にしし ふぁくとりー(西村文宏 個人サイト)

Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2016/01/21. 16:26:37.

アイコン1つで複数のソフトを起動したりファイルを開いたりするWSFの作成方法

Windows上で、アイコンを1回ダブルクリックするだけで、複数のソフトウェアを同時に一括起動したい場合や、複数のファイルを同時に一括して開きたい場合があります。そんなときは、Windows Scriptファイルを作成すると便利です。

WSFファイルの中身はプレーンテキストなので、作成はとても簡単です。テキストエディタで以下のような形式を使って起動したいファイルを列挙し、ファイル拡張子を「.wsf」にして保存するだけです。

Windows Scriptファイルを記述するテンプレート

ファイルの中身には、スクリプトを含むためのタグをXMLっぽい書式で書いておき、JScriptやVBScriptなどを使って処理内容を記述するだけです。

<job id="FirstOpenApps">
<script language="JScript">
   var objWShell = new ActiveXObject("WScript.Shell");
   // OPEN FILEs:
   objWShell.Run("処理内容①", 1, false);
   objWShell.Run("処理内容②", 1, false);
   objWShell.Run("処理内容③", 1, false);
   // END
   objWShell = null;
</script>
</job>

上記をそのままコピー&ペーストすると良いです。
「処理内容①」・「処理内容②」・「処理内容③」などの部分だけを書き換えれば動きます。上記では3行だけ書いていますが、もちろん何行でも必要なだけ列挙できます。

引数について

第2引数には「1」を指定していますが、これは「通常のウインドウサイズ」で「フォーカスを与えた状態」で起動するという意味のオプションです。「3」だと最大化して起動されます。「4」だと「通常のウインドウサイズ」ですが「フォーカスは与えない状態」で起動します。

また、第3引数には「false」を指定していますが、これは「プロセスの終了を待たずに処理を先に進める」指定です。もしここを「true」にしてしまうと、「最初に起動したソフトウェア」が終了するまで「次のソフトウェア」が起動しません。これでは意味がありませんから、ここは「false」にしておく必要があります。

※引数の指定方法や意味に関しては、「WSH JScriptを使いこなそう ~アプリケーション操作~」ページなどが参考になると思います。

起動したいソフトウェアやファイルなどを指定する方法は、下記の通りです。

ソフトウェアを起動したい場合

例えば、ソフトウェア C:\Software\app.exe を起動したいなら、以下のように記述します。
パス中の「\」記号は「\\」のように2つ重ねる必要があります。

objWShell.Run("C:\\Software\\app.exe", 1, false);

最近の市販ソフトウェアはたいてい「Program Files」フォルダ内にインストールされますから、パス中に空白文字が含まれる場合が多々あります。その場合は、

objWShell.Run("\"C:\\Program Files (x86)\\Mozilla Thunderbird\\thunderbird.exe\"", 1, false);

のように全体を「エスケープした引用符『\"』」で囲めば問題ありません。(上記はThunderbirdを起動するソース)
しかし、どう指定しても「指定されたファイルが見つかりません」というエラーが出てしまう場合は、8.3文字ファイル名を使って、以下のように記述する手もあります。

objWShell.Run("C:\\PROGRA~2\\MOZILL~2\\THUNDE~1.EXE", 1, false)

Windowsでは、遙か昔のMS-DOS時代のファイルシステムとの互換性を確保するために、今でも「8文字のファイル名+3文字の拡張子」というスタイルでもファイルを指定できます。
どうなるかは環境次第ですが、私の環境では、「Program Files (x86)」フォルダの8.3名は「PROGRA~2」、「Mozilla Thunderbird」フォルダの8.3名は「MOZILL~2」でした。(この方法で指定して起動することも可能でした。)

ファイルを(関連づけされたソフトで)起動したい場合

例えば、ファイル D:\Data\textfile.txt を開きたいなら、以下のように記述します。

objWShell.Run("D:\\Data\\textfile.txt", 1, false);

もし上記でうまく動かないようなら、rundll32.exeを呼び出す以下の記述方法を試して下さい。

objWShell.Run("rundll32.exe url.dll,FileProtocolHandler D:\\Data\\textfile.txt", 1, false);

太字以外の部分はコピー&ペーストするだけで問題ありません。

フォルダをエクスプローラで開きたい場合

例えば、フォルダ E:\directory\folder\ を開きたいなら、以下のように記述します。

objWShell.Run("E:\\directory\\folder\\", 1, false);

もし上記でうまく動かないようなら、rundll32.exeを呼び出す以下の記述方法を試して下さい。

objWShell.Run("rundll32.exe url.dll,FileProtocolHandler E:\\directory\\folder\\", 1, false);

というわけで、Windows Scriptファイルを作成するとソフトウェアやファイルを同時に一括起動させられて便利、という話でした。
上記ではスクリプト本体には「JScript」を使用していますが、他にも「VBScript」や「PerlScript」も指定可能です。

参考:
●「Windows スクリプト ファイル (.wsf) を使用する」(@Microsoft Developer Network)

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