限(1年後)には使用可能な容量は減ります。(追加で1年分の権利を買えば維持できます。)

上記の点には特に疑問はありません。要するに「Microsoft Office」に「SkypeやOneDriveの有料サービスの使用権1年分」が付属している、というだけのことですから。
しかし、ここで1つだけ大きな疑問があります。それが下記。

「Office365」の権利を行使してOffice2013をOffce2016にアップグレードしたら、1年後に使用権はどうなる?

私が購入したPCにプリインストールされている「Office Premium プラス Office 365」は、Officeのバージョンとしては「Office2013」でした。そのWord2013やExcel2013を起動すると、最近、ツールバーの下に下図のようなアップグレードを促すメッセージが出るようになりました。^^;

Microsoft Excel:新しいOFFICEをインストールしましょう。Office365所有者の特典の1つです。

たしかに、「Office365」には、「Microsoft Officeを最新版にアップグレードできる」という権利があります。
しかし、この権利は1年間だけのものです。
とすると、この権利を行使して最新のOffice2016にアップグレードしたら、サブスクリプション期限が来た後(1年後)、その使用権はどうなってしまうのでしょうか?

この答えが知りたくていろいろググってみたり、Microsoftのユーザフォーラムを覗いてみたりしたのですが、イマイチ明確な説明が見つかりませんでした。
Microsoft OfficeのウェブサイトでFAQページを見ても、私の求めている回答は見つけられませんでした。
なんででしょうか。^^; みんな、気にならないのかな……?(^_^;;; いや、単に探し方が悪いのかも知れませんけども。

MicrosoftのAnswer Deskで質問したところ、サブスクリプション期限後も永続使用可能だと回答を得た

Microsoft OfficeのウェブサイトでFAQを検索していると、そのものズバリな回答は見つからなかったのですが、代わりに「Answer Techとオンラインでチャットする」という選択肢があったので質問してみました。(電話で問い合わせる選択肢も提示されていましたが。)
そういえば、最近のPC関連サポートでは、電話でもメールでもなく、チャットでリアルタイムに問い合わせる手段が用意されていることがありますね。存在自体は知っていましたが、実際に利用したのは今回が初めてでした。
以下はそのときのキャプチャ画像です。(Firefoxでも問題なく使えました。:笑)
担当者の名前は念のためにマスクしました。濃い青色の発言(左)がサポート担当者、薄い青色の発言(右)が私です。

プリインストールの「Office Premium プラス Office 365」を使っているのですが、これでOffice2016にアップグレードしたあと、サブスクリプション期限が来た場合、2016は継続使用可能なのでしょうか?

というわけで、
PCプリインストールの「Office Premium プラス Office 365」の権利を行使して「Office2016」にアップグレードした場合は、サブスクリプション期限(1年)が来た後でも「Office2016」の使用権は維持できる(=ずっと使用可能)とのことでした。
特に最初のバージョンに戻さないといけないとか、Officeが起動しなくなるとか、そういうことにはならないようですね。
これで安心して最新バージョンにアップグレードできます。(これなら、アップグレードしない選択を採る理由がありません。)

サポート担当者とチャットで会話できるというのは手軽で良い感じです。^^;
今回の相手は(少なくとも私が判断した限りでは)人間のようでしたけども、こういうのは人工知能が担当する日も近そうですね……。(^_^;;;

まあ何はともあれ、「Office Premium プラス Office 365」がプリインストールされたPCをお使いであれば、サブスクリプション期限が来る前に、最新バージョンにアップグレードさせておくのが良いでしょう。(ググったところ、アップグレードには2GB以上のダウンロードが必要っぽいので、高速回線が使用可能な場所で実行するのが良さそうです。)

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にしし(西村文宏)

にししでございます。本書いたり記事書いたりしてます。あと萌えたり。著書5冊発売中です(Web製作系4冊+小説1冊)。著書や記事は「西村文宏」名義。記事は主にAll Aboutで連載。本の最新刊は2011年3月に発売されたライトノベルでございますよ。

Twitter:にしし/西村文宏
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