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ベルリンの壁ってのは東西ドイツの境界上にあったのではなく、ベルリン市内で西ベルリンを囲んでいた壁なんですね

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2014年 11/18号 [ベルリンの壁崩壊25年]ベルリンの壁ってのは、東西ドイツの境界にあったんじゃないんですね!
そもそも、ベルリン市自体が旧東ドイツ領内にある都市なんですね!
恥ずかしながら知りませんでした。orz

Newsweekに掲載されていた地図を見て、初めて知りました。

Newsweek先週号(※今週号ではない)の特集は、「ベルリンの壁崩壊25年・世界の現在地」でした。(右写真が先週号の表紙)
冷戦終結前後でヨーロッパがどうなったのかが解説されていました。
ここに掲載されていた地図で、ベルリン市が完全に「東ドイツ」に含まれていたので、「あれ、おかしいな……?」と思ったんですが、おかしいのは私の理解の方でした。(^_^;;;
東西ドイツとベルリン市の位置関係について、巻末にとても分かりやすい地図がありました。(下記写真)

東西ドイツとベルリン市の位置関係

ドイツ全土が東西に分割されただけでなく、ベルリン市単独も東西に分割

第二次世界大戦後にドイツは「西ドイツ/東ドイツ」として東西に分割されましたけども、ドイツ全体だけではなく、ベルリン市自体も「西ベルリン/東ベルリン」として東西に分割されたんですね。
ベルリン市そのものは東ドイツ領内にあるので、西ベルリンは事実上「東ドイツ領内に存在する西ドイツの飛び地」みたいな感じになっていたと。(実際には英米仏の信託統治であって西ドイツ領ではなかったようですが)
そんなことになっていたとは。今の今まで知りませんでした。
てっきり、ベルリン市は東西ドイツの国境上に存在して、だからこそ壁で分断されていたのかと思っていました。(^_^;;;

だから、ベルリンの壁が壊されてから(1989年11月)、東西ドイツが統一(1990年10月)するまでには間があったんですねえ。
「ベルリンの壁」はあくまでも、「ベルリン市内を分断」していたもの(というか西ベルリンをぐるっと囲んでいた壁)であって、東西ドイツを物理的に分断していたわけではないから。
もっとも、ベルリン市内で東西の行き来が自由になったことが、ドイツ統一を推し進める要因の1つにはなったようですが。

なるほど。そういうことだったとは。
Wikipediaの「ベルリンの壁」項目に詳しく書かれていました。
ベルリンの壁(@Wikipedia)

というわけで、ベルリンは東西ドイツの境目にはなかったんですねえ……という話。
今さら知った驚きの事実でした……。(^_^;)
ドイツ統一は、「欧米資本主義で発展した西ドイツが、共産圏の東ドイツを吸収する形で統一した」と思っていたので(これは合っていると思いますが^^;)、なおさら首都であるベルリンが旧東ドイツ側に存在していたとは思いもしませんでした……。

うーむ。過去、某R大では半年、某K大で2年ほど、第二外国語にはドイツ語を選択していたのになあ。(^_^;;;

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2014年 11/18号 [ベルリンの壁崩壊25年](@Amazon.co.jp)

コメント

私もベルリンは、境にあると思っていました。

投稿者 ミキコ : 2016年02月29日 21:43

ですよね! 東西ドイツの境界上にあるもんだと思ってしまいますよね!(^_^;)
ドイツの国土そのものが東西に分割されただけでなく、ベルリン市そのものも東西に分割されているとは(説明されない限り)予想できませんよね。(^_^;;;

投稿者 にしし : 2016年04月14日 11:59

はじめまして。

ドイツの分割占領もベルリンの四ヶ国統治も戦争末期に後の戦勝国となるアメリカ、イギリス、ソヴィエトが協議して決めたことなんですよ。

ベルリンは西ベルリンだけでなく当初の取り決めでは東も含めて西ドイツはもちろん東ドイツにも属さない戦勝三国にフランス加えた四ヶ国の共同統治だったのです。その後ソヴィエトが自分の占領地域(SBZ)の真っただ中にある地の利を利用して既成事実を積み重ね、東ベルリンを東ドイツの首都に仕立て上げていったわけです。

再統一まで西ベルリンにはドイツ連邦軍(西ドイツ軍)は駐留していませんでしたし、西ベルリン市民は西ドイツの身分証明書やパスポートを持たず、男性に課せられた兵役義務もありませんでした。西ベルリン選出の連邦議会(西ドイツ国会)議員は議事における投票権も持っていませんでした。長くなりますので、このへんで。

投稿者 totstraks : 2016年05月22日 12:39

コメント数: 3件

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