にしし ふぁくとりー:西村文宏 個人サイト

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Sakura Scope (2016年07月)

ちょっと倒錯気味な、ただの日記です。(^^;)
これはやばいと思われた場合は、お早めに閲覧を中止されることをお勧め致します。

Fumy News Clipper2の配布ページを近代的に

うちのサイト内で公開・配布している日記型ニュースクリップCGI「Fumy News Clipper2」の配布ページを近代的なデザインにリニューアルしてみました。(^_^;)
旧デザインはさすがにもう時代にそぐわない気が(数年前から)していまして。

Fumy News Clipper2
▲左が旧ウェブページ、右が新ウェブページ

このCGIは最初に開発したのが2006年なので、なんと10年前。
10年前の時点で配布ページに上図左側のデザインを採用していたかどうかまでは覚えていませんが。(^_^;;;
ふと気が向いて勢いで作ってみました。
わりと良い感じになって気に入っています。(^_^;)

昔は文字サイズが大きすぎるのは避けて、むしろ小さい文字を並べるのがスタンダードだったような気がしますが、最近はモバイル対応もあってか、大きな字で簡潔に紹介するのがスタンダードになりつつある気がします。
……とはいえ、上記のページの場合は説明する必要のある内容が多いので、(しかも1ページにまとめてしまいたかったので)文字数自体は多いですが。(^_^;)

まあ、ヘッダ部分だけが近代化されていれば、ぱっと見た感じで古くさくは感じないだろうから良いかなと。(^_^;)
全体はモバイル対応になっていますから、スマートフォン端末ユーザからでもちゃんと閲覧可能です。
もっとも、モバイル端末で読むような分量ではない気もしますが。^^;;;
しかし、旧デザインよりは遙かに良いはずです。

時間さえ取れれば、他のページもこのデザインにリニューアルさせて行きたいな……。

ウェブ上で使える特殊な矢印記号の入力方法や探し方

ウェブ上で表示可能な矢印記号って、▶実は➡百☝種➤類⏎以➹上↯もあります。Unicodeには山のように矢印記号が定義されているためです。
おそらく最もよく使われている一本線のスタンダードな矢印でも、上下左右↑↓←→だけではなく、斜め方向の矢印↗↘↖↙も4種類用意されています。
特殊な形態としては、☜手の形☞だったり、⇦白抜き⏎だったり、➣鏃➢のようだったり、➴矢➶のようだったり、様々な矢印記号があります。中には「どこで使うんだ↝?」と思える矢印もありますが。(^_^;)

100種類以上ある! ウェブ上で使える矢印記号

太い矢印「➡」とか、丸い矢印「➜」とか、横向き三角形「▶▷」なんかは特に需要が多いのではないでしょうか。
そんな特殊な矢印記号の入力方法と、どんな矢印記号が存在するのかを探す方法を、All Aboutで解説しました。

100種類以上ある!ウェブ上で使える矢印記号(@All About ホームページ作成)

元々は9年前に公開した記事なのですが、Unicodeで定義されている新たな矢印記号を含めて全面改稿しました。
ぜひ、様々な矢印記号を使ってみて下さい!
自身のウェブサイト上で使えるのはもちろん、Twitter上Facebook上でも使えます。

ウェブページ全体の横端からスライドインするメニューの作り方

jQueryを使わずスライドするサイドメニューを作る方法モバイル対応サイトなどでは、ウェブページの横端からスライドインする形でメニューを表示させるデザインを採用していることがあります。モバイル端末は画面サイズが狭いので、メニューを常時表示しているよりは動的に表示させる方が望ましい、という考えでしょうね。
そんな、「ボタンをタップすることでメニューバー(サイドメニュー)を横からスライドイン表示するデザイン」を簡単に作成できるスクリプトに「Sidebar Transitions」があります。
14種類ものアニメーション効果から好みのものを選んでメニューを表示できるスクリプトで、なかなか面白いです。
この「Sidebar Transitions」の使い方をAll Aboutで解説してみました。

jQueryを使わずスライドするサイドメニューを作る方法(@All About ホームページ作成)

このスクリプトは単独で実行できるので、jQueryなどのライブラリを別途用意する必要はありません。
ぜひ、試してみて下さい。

低音の耳鳴りを発症(17日目でようやく治まってきた治療記録)

約3週間前から、左耳だけですごく低い音の耳鳴りがし出しました。エアコンの稼働音みたいなゴーという小さく低い音がずっと聞こえていて、なんとなく耳の奥が詰まっているような感覚もします。症状を検索してみると「低音型難聴」という症状が近いようでした。

  • 「耳の中で車が通っているようなゴーと低い音が聴こえる」
  • 「低い耳鳴りのほか、水の中にいるように音がこもる症状も」

みたいな感じの症状です。この原因は、「低音の耳鳴りがするときの対処法は?高音の耳鳴りと何が違う?」というページの解説によると、『耳のリンパ液が過剰に分泌し、蝸牛という器官周囲のリンパ管が風船のように膨らみ、音波による振動が少なくなってしまい、低い音の感受性に異常をきたしている』ということらしいけども。
そこそこ雑音のする場所に居ても、左耳からはずっとゴーーーっという低い音が聞こえ続けています。

指1本で耳を塞いでみると、小さく低音でゴオォ……という音が聞こえますよね?
左右片耳ずつを指で塞いでみると、あの音が左耳では明らかに小さいです。特に低音が聞こえません。
音楽プレーヤーの重低音強調モードが「正常な右耳」だとしたら、重低音解除モードでしか聞こえないのが左耳みたいな感じででした。(^_^;)

そんな低音の耳鳴り症状も、発症から18日目(今日)まで、2つの耳鼻科を受診して4回の処方を経て、ようやくほぼ治ってきました。
以下はその治療の経過です。

耳鳴り症状と治療タイムライン

耳鳴り発症から治療の経過は以下の通りです。リンク先はTwitterに投稿した処方箋の写真とコメントです。

というわけで現在に至ります。次は4日後に受診して聴力検査しますが、そこで「完治」となれば良いな……と思っています。
以下は各治療時の詳しい状況などです。

最初の耳鼻科では処方薬なし(抗ヒスタミン薬のみ)

発症から4日後に近所の耳鼻科を受診しました。
聴力検査の結果、たしかに「左耳で低音が聴き取りにくくなっている」との診断。「鼓膜が少し膨らんでいる」とも。
アレグラを処方されたのですが、私は既に皮膚科で数年間ずっとザイザルを処方されています。ザイザルもアレグラもどちらも同種の抗ヒスタミン薬です。そのことを述べたら投薬はナシになりました。(^_^;;;
そもそも抗ヒスタミン薬で治るのなら、毎日抗ヒスタミン薬を飲んでいる私が発症するのもおかしな話なのですが。
この低音の耳鳴りは抗ヒスタミン剤を投与するしか無く、つまりは放置して回復するのを待つしかないという診断なのか……とそのときは解釈しました。^^;

別の耳鼻科で低音難聴・耳鳴りの治療開始

さらに5日経過しても耳鳴りはまったく消えないので、発症から9日後に別の耳鼻科を受診しました。
空調の音が聞こえる場所とか、電車内みたいな騒音のする場所なら、たいてい耳鳴りの音は(それらの環境音よりも小さいので)全然気にならないレベルではありますが。しかし、たまーにそれらを上回る音量の耳鳴りがすることもあります。(どの場合でも耳鳴りは低音だけ)
セカンドオピニオンって大事ですね。
検査と診察の結果、前とは異なる診断で、3日分の薬をいろいろもらってきました。
先生曰く、「この症状は発症から2週間以内に治さないと、聴力は悪いところで固定されてしまうので、既に8日経っているからやや遅い」とのこと……。うーむ、最初からこの耳鼻科に行っておけば良かった。
「ストレスが掛かったり疲れが溜まると発症するので、仕事をサボり気味にしてもっと休むとか、今の生活を変えないといかんよ」という話でした。(^_^;)
まさか医師から「もっとサボりなさい」と言われるとは。(^_^;;;

▼処方された薬(1回目)

耳鼻科Bで処方された薬は、以下の通りでした。

  • リンデロン錠 0.5mg (朝夕)×各3錠
  • カルナクリン錠50 (朝昼夜)
  • トリノシン腸溶錠20mg (朝昼夜)
  • メチコバール錠500μg (朝昼夜)
  • マーズレンS配合顆粒 (朝昼夜)

休養後に聴力は若干回復する・首を振った瞬間だけは耳鳴りが治まるが

ストレスを掛けずにサボるように、との指示だったので(^_^;)、思い切って4日間ほど完全休養しました。
発症12日目、耳鼻科Bで2度目の聴力検査をした結果、「前よりも半分くらいは良くなっている」との診断でした。
耳鳴り自体はまだずっと続いていて、左耳の傍で常時エアコンが稼働してるような低い音の耳鳴りと、たまに飛行機に乗ったときみたいな圧力を感じます。

あと、ここ数日間の耳鳴りには、『首を勢いよく左右に振ると、振っている瞬間だけは音が止む』という特徴がありました。^^;
振り終わるとすぐに再度鳴り出すので、耳鳴りの音が止むのはほんの一瞬なのですが。
イヤイヤイヤ……みたいに首をぶんぶん振れば、音はかなり静まります。もちろんそんなに長く首を振り続けるわけにもいかないので、根本的な解決には全くならないのですが。(笑)
この現象を耳鼻科で先生に述べてみたところ、「その現象は説明できません」と言われました。(笑)
というわけで首を振っている瞬間だけは音が止む理由は不明です。

この低音の耳鳴りは、蝸牛という器官でリンパ液が増えすぎることによって起こるらしいので、首を振った瞬間だけはリンパ液が(慣性の法則で)離れるから音が止むのかな? となんとなく想像していますが、全然違うかも知れません。^^;

▼処方された薬(2回目)

耳鼻科Bの2度目の受診で処方されたのは1度目と同じ薬です。
ただ、リンデロン錠 0.5mg (朝夕)は個数を減らして、2錠ずつになりました。

メニエール病治療のためのゼリー薬が追加

ストレスを溜めないよう、低速運転で仕事を開始しました。相変わらず低音の耳鳴りは常時しているのですが、周囲に空調音などがあれば気にならないレベルなので、特に支障はありません。
発症15日目に耳鼻科Bで3度目の聴力検査をした結果、2度目と変化がなかったため、これまでの処方薬に加えて「メニレット70%ゼリー30g」ゼリー薬が処方されました。

メニレット70%ゼリー30g

これはどうやらメニエール病治療のための薬みたいですね。メニエール病だとめまいがありますが、私にはめまいの症状はありません。
あなたの聴力を守るために知っておこう!「突発性難聴」の症状の怖さと治療法』というページ後半で紹介されている「低音障害型感音難聴」というのがまさに今の症状です。そこの解説によると、『「低音障害型感音難聴」は、難聴とはいっても「蝸牛型メニエール」とも呼ばれ、めまいを伴わないメニエール病といえます』とのこと。だからメニエルの薬も処方されたのですね。

先生曰く、「ちょっと不味いけど」とのこと。調剤薬局でも「ちょっと食べにくいですが」と言われました。^^;
なんとなくチョコっぽい味付けがなされているような気もしますが、確かに苦いです。間違いなく薬です。(^_^;)
成分は「イソソルビド21g」としか書かれていません。ゼリー自体が30gなので、残りの9gが何かの味付けなんでしょうか。^^;

▼処方された薬(3回目)

耳鼻科Bで3回目に処方された薬は、

  • リンデロン錠 0.5mg (朝夕)×各1錠
  • カルナクリン錠50 (朝昼夜)
  • トリノシン腸溶錠20mg (朝昼夜)
  • メチコバール錠500μg (朝昼夜)
  • マーズレンS配合顆粒 (朝昼夜)
  • メニレット70%ゼリー30g (朝昼夜)

でした。

発症17日目で、低音の耳鳴りがようやく治まってくる

長く続いていた低音の耳鳴りが、発症17日目にしてようやくほぼ消えて聞こえなくなりました。
まだ、かなり静かな場所に居ると、かすかに風が吹いているような小さな音が聞こえる気もしますが、ほとんど気になりません。
発症18日目に耳鼻科Bで4度目の聴力検査をしたところ、「各段に良くなっている」との診断でした。まだ右耳と比べると低音に聞き取れていない音域がありますから、もう少しだけ薬を続けてみましょう、とのことでした。

▼処方された薬(4回目)

耳鼻科Bで4回目に処方された薬は、「リンデロン錠」を除いて3回目と同じです。

完治までもうすぐ……だと期待

以上が今回の低音耳鳴り治療経過でした。
まさか、耳鳴りがこんなに続くとは予想しませんでした。
早めに耳鳴りを治まらせないと、低音の聴力が回復しない可能性があるという点がちょっと怖かったですね。
幸い、耳鳴りはほぼ治まっているので、あと4日間ほど薬を飲み続けることで「完治」してくれることを期待しています。

なかなかどうやって気をつければ良いのか分かりませんが、とにかく睡眠をしっかり取って、過度にストレスを感じない生活をするしかないみたいですね。^^;

追記:2016/07/19
発症からちょうど1ヶ月で、ようやく完治

(追記) 7月19日に耳鼻科で聴力検査を受けてきました。6回目かな?(^_^;)
6月19日に発症したのでちょうど1ヶ月です。聴力検査の結果、「左右の耳で聞こえ方の違いが誤差の範囲になった」との診断を受け、ようやく投薬ナシになりました。一応「完治」という解釈で良さげです。
耳鳴り発症から1ヶ月、耳鼻科Bに通って3週間くらい掛かりました。
まさかここまで治療が続くとは予想していませんでしたが、しかしまあ、とにかく治ってよかったです。

耳鳴りが治まったことももちろんですが、聴力がちゃんと回復してくれたことでとても安堵しました。
とにかく、ストレスを過度に掛けない生活を心がけます。(^_^;)

追記:再発症

(追記) 完治からちょうど1ヶ月後に再発症してしまいました。再発症の経過は、別記事『低音の耳鳴り(低音型難聴)再発症と処方薬の記録』に書いています。

2.2TBの壁を突破させて3TBのHDDをWindowsに認識させた方法の記録

PCのバックアップ用途として新たに3TBの内蔵SATA HDDを入手しましたが、なんとWindows側が746GBしか認識してくれませんでした。これは「2.2TBの壁」として知られている問題で、いくつかの対策が必要です。
簡単には、Intelが配布している「Intel Rapid Storage Technology(インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー)」というドライバを入れれば良いのですけども、その過程でちょっと詰まってしまったので、その経験を以下に記しておきます。誰かの役に立つかも知れないと思って。(^_^;)

3TBのHDDを接続したのに276.39GBだとしか認識されない

今回私が購入した3TB HDDと、私の環境は以下の通りです。

  • 新購入HDD:Western Digital製3TB HDD「WD30EZRX」(※容量3TBなのに接続直後は746GBしか認識せず)
  • PC本体:EPSON Direct Endeavor Pro 4700 (チップセット:Intel P55 Express)

というわけで、以下は上記の3TB HDDを容量通り認識させた記録です。

■目次:

Step.0■そもそも大容量HDDの容量が正しく認識されない「2.2TBの壁」とは

大容量HDDが正しく認識されない「XXの壁」というのは昔からちょくちょくありました。
最近では「2.2TBの壁」というのがあります。
古いチップセットでは、2.2TBを超える容量のHDDを認識できないため、それを超える容量のHDDを接続しても、実際の容量よりも少ないサイズとしてしか認識されない問題です。
詳しい説明は方々にあるのでここでは省略しますが、詳しくは「2.2TBの壁」などのキーワードでググると良いと思います。
ここで重要なのは、とにかく古いチップセットだと「2.2TB」を超える容量はそのままでは認識できない問題がある、ということです。

※では、2.2TBまでの分は認識可能なのかというとそういうわけでもないらしく、私の場合は「3TB」のHDDを接続したのに「746GB」としてしか認識されませんでした。わずか4分の1です。さすがにこれでは残量がもったいなくて使えません。^^;

補足■2TBを超えるHDDはMBRではなくGPTを選択しないといけない

新しいHDDを接続してから最初にWindowsを起動すると、以下のようなダイアログが表示されます。表示されない場合でも、「コンピュータの管理→ディスクの管理」を選択すればおそらく表示されます。
ここで、2TBを超えるHDDは「MBR(マスターブートレコード)」ではなく「GPT(GUIDパーティションテーブル)」を選択しなければなりません。この点は事前に間違えないよう注意して下さい。まあ、間違えても(パーティション作成前であれば)いつでもMBR←→GPTの変換は可能ですが。

MBR(マスターブートレコード)ではなくGPT(GUIDパーティションテーブル)を選択
▲下側の「GPT(GUIDパーティションテーブル)」を選択。

私の遭遇した現象では、上記のようにちゃんと「GPT」を選択しても、746GBだとしか認識されませんでした。なお、ここで間違えてMBRを選択してしまっても「コンピュータの管理→ディスクの管理」で該当HDDのディスク番号部分を右クリックすることで(パーティション作成前なら)「MBR」から「GPT」に変更可能です。

Step.1■2.2TBの壁を突破するには「Intel Rapid Storage Technologyドライバー」をインストールすれば良い

さて、この「2.2TBの壁」の突破方法は(本来なら)とても簡単で、Intelが配布している「Intel Rapid Storage Technologyドライバー」というのをダウンロードしてきてインストールすれば良いだけです。
これは、PCメーカーがPCメーカーのサポートサイト内でも配布しています。(※ここに落とし穴があったんですけども。)
Intelウェブサイト上での説明によると、この「Intel Rapid Storage Technology」は通常はPCメーカーが自社PCに合わせてカスタマイズしたものを配布しているので、PCメーカーが用意したものをインストールしなさいよ、みたいな感じでした。

なので、私もとりあえずPCメーカーサイト(EPSON)のサポートページから検索してみました。
すると、ちゃんと存在するではありませんか。
Pro4700用各種ドライバー、ユーティリティー(Windows 7)」というFAQページ内に、『2010/07 Intel Rapid Storage Technologyドライバー(Ver.9.6.0.1014)公開』という文言があり、そこからダウンロードできるようになっていました。

しかし、ここで注意すべきだったのは、メーカーサイト上で配布されている「Intel Rapid Storage Technologyドライバー」のバージョンは最新版とは限らない、という点です。^^;
私のPCは2009年発売モデルですから、既にほとんどサポートされていないのですよね。なので、「Intel Rapid Storage Technologyドライバー」は2010年に提供開始されたVer 9.6.0.1014が配布されていました。これが落とし穴でした。(後述)

Intel Rapid Storage Technologyのインストール手順

「Intel Rapid Storage Technologyドライバー」は、既にインストールされている「Intel Matrix Storage Manager」に変わるドライバなので、まずは「Intel Matrix Storage Manager」をアンインストールする必要があります。その後、「Intel Rapid Storage Technology」をインストールすれば問題ありません。
手順としては以下の3点です。

  1. 「Intel Rapid Storage Technology」をダウンロードしておく
  2. 「Intel Matrix Storage Manager」をアンインストールする
  3. 「Intel Rapid Storage Technology」をインストールする

この作業自体はまあ簡単ですよね。

まず、コントロールパネルのアンインストール項目から「Intel Matrix Storage Manager」を探してアンインストールしてから、
「Intel Matrix Storage Manager」をアンインストールする 「Intel Matrix Storage Manager」をアンインストール

ダウンロードしておいたファイルを実行して「Intel Rapid Storage Technology」をインストールすれば良いだけですから。
「Intel Rapid Storage Technology」をインストール
※インストーラの中で最初に質問される「インテル・コントロールセンター」については、インストールしてもしなくても構いません。私はインストールしてみましたが、単にインテル系ツールのランチャーとして機能するだけのようでした。^^;

「Intel Rapid Storage Technology」のインストールが完了するとPCの再起動が求められますので、そのまま再起動します。
「インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー」という項目がスタートメニューに入る

Windowsのスタートメニューに「インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー」という項目が入ったはずですから、PCの再起動後に実行してみます。
すると、図のようなウインドウが開きました。よく見ると、めでたく3TBだと容量も正しく認識されていました! 図では2.7TBくらい(2,862GB)みたいに表示されていますが、これは単に単位「TB」の計算差の問題でしょう。

Intelツール上では3TBが認識

しかーし!
まだ問題は残っていました。

トラブル◆Intel Rapid Storage Technology側では3TBと表示されるが、Windows側では746GBとしか認識されないまま改善しない

なんと、「Intel Rapid Storage Technology」のウインドウ内では正しく容量が認識されているにもかかわらず、Windows側の認識では未だに746GBのままです。

Intelツール上では3TBが認識されているが、Windows上では746GBの認識のまま

上図は、「コンピュータの管理→ディスクの管理」のウインドウの上に、「Intel Rapid Storage Technology」のウインドウを重ねたところです。
新規追加したHDDである「ディスク3」の部分について、認識容量に違いがあります。
この状態では、Windows上で確保できるパーティションサイズも746GBが上限なので、Intel側ツールでは正しく容量が認識されていたとしても意味がありません。

残念ながら、まだ何か対策が足りないようです。

ここで、「2.2TBの壁」対策として考えられる以下のような対処を実施してみました。結果的には意味がなかったんですが、これらの対処で解決したという情報もネット上にはあったので、一応記しておきます。下記のことは、別に「やって損」というわけではないので、他の問題を未然に防ぐためにも一応やっておくと良い気はします。

しかし、これでもやはり効果はありませんでした。

Step.2■本当に必要だったのはAHCIドライバのバージョンを上げること

いろいろと情報を探したところ、AHCIドライバのバージョンが低いと、2.2TBの壁を越えられないことが分かりました。(※一番役に立ったのは、価格.com内のBBS「『746.39GBしか認識しない』 のクチコミ掲示板」でした。感謝!)
AHCIドライバのバージョンは、下図の矢印部分で分かります。

2.2TBの壁を越えるには、AHCIコントローラのバージョンが10以上である必要がある

このウインドウは、Windows7の場合だと以下の手順で表示できます。

  1. スタートメニュー内の「コンピュータ」を右クリックして「プロパティ」をクリック
  2. 右側メニューの「デバイスマネージャ」をクリック
  3. デバイスマネージャウインドウ内の「IDE ATA/ATAPIコントローラー」項目を開く
  4. そこに表示される名称(上図の場合なら「Intel(R) 5 Series/3400 Series SATA AHCI Controller」)をダブルクリック

私の環境では、このドライバのバージョンが Ver 9.xx でした。
そして、Intelサイト上で探してみると、このドライバにはVer.10を超えるバージョンが複数公開されていました。

そこで、とりあえずVer.10を入れてみました。
公開されている最新版はもっと高いバージョンだったのですが、まあPC自体が古いので(無用な互換性トラブルを避けるためにも)念のために1バージョンずつ上げてみようかなと思って、あえてVer.10を入れてみました。
ダウンロードは以下のインテルサイト内からできます。

ここから、ドライバインストール用プログラム(STOR_allOS_10.8.0.1003.exe)と、ドライバ本体(32bit版か64bit版かでファイルが異なる)をダウンロードしました。
AHCIドライバとして配布されていますが、インストーラは「Intel Rapid Storage Technology」のものでした。この辺はよく分かんないんですが、「Intel Rapid Storage Technology」にはAHCIドライバも含まれているということでしょうかね?
(※ダウンロードできるのは英語版だけでしたが、特に問題はありませんでした。(インストーラは英語で表示されますが、インストール後の「Intel Rapid Storage Technology」自体は日本語で表示されていました。)

より新しいバージョンのAHCIドライバをインストール

で、AHCIドライバVer.10をインストールしてからPCを再起動すると、
なんと、無事にWindows側からも3TB HDDがちゃんと3TBだと認識されたではありませんか!
万歳!(^_^;)

無事に3TB全容量を認識!

これで解決です。
ずいぶんと遠回りをしてしまいましたが、要するにまとめると以下の手順が必要だっただけです。

結論■2.2TBの壁突破には「Intel Rapid Storage Technology」の『Intelが配布している最新バージョン』をインストールすること!

「2.2TBの壁」を突破して3TBなどの大容量HDDをWindowsに認識させるには、「Intel Rapid Storage Technologyドライバを入れれば良い」という点それ自体は間違っていませんでした。
しかし、PCメーカーサイト上で提供されている「Intel Rapid Storage Technology」は、バージョンが古いものでストップしていて不十分な可能性がある点に注意が必要でした。

PCメーカーが独自にカスタマイズした「Intel Rapid Storage Technology」を配布している可能性もあるので、一応は先にPCメーカーサイトを見ておく方が良いと思います。しかし、同時にIntelサイトも見ておいて、PCメーカーが配布しているバージョンよりも新しいバージョンが提供されているのなら、Intel側からダウンロードしてインストールすると良いでしょう。
これで解決です!

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