にしし ふぁくとりー:西村文宏 個人サイト

Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2024/01/01. 15:32:07.

Sakura Scope (2023年10月)

ちょっと倒錯気味な、ただの日記です。(^^;)
これはやばいと思われた場合は、お早めに閲覧を中止されることをお勧め致します。

Windowsで環境変数に任意のPATHを追加する操作方法(perl.exeへパスを通したい)

毎回コマンドラインにフルパスを打つのは面倒なので、パス(PATH)を通しておきたい

Windows環境でも、PerlをインストールすればPerlは実行できますが、コマンドラインにいきなり「perl」と打っても、パス(PATH)が通っていないとPerlは実行できません。下図のように「そんなコマンドはない」的なエラーメッセージが出るだけです。

コマンドプロンプト:perlは内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。

下図のように、Perl本体(perl.exe)の存在するパスを加えて、フルパスで記述すれば実行できますが、毎回そう書くのは面倒です。
例えば、xamppに含まれているperl.exeをフルパスで指定するには、「c:\xampp\perl\bin\perl.exe」みたいなフルパスを打つ必要があります。

コマンドプロンプト:フルパス C:\xampp\perl\bin\perl.exe を指定

なので、Perlで書いたプログラムをコマンドラインで実行するとか、Perlを使う頻度が高いのなら、Perl本体(perl.exe)にパスを通しておくのが便利です。そうすると、下図のように、ただ「perl」と打つだけでPerlを実行できます。

コマンドプロンプト:パスが通っていれば、フルパスを打たなくても perl だけで実行可能

Windowsで、環境変数に任意のPATHを追加する操作方法

Perlに限らず何でも(どんなプログラムでも)同様ですが、任意のディレクトリへパス(PATH)を通すには、Windowsの環境変数にパスを追加登録すれば良いだけです。
方法は簡単で、下記のように操作します。

まず、何らかの方法(^_^;)で「システムのプロパティ」ウインドウを出します。
※システムのプロパティを出す方法には複数経路ありますが、たぶん楽なのは、スタートボタンを右クリックして表示されるメニューから「システム」を選択して、表示されるウインドウ内に見える「システムの詳細設定」リンクをクリックすることですかね。
(正攻法はたぶん、Windows10の場合はこちらWindows11の場合はこちらです。)

システムのプロパティ:環境変数

ここで、「環境変数」ボタンをクリックします。
すると、下図のような感じの環境変数ウインドウが開きます。

環境変数:Path 編集

ここで、上図黄色矢印の先のように「Path」項目を選択(クリック)した上で、緑色矢印の先にある「編集」ボタンを押します。
すると、下図のような「環境変数名の編集」ウインドウが開きます。

環境変数名の編集:新規

実際にどんな項目が表示されているかは、お使いの環境次第です。
ここで、「新規」ボタンを押します。
すると、次の行が入力可能状態になりますので、そこに、perl.exeの存在するディレクトリのパス(PATH)を記述します。

環境変数名の編集:C:\xampp\bin を追加

ここに記述するのは、perl.exeファイルのフルパスではない点に注意して下さい。perl.exeの存在するディレクトリまでのパスを書かなければなりません。
つまり、

[×これではなく] C:\xampp\perl\bin\perl.exe
[○こっちを書く] C:\xampp\perl\bin

書けたら「OK」ボタンを押します。
すると、下図のように「環境変数」ウインドウに戻ります。黄色矢印の先のように、Pathが追加されたことが分かります。(既存の項目数が多い場合には、見えないかもしれませんが。)

環境変数:Pathに追加された

これで、perl.exeの存在するディレクトリへパスが通りました。
今後は、そのディレクトリ内に存在するプログラムなら、フルパスで指定しなくても、プログラム名(ファイル名)を打つだけで実行できます。

パス(PATH)が通れば、プログラム名(ファイル名)だけで実行できる

つまり、下図のように、単に「perl」と打つだけで、perl.exeが実行されるようになります。

コマンドプロンプト:パスが通っていれば、フルパスを打たなくても perl だけで実行可能

このように設定しておくと、コマンドラインだけではなく、その他のソフトウェアからPerlを呼び出す場合でも、perl.exeをフルパスで指定する必要がなくなって便利です。

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