にしし ふぁくとりー:西村文宏 個人サイト

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Sakura Scope (2016年02月)

ちょっと倒錯気味な、ただの日記です。(^^;)
これはやばいと思われた場合は、お早めに閲覧を中止されることをお勧め致します。

インフルエンザで休む5日間の数え方

先週の火曜日に内科を受診したところ、インフルエンザだと診断されてしまいまして、5日間ほど自宅内で隔離されて休養しておりました。(^_^;) 幸い、高熱が出ることもなく、最高で37.8度になっただけで済みました。下記のような経緯で、インフルエンザ発症前(感染前)から症状を緩和する薬を飲めていたことも影響しているのかも知れません。

  • 先々週の金曜日: 咳が出るので内科を受診。インフルエンザ検査の結果、陰性(インフルエンザではない)との診断。抗生剤や咳止め等を処方される。
  • 先々週の週末: 症状が悪化してきたので休業。
  • 先週の月曜日: 症状がマシになったので仕事。しかし、夕方から調子が悪くなる。深夜には悪寒も。
  • 先週の火曜日: 内科を受診して再度インフルエンザの検査をしたところ、陽性との診断。イナビル等の薬を処方される。
  • 先週の水曜日: 熱は37.8度まで出るものの、さほど酷い状況にはならず。
  • 先週の木曜日: やや熱が引き始める。
  • 先週の金曜日: 熱は完全に平熱に戻る。しかし、内科の先生の言いつけ通りインフルエンザ休業。
  • 今週の月曜日: ようやく平常運行に復帰。

最初に内科で抗生物質や咳止めをもらっていたので、次に内科へ行ったときには喉痛や咳はほどんどありませんでした。そのためか、ほぼ熱と鼻づまりだけで済んでいた気がします。

インフルエンザ感染後に休む5日間は、発症日を「0日目」とカウント

さて、インフルエンザであると診断された際に、内科の先生から、「今日が発症日になりますから、5日間を加えた日曜日まで外出は控えるようにして下さい」と言われました。
昔は、「熱が引いてから2日間」だけ外出を控えるよう言われていたようですが、熱が引いてもインフルエンザウイルス自体は体内に残っているらしいので、(たとえ熱が引いたとしても)発症から5日間は外出を控えないといけないようです。

このときの「5日間」の数え方は、発症日を「0日目」と数えて、5日目まで外出禁止、という考え方のようです。私の場合は、火曜日が発症日だったので、

  • 火曜日:発症日(0日目)
  • 水曜日:1日目
  • 木曜日:2日目
  • 金曜日:3日目
  • 土曜日:4日目
  • 日曜日:5日目(ここまで外出禁止)
  • 月曜日:外出可能(6日目)

のようになるようでした。
この数え方なので、内科の先生はわざわざ「今日が発症日になりますので」と前置きして語ったのですね。^^;

インフルエンザ薬「イナビル」

インフルエンザ治療薬として処方されたのはイナビルという粉の薬でした。初めて処方された薬だな、と思ったら(Wikipediaによると)2010年9月に承認された新しい薬のようです。
イナビル:インフルエンザ薬

プラスチックケースの吸入口を咥えて2種類の薬剤を吸入するだけ。
吸い込むと、薬剤の粉が喉に当たる感じがしました。それだけで、なんだか効きそうな気がしました。(笑)
インフルエンザウイルスの増殖を抑える治療としては、これを最初に1回やればそれで終わりらしいです。
処方されて、帰宅してからすぐに吸入すればそれで終わりなので、楽は楽ですね。^^;
これでインフルエンザウイルスの増殖を抑えて、あとは自分の免疫でウイルスが退治されるのを待つ、ということでしょうか。

というわけで、インフルエンザによる隔離期間が明けて、本日から平常運転です。
既にピークは過ぎたようですが、人混みには注意したいですね。できるだけ電車のラッシュ時間は避けて移動したいです。(^_^;;;

ATOK2016を導入。辞書引きが便利になって、リフレッシュナビが面白い

ATOK2016 Premium2年ぶりにATOKをアップグレードして、ATOK2016を導入しました。
だいたい2~3年に1回のペースでATOKをアップグレードしています。昨年のATOK2015は導入を見送ったので、今年はATOK2016を購入しました。
普段、ATOKをアップグレードする際にはATOK本体だけが含まれたベーシック版を買うんですが、今回の選択はプレミアム版「ATOK 2016 for Windows Premium」です。
プレミアム版に付属しているATOK用電子辞典「精選版日本国語大辞典」を新規入手するためと、「ジーニアス英和・和英辞典」の版をアップグレードする目的で。約4千円高いだけなので、辞典分の価値は充分あるなと思いまして。(そもそもATOK用「精選版日本国語大辞典」は単品販売されていませんから入手する方法はプレミアム版を買うしかないんですけども。)

AAA優待版の予約期間に誕生日があるとちょっとお得(^_^;)

ATOKのパッケージは様々な販売店で販売されていますが、事実上のアップグレード版である「AAA優待版」はジャストシステムの直営ストア(JustMyShop)でしか買えないので毎回そこで買います。
何か買うとジャストシステム製ソフトとかに交換できたり値引きに使えたりするポイントが貯まるんですが、今回のATOK2016では、予約でポイント3倍、シルバー会員で20%UP、バースデー特典+500ptで、合計1,940ptが加算されました。^^;
一太郎やATOKは毎年2月初旬に新バージョンが発売されるので、12月や1月が誕生日の場合はそれらの製品を予約購入できるタイミングで「バースデー特典(+500pt加算)」が利用できるからちょっとお得ですね。(^_^)

国産ヒノキ間伐材から作られた「卵形ストレッチボール」

ATOK2016卵形ストレッチボールそんなわけで、今月初旬にジャストシステムから「ATOK 2016 Premium(AAA優待版)」パッケージが届きました。
予約特典だったか購入特典だったか忘れましたが、国産ヒノキ間伐材から作られたという「卵形ストレッチボール」が同梱されていました。「ATOK」ロゴが刻印されています。手のひらで握ってツボを刺激するらしいです。イライラ・疲れを癒すツボの説明絵がパッケージ部分に描かれていました。(^_^;)

うちのATOKに搭載する電子辞典が増えて、合計11種類に

さて、今回購入した「ATOK2016 プレミアム版」をインストールしたことで、「精選版日本国語大辞典」が追加された結果、うちのATOKに加えてある電子辞典が11種類になりました。
ここまで入れても漢字変換処理は特に重たくなったりはしない点がありがたいです。問題なく漢字変換できた上に、変換中に辞書引きができます。
今入っているのは、

です。これで9種類。
今回のプレミアム版で新規に増えたのが「精選版日本国語大辞典」で、アップグレードされたのが「ジーニアス和英辞典(第3版)」と「ジーニアス英和辞典(第5版)」。
あとは、デフォルトで入っている「会社四季報 企業名電子辞典」と「乗換案内 駅名電子辞典」で合計11種類です。

下記は、「火星」を変換したときに辞書引きしてみたところ。
百科事典マイペディアの表示だけがやけに大きいんですけども(※最初のバージョンからずっと)、これはどうしようもないんですかね。^^;

ATOK電子辞典群
▲左上から右下に向かって、広辞苑→大辞林→日本国語大辞典→知恵蔵→百科事典マイペディア→ジーニアス和英辞典→明鏡国語辞典→はてなキーワード電子辞典です。

広辞苑のアップグレードは見送り

今使っている「広辞苑 for ATOK」は第五版です。既に第六版が出ているのでアップグレードしなくちゃな……と思いつつ放置したままです。今回、辞書を増やすついでに広辞苑も第六版にしようかな……? と思わなくもなかったんですが。でも、広辞苑はだいたい10年に1回で改稿されていて、第五版は1998年、第六版は2008年なので、次はたぶん2018年ですよね。今、第六版にしても2年後には次の版がリリースされるでしょうから、今回は「広辞苑 for ATOK」のアップグレードは見送りました。(^_^;;;

※ATOK「プレミアム版」パッケージの上に、広辞苑も含んだ「オールインワン版」もあったんですが、既に所有している辞書の分を考えると割高だったのでそれは選択しませんでした。

連想変換が見やすくなった

ATOK2016では連想変換の新機能はなかったと思いますが、昨年のATOK2015で搭載された新UIを初体験しました(2015は導入しなかったので)。見やすくなりましたね。
従来は、辞書別に関係なくずらーっと一般の漢字変換候補と同じように表示されていたので、選択肢が多い場合には見渡しにくくて選びにくかったんですよね。今回の新UIは、見渡しやすくて意味も見やすいのが良いです。

ATOK2016での連想変換の表示

今、ATOKに連想変換辞書として加えているのは、角川類語新辞典、日本語使いさばき辞典、敬語のお辞典の3辞典と、デフォルトで入っている文章表現辞典・挨拶文例集・英文レター文例集の合計6辞書。
デフォルトで入っている文例集的なやつは、果たして利用機会があるのかどうかよく分かりませんが。^^; ごく稀に何かの入力途中で見かけることがある気がしたりしなかったり。(^_^;)
まあ何にしても、(市販の別パッケージを追加した状態の)連想変換機能はとても便利で重宝しています。

範囲選択してから[Ctrl]2回押すと辞書引き機能で、単独辞書のように使えるのも便利

ATOKに電子辞典を入れると、言葉の意味を調べる際に、わざわざググる必要がないという話を以前に書きました。文字入力の段階で意味が調べられるので、ググるよりも前に入力した時点で辞書引きが完了するからです。
→『ググるよりも早く意味を調べられるATOKで、ググらなくなる』(2015年03月28日)

しかーし。
今回のATOK2016では、入力するまでもなく、既存の文字列を範囲選択した上で[Ctrl]キーを2回押すだけで辞書引きが実行される仕様になりました。さらに素早く意味が調べられます。こりゃ便利ですね……!
あらゆるソフトウェアの上で動作するとは限らないようですが、今のところ使ってみた範囲内では、どこでもちゃんと辞書引きできていました。
ただ、[Ctrl]キーを2回押して辞書ウインドウを出したあと、電子辞書を切り替える操作はマウスでないとダメっぽいですが。これがキー操作でできれば楽なんですけどもね。もしかしたら何らかのショートカットキーはあるんでしょうか?

一時文書学習機能

そして、ATOK2016の新機能の1つとしてわりと便利だと感じたのが「一時文書学習機能」です。
今編集している領域の周辺にある文字列を一時的に学習してくれる機能です。
うちのサイト内にあるCSS Tipsコーナーの過去記事を改稿しているとき、「うさ」くらいまで入力した時点で「うさぎマスコット」という省入力候補が出てきて驚いたんですが、それがどうやらこの機能の影響だったようです。
「うさぎマスコット」なんて、普段の辞書に登録されているわけないですよね。^^; でも、そのページではたまたまうさぎマスコット画像をサンプル画像として掲載していまして、本文中に「うさぎマスコット」と書く機会が多かったんです。

一時文書学習候補

これはなかなか便利な機能だと思います。
なによりも、この機能があっても特に動作が重たくなるわけではない点がとてもありがたいです。「いつの間に一時学習したのかな?」と疑問に思うくらい何の反応もないままに一時学習が完了していました。
文字入力はほんの少しでも重たく感じると作業効率が激しく低下してしまいますからね。ATOKにこれだけ機能を追加しても全然重たくならない点がとてもありがたいです。(逆に言えば、「だからこそ使っている」わけですが。)

リフレッシュナビがおもしろい

そして、オマケ的な機能でありながら結構面白いのが、リフレッシュナビです。
入力時間が長引くと、画面の端っこにカップアイコンが浮き上がってきまして、それを押すと下図のようなウインドウが開きます。

ATOKリフレッシュナビ

単純に入力文字数や入力時間が出てくるだけでなく、入力ミス回数とか指の移動距離とかまで出てきます。^^;
指の移動距離が102メートルって結構な驚きです!(爆) そんなに動いているもんなんですかね!?(;゚Д゚)
上図では、連続入力時間160分の間に入力ミスは58回あったらしいです。(^_^;) 入力ミスの回数ってどう算出しているんでしょうかね? [BS]キーを押した回数でしょうか。(入力見本が存在しているわけではないので、キータッチ練習ソフトみたいな判定はできないでしょうから。)

だいたい毎日同じような時間帯にATOKのリフレッシュナビが「そろそろ休憩しませんか」的なメッセージを出してくるのも面白いです。(この機能はもちろんOFFにもできます。面白いので私はONにしたまま使うつもりですが。^^;)

『ATOKは文字を入力するためのソフトウェアです。』に笑った

ATOKをインストールするときにちょっと笑ったのは、確認ダイアログに表示された『ATOKは文字を入力するためのソフトウェアです。』という注釈。(笑)
さすがにそれを知らない人は、ATOKを買わないんじゃないか、と思うんですが。(^_^;;;

ATOKは文字を入力するためのソフトウェアです。


まあそんなわけで、ATOK2016を導入したという話でした。
便利です。ATOK。
特に今回のATOK2016はアップグレードの価値アリですよ!

ATOK 2016(@Amazon.co.jp)

Facebookページ(旧ファンページ)を新規開設する方法の解説を

初心者でも簡単!Facebookページの作り方いろんなSNSを押しのけて世界一のSNSとして君臨するFacebookが割と早い時期から持っていた特徴に「Facebookページ」があります。元々はファンページと呼ばれていました。(それよりも前に別の名称があったかどうかは覚えていません。^^;) まあとにかく、ユーザが自由なテーマでFacebookサイト内に専用ページを開設できる機能が「Facebookページ」です。Facebookページを開設して所有すると、自分の個人アカウントとは別に、「Facebookページアカウント」のような感じのものを使っても発言ができるようにもなります。今では多くの有名企業もFacebookページを開設しています。

そんなFacebookページの開設方法を簡単に解説した記事を2011年にAll Aboutで公開していたんですが、(2012年の1回目の改稿を経て)約4年ぶりに改稿しました。

初心者でも簡単!Facebookページの作り方(@All About ホームページ作成)

Facebookページは、企業だけでなく個人でも簡単に作成できます。特に費用も掛かりません。
今回の改稿では、記事中の画面イメージの多くを作り直して、操作手順の紹介を現状のインターフェイスに合わせて書き直したほか、すごく短いURLを利用する方法などを追加しました。
とりあえず記事にあるとおり順番に操作すれば、問題なく開設可能だろうと思います。画面イメージも多めに掲載しましたので、行き詰まることはないんじゃないかと思っています。(もっとも、Facebookは頻繁にインターフェイスが変わるので、いつまで今の画面イメージのままでいてくれるかは分からないんですけども。^^;)
ぜひ、試してみて下さい。

Windows10のスタートメニューの実体がある場所と追加方法

Windows10では、スタートメニューの右側に広げられるタイル空間を簡単にカスタマイズできるので、スタートメニューそのもののカスタマイズの需要は(従来のWindowsよりも)減ったかも知れません。……が、それでも、スタートメニュー内に任意の項目を追加したいという場合がありますよね。例えば、

  • インストーラのないフリーソフトを自力でセットアップしたので、スタートメニューにも手動で追加したいとか、
  • 起動オプション(パラメータ)を加えた専用ショートカットもスタートメニューに入れたいとか、
  • 自力で記述したバッチファイルやらWSHスクリプトファイルをスタートメニューに追加したいとか。

そんな際には、ソフトウェアの起動用ショートカットを自力でスタートメニューに追加(登録)する必要があります。(いや、「する必要がある」とまでは言いませんけども。追加「したい場合がある」くらいですかね。^^;)

Windows10のスタートメニュー内にも任意の項目を追加したい

Windows10でも、スタートメニューの実体がある場所(フォルダ)は従来と同じです。そこにショートカットファイルを追加することでスタートメニューに任意の項目を追加できる点も同じです。ただ、スタートメニュー内のフォルダ構造が強制的に浅くなるという新仕様がありますけども。
以下で、Windows10のスタートメニューに任意の項目(ショートカット)を追加する方法を解説してみます。

Windows10のスタートメニューの実体がある場所

Windows10のスタートメニューは、Windows7でのスタートメニューの場所と同じです。

まず、そもそも「スタートメニュー」の実体は2カ所に分散しています。1つは「全ユーザ共通のスタートメニュー」で、もう1つは「今ログオンしているユーザ専用のスタートメニュー」です。実際のスタートメニューの表示では、これら2カ所にあるショートカット群が合体する形で表示されています。

2カ所の実体フォルダの中身が合体されて1つのスタートメニューを構成

なので、「全ユーザが使えるメニュー項目として追加したい」のか、「今ログオンしているユーザだけが使えるメニュー項目として追加したい」のかに応じて、編集場所を選択する必要があります。元々自分1人だけしか使わないPCなのであれば、まあ、どっちに追加しても同じことですが。(その場合は、今後何らかの事情でユーザアカウントを新規に作成することになるケースを考えておくなら、「全ユーザ共通のスタートメニュー」の方に入れておくのが良いと思いますが。)

1. 全ユーザ共通のスタートメニューの実体があるフォルダ

Windows10のスタートメニューの実体は(全ユーザ共通のスタートメニューの場合)、 ProgramDataフォルダ内の以下の場所にあります。このProgramDataフォルダには「隠し属性」が付加されているので、デフォルトの設定のままではフォルダの存在が見えない点に注意して下さい。

Windows(C:) → ProgramData → Microsoft → Windows → スタートメニュー → プログラム

Windows10がCドライブにインストールされているなら、全ユーザ共通のスタートメニューの実体は以下の場所(フォルダ階層)にあります。

Windows(C:) → ProgramData → Microsoft → Windows → スタートメニュー → プログラム

パスで表示すると以下の通り。

C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\

ここをエクスプローラなどで表示すれば、スタートメニューに登録されている項目がずらーっとフォルダやショートカットの形で並んでいるのが見えるはずです。ここに、任意のフォルダを新規作成したり、望みのショートカットファイルを置くことで、スタートメニューに追加できます。もちろん、既存のショートカットを移動させて自由に整理することもできます。

※ただし、この「全ユーザ共通スタートメニュー」フォルダ内にショートカットを作成する際には、若干の工夫が必要です。そのままではショートカットは作成できません。(その話は後述)

2. ユーザ別のスタートメニューの実体があるフォルダ

ユーザ別のスタートメニューの場合は、ユーザ用フォルダ内のAppDataフォルダ内にあります。
先程と同様に、このAppDataフォルダにも「隠し属性」が付加されているので、デフォルトの設定のままではフォルダの存在が見えない点に注意して下さい。

ユーザー → (ユーザ名) → AppData → Roaming → Microsoft → Windows → スタートメニュー → プログラム

Windows10がCドライブにインストールされているなら、ユーザ別スタートメニューの実体は以下の場所(フォルダ階層)にあります。

ユーザー → (ユーザ名) → AppData → Roaming → Microsoft → Windows → スタートメニュー → プログラム

パスで表示すると以下の通り。

C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\

※そのままアドレス欄などに貼り付けてアクセスしたい場合は以下をどうぞ。

%APPDATA%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\

このフォルダをエクスプローラなどで表示すれば、スタートメニューに登録されている一部の項目がフォルダやショートカットの形で並んでいるのが見えるはずです。今ログオンしているユーザだけに見せるソフトウェアが少ない場合は、ここにはあまり多くの項目は並んでいないでしょう。ここに、任意のフォルダを新規作成したり、望みのショートカットファイルを追加することで、「そのユーザだけに見えるスタートメニュー項目」を作成できます。

Windows10の(タイル部分ではない)スタートメニューリストそのものを編集するには

Windows10のスタートメニューの実体は上記のフォルダなのですから、これらのフォルダの中に任意のサブフォルダを作るなり、任意のショートカットファイルをコピーすれば、それがそのままスタートメニューの中に登録されます。何も難しくはありません。

そして、「ユーザ別スタートメニュー」の方であれば、何の問題もなくフォルダを作ったりショートカットを作成したりできます。しかし、問題は「全ユーザ共通スタートメニュー」の実体フォルダへショートカットを作成しようとする場合です。

全ユーザ共通スタートメニューの実体フォルダへショートカットを作成しようとしても、拒否される

「全ユーザ共通スタートメニュー」の実体フォルダでは、新たにサブフォルダを作成することはできるのですが、ソフトウェアのショートカットを作成しようとすると、「ここにショートカットを作成することはできません」というエラーが表示されてしまいます。「デスクトップ上に作成しますか?」なんて質問してくれていますが、そんなわけありません。

ここにショートカットを作成することはできません

任意の場所にある実行ファイルを、マウスの右ボタンでドラッグ&ドロップして、表示されるコンテキストメニューから「ショートカットをここに作成」機能を使う方法では、ショートカットは作成できません。

ここで、うまくショートカットをコピーする(=スタートメニューに項目を追加する)方法も、Windows7の場合と全く同じでした。

Windows10の全ユーザ共通スタートメニュー内に項目(ショートカット)を追加する方法

Windows10の「全ユーザ共通スタートメニュー」内に作成したフォルダへ自由に項目(ショートカット)を追加登録するには、以下のように作業します。

  1. スタートメニューへ追加したいプログラムファイルのショートカットを、あらかじめ別のフォルダ上に作成しておく。(プログラムファイルのあるフォルダと同じフォルダ上に作成しておけば良いでしょう)
  2. そのショートカットファイルをドラッグして、スタートメニューの実体フォルダ(のウインドウ)へドロップする。

すると、無下に断られたりはせず、以下のように管理者の許可を求めるダイアログが表示されます。

対象フォルダーへのアクセスは拒否されました:「このフォルダーへ移動するには管理者の権限が必要です」(続行・スキップ・キャンセル)

「管理者の権限が必要です」と言われるので、「続行」ボタンをクリックしてアクセス許可を出してやります。すると、無事にショートカットファイルがスタートメニューフォルダ内に移動(orコピー)できました。

めでたしめでたし。

ショートカットファイル(=スタートメニュー内に表示される項目名)を変更する場合にも、管理者のアクセス許可を求めてきます。その場合も同様に「続行」ボタンで許可を与えればOKです。

Windows10のスタートメニューでは、サブフォルダ構造は1階層分にまとめられてしまうっぽい

これらの「プログラム」(Programs)フォルダの中にサブフォルダを作成すれば、そのサブフォルダがスタートメニューの中にもフォルダ階層として現れます。ところが、そのサブフォルダの中にさらにサブフォルダを作っても、Windows10のスタートメニューには反映されないようですね。どうも、フォルダの深さは1階層までに制限されているようで、どれだけ深いサブフォルダを作成しても、全項目が最も浅い1階層目に並んで表示されます。
これは、仕様として諦めるほかないんでしょうかね……。

スタートメニュー内に2階層以上のサブフォルダを作っても、スタートメニュー内では1階層に統合されてしまう。

まあ、Windows10では、スタートメニューの右隣に拡張できるタイル部分を自由にカスタマイズすることで「アプリケーションランチャー」として使用できるわけですから、そこまでスタートメニュー側を細かくカスタマイズする必要性はないかも知れません。(このタイル部分は、一気に見渡せる範囲を限界まで広げて使うと便利です。詳しくは、下記の関連日記をご参照下さい。)

関連日記:
Windows10スタートメニューの右側タイル空間はランチャーとして便利だった(2021年9月9日)
Windows10のスタートメニューは面積を縦横に大きく広げてアプリを一望できるようにすると便利(2016年1月22日)
Windows7のスタートメニューの実体がある場所(2010年7月21日)
Windows7でスタートメニューの順序を自由に変更する方法(2011年8月12日)

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