にしし ふぁくとりー(西村文宏 個人サイト)

Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2015/09/22. 13:20:27.

Virtual PC上でUSB機器は認識できないがVMWare上なら可能

Microsoftが無料で公開している仮想PCソフト「Microsoft Virtual PC」では、USB機器の認識ができません。なので、Virtual PC側からプリンタを使おうとしても、(パラレル接続のプリンタなら認識可能ですが)USB接続のプリンタは見えません。

この状況でVirtual PC側からプリンタを使いたい場合は、ホストOS側でプリンタを認識させ、そのプリンタをLAN上で共有するよう設定し、ゲストOS側(=Virtual PC側)からはLAN上のプリンタを使用するよう設定する手があります。
こうすれば、Virtual PC側からでもUSBプリンタを使用できます。

しかーし。

ホストOS側で認識できないプリンタを、Virtual PC上から利用したい場合、この手は使えません。
そんな状況があるのか? と思われるかも知れませんが、私の友人が遭遇しました。^^;
その状況とは以下のようなものです。

  • OSに、Windows7 (64bit版) を使用
  • プリンタは、アルプス製のUSB接続。(※64bit版のドライバは提供されていない!)

64bit版のOSを導入したものの、プリンタのドライバが32bit版しか公開されておらず、メーカーのサポートに問い合わせても「64bit版の提供予定はない」と言われるだけ……、という状況です。

32bit版Windows XPからは問題なく使えているので、この場合の解決策として、『Virtual PC上でWindows XPを起動し、Windows XP側でプリンタを認識させる』という手が考えられます。

しかし。
ここで、「Virtual PC側からはUSB接続機器が認識できない」という仕様に引っかかります。OSがプリンタの接続を認識できなければ、ドライバがあったって使えるわけありません。
この「USB機器が認識できない」という仕様はどうやっても覆らなさそうなので、「Virtual PC」を使う限り解決策はなさそうです。

※Windows7のProfessional版以降で使える「XPモード」は、「Virtual PC」を利用して実現されています。(「XPモード」=「Virtual PC上のWindows XP」と考えて構わないでしょう。厳密には細かな部分でいろいろ工夫があったり制約があったりしていますが。)

Virtual PCではなくVMWareを使う

で、Virtual PCと同じ仮想PCソフトとして「VMWare」というソフトがあります。(有料版もありますが、「VMWare Player」であれば無料で利用できます。)

「VMWare」であれば、VMWare上にセットアップしたゲストOSからもUSB機器が使用可能です。なので、VMWare上にWindows XPを構築すれば、そこからプリンタが使えます。(※プリンタに限らず、他のUSB機器でも使えます。何でも使用可能かどうかは分かりませんが。)

で、試してみた結果、うまくいったようです。
無事にUSB接続のプリンタを、VMWare上のWindows XPから使えたと報告を受けました。
さすがに、「Virtual PCよりも高機能」だと謳っているだけのことはありますね。^^;

※なお、『Windows7の「XPモード」を利用する』以外の方法でWindows XPを使う場合は、Windows7とは別に『Windows XPの正規ライセンス』が必要です。今回の友人の場合は、(既に廃棄している)前のPCで使っていたWindows XPがあったので、それをセットアップに使えましたが。ライセンスを持っていない場合は、新たにWindows XPのパッケージを購入する必要があります。

そもそも32bit版のWindows7を使えば……

ただ、今回の場合、最もスマートな解決策は、「32bit版のWindows7を使う」ということだったかも知れませんが。^^;
メーカーが64bit版のドライバをリリースする予定がない状況で、その機器を使い続けたいわけですから。(ただ、将来的にはWindowsは64bit版だけの提供になるでしょうし、そうなったときに32bit版ドライバしか提供されていない機器を使いたい場合には、この方法が有効でしょうね。)

今回の友人の場合、既に64bit版Windows7がプリインストールされたPCを購入してしまっていたことと、メモリを6GB積んでいることから、「32bit版Windows7にするのはもったいない」と考えて、「64bit版Windows7を使いつつ、32bit版ドライバしかないプリンタを使う」方法を探りました。^^;

コメント

う~ん?
WindowsXPもいずれ使えなくなるハズですから~

Linuxを使うと良いかも!と,思ってしまうのは,
Linuxerのお決まり,お約束ですね.(笑)

Windowsでサポート放棄された
ほとんどのデバイスをLinuxで拾ってくれます.

卑近な例では,
富士通パーソナルシステム(株)からOEM販売されていた,
USB接続フラットベットイメージスキャナー
Mustek System Inc. Scann Express 1200 CU
って,いうのが家にあります.

Mustekは2002年頃に日本でのサポートを
早々に打ち切ってしまいました.
富士通もWindowsXPのドライバまでしか
提供していません.
Vistaではミニポートドライバさえ
提供されていません.
(ちょっとだけ期待してた…涙)

Linuxでは,Kernelと,X-Windowアプリ
Xsaneできちんと使うことができます.

わたしが普段使っているのは,
Ubuntu Linux 8.04LTS/9.04
Vine Linux 5.0 (Vine 5 は,
Xsaneの動作権限に問題があるみたい…)
これらでは使えることが判っています.


プリンターの場合はメーカーが,
Linux向けドライバを提供しています.

わたしが使ったことがある範囲では,
Canon,EPSON,HP(NEC),FujiXEROX

たぶんブラザーやアルプスにもあるんじゃ
ないかと思います.

Windowsでは,
Windows98からWDMでデバイスドライバの
基本モデルが統一されると聞いていましたが,
OS側のセキュリティ強化が続き,中身が変わって,
売上が無い過去製品のサポートが極端に短く
なっていますから,

古くて良いもの,手に馴染んで手放せない
"道具"は,Linuxで使い続けることにしたら
良いんじゃないかと思っています.(笑)


新しいバージョンになる度に,違う操作を
覚えるとか,教えるのは,お年寄りに優しく無いし,

子供たちに教えるのも,将来社会で使えないなら,
学校で,特定の企業の製品を使う訓練をするなんて,
不公正だと思いますし…

もっと多くの選択肢を!と,願いつつ…
Linuxを使おうよ!(笑)

投稿者 youre : 2009年12月02日 19:49

ヨウレさん、どうもですー。

今所有しているWindows XPは、今後もずっと使えますよね? サポート期限はあっても使用期限があるわけじゃありませんし。
セキュリティパッチは提供されなくなるでしょうけども、Virtual PC上でプリンタを使う目的だけであれば大して問題にはならないでしょうし。

アルプスは、Windows用とMac用にしかドライバを公開してませんでした。(笑) 既にプリンタの新製品開発を中止しちゃってる会社なんですよね。WindowsはXPまで、Macも非IntelMac用しか提供されていません。^^;;;

今回の私の友人の場合、アルプス製のプリンタを手放せない理由が、「白色や金色で印刷したい」という目的があったからなんですよ。白色・金色とかのインクリボンが販売されていて、白や金で印刷できるのはアルプス製しかないとか。^^;

彼がその印刷に活用しているアプリがWindowsで動いているのですよ……。Linux版もリリースされていれば、Linuxにするという手もあったかも知れませんけどね。(その場合でも『プリンタドライバがあれば』の話ですが。^^;)

投稿者 にしし : 2009年12月02日 22:48

コメント数: 2件

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