にしし ふぁくとりー:西村文宏 個人サイト

Presented by Nishishi via Movable Type. Last Updated: 2025/12/24. 22:32:17.

Sakura Scope (2025年12月)

ちょっと倒錯気味な、ただの日記です。(^^;)
これはやばいと思われた場合は、お早めに閲覧を中止されることをお勧め致します。

電子ペーパー(電子インク)端末として、Kindle Paperwhite 第12世代を調達した話

初めての電子ペーパー(電子インク)端末

ずっと以前から気になってはいたものの、実際に調達するのは躊躇っていた電子ペーパー(電子インク)端末ですが、先月にようやく調達しました。Kindle Paperwhite 第12世代。電子ペーパー端末を使うのは初めてです。

Kindle Paperwhite 第12世代 パッケージ Kindle Paperwhite 第12世代 本体(開封直後)

これはKindleなので、Amazonの電子書籍しか読めない読書専用端末です。
他にも電子ペーパー端末としては、もっと汎用的なAndroid OSが稼働する電子ペーパー製品も存在はしていまして、どうしようかな~~~~~~と、かなーり長いこと迷ったのですが、汎用Androidだとどうしても反応速度には難がある(普通のAndroid端末のような速度では絶対に使えない)という話だったので、そこは将来の技術向上に期待しつつ保留にして、まずは(機能がKindle閲覧機能しかない代わりに)そこそこな速度を期待できるKindleを選択しました。

※一般的に単に「Kindle」とだけ言うと、

  • 電子ペーパー端末のKindle」の他にも、
  • Kindle Fire HD」のような普通の液晶タブレット端末(OSは2025年時点ではFireOS)や、
  • Android OS、iOS上の電子書籍アプリである「Kindleアプリ」、
  • それらの各種Kindle上で読める「電子書籍データそのもの」

……などのことも含みそうですが。ここでは、「電子ペーパー端末としてのKindle」の話をします。

端末の反応速度は充分に速くて驚き

電子ペーパー端末での一番の心配事は反応速度だったのですけども、実際に使ってみると、タップもスワイプも充分普通な速度(タブレット等とほぼ同じ感じ)で驚きました。

電子ペーパーですから(1画面ずつ全体を描き換える動作になるため)『滑らかなスクロール』はできませんから、タブレットのようにスワイプ操作に合わせたアニメーションのような動作が見えるわけではありません。でも、ページ送りのためのスワイプ操作に対する反応速度は、タブレット上の電子書籍アプリと変わらない感じがしました。
反応速度は完全に充分ですね。ここまで充分な速度があるとは予想していませんでした。全然大丈夫!

Kindle Paperwhite上でのライブラリの表示画面

起動速度(復帰速度)もとても速いです。
電源ボタンを押してから、ほんの数秒で使えるようになります。これはなかなか便利で、「もっと早く買えば良かったな」という気もします。

▼もしかしたら、この第12世代からようやくまともな速度になったのかも?

ただ、ここまで反応速度が速くなったのは「この第12世代から」というレビュー記事もちらりと目撃しました。

以前から(電子ペーパー端末の)Kindleを使っている人の解説を読むと、「遅い」・「軽快さを期待してはいけない」みたいな感じの注意喚起というか牽制というか補足というか軽い警告みたいなことがよく書かれていたので、以前の世代だともっと明確に遅かったのだろうと思います。実際、過去に何度もそういった話を目撃していたからこそ購入するかどうかを迷っていたわけですし。

ただ(おそらくこの第12世代からは)反応速度が改善されているのでしょうね。その改善要因がCPUパワーなのか、電子ペーパー側の性能なのかは分かりませんけども。滑らかなスクロールはできませんけども、本を読むには本当に充分です。

※注:電子ペーパー端末の反応速度に対して私が持っていた『元々の期待値』がかなり低かったために、余計に速く感じられている可能性もありますけども。^^;

画面サイズは文庫本と概ね同じ

Kindle Paperwhiteの端末サイズは7インチです。コミックと文庫本の中間くらいの大きさで、画面だけの大きさを考えると「文庫本の本文面積」とほぼ同じ感じではないかと思います。
下図は、コミックと文庫本とKindle Paperwhiteを比較したところです。

Kindle Paperwhite 7インチとコミック・文庫本のサイズ比較

もちろん文字サイズは設定画面で調節できますから、1画面に見える分量を犠牲にする代わりに文字を大きくしたり、逆に文字サイズを小さくすることで1画面内に表示できる文字数を増やしたりもできます。

読書しかできない端末なのでセットアップも極めてシンプル

完全に読書機能しかない端末なわけですが、セットアップ画面上のUIは概ねPC等と同じ一般的なものです。
下図1枚目は、初期設定画面の1つとして出てきた「子供用に設定しますか?」の質問画面です。ラジオボタンや「次へ」ボタンなど、一般的なUIも普通にタップ操作で使えます。2枚目は端末オプションの設定画面。

Kindle Paperwhite セットアップ Kindle Paperwhite 設定画面

電源OFFでも画面が消えないのが新鮮ですね。
電源をOFFにすると、ランダムで適当な画像が下図のように表示されてから電源が切れるようです。なので画面は真っ白や真っ黒にはなりません。(もしかしたら設定で変えられるのかも知れませんけども、そこまではまだ見ていません。)

Kindle Paperwhite 電源OFF状態1 Kindle Paperwhite 電源OFF状態2 Kindle Paperwhite 電源OFF状態3 Kindle Paperwhite 電源OFF状態4

なんとなく筆記具に関係するような写真がランダムに表示されるのかな、という気がしています。

▼ハイライトやキャプチャはできるが、キャプチャ画像の確認はPCから

画面の対角(左上と右下、または右上と左下)を同時にタップすることで、そのとき表示されている画面をキャプチャできます。
ただ、キャプチャ内容を確認する機能は搭載されていないので、PC等にUSBで接続することでストレージを覗いてファイルを取り出すしかありませんが。(もっとも、キャプチャする目的はPCに保存するためですから、もちろんその仕様で充分です。)

Kindle PaperwhiteをPCに接続したところ Kindle PaperwhiteをPCに接続したところ

上図は、USBケーブルでWindows PCに接続したときのKindle側の表示と、Windows側で「Kindle Paperwhite」のストレージが認識されているところのキャプチャです。スクリーンショットは、screenshotsフォルダの中に、日時をファイル名にしたPNGファイルとして保持されています。ドラッグしてPCにコピー可能です。Kindle側では過去のキャプチャ画像を削除する機能もないので、PC側からストレージの中身を覗いたときに直接削除しておく必要があります。(画像アイコンで画像内容がプレビューできないのは、Kindle側の仕様ですかね?)

普段からURLエンコードを気にする機会が多いためか、ファイル名に半角「+」記号が含まれている点にちょっとドキッとしますが(^_^;)、少なくともメジャーなOSでは、ファイル名に半角「+」記号を使っても特に問題はないですね。^^;

なお、モバイルOS用のKindleアプリ等と同様に本文をハイライトする操作も可能ですが、端末がモノクロなので色の指定はありません。
ハイライトした部分のキャプチャ画像をPC側に取り込んで確認すると、ハイライトそのものも灰色で塗られていました。(Kindleアプリでのデフォルト色は黄色だと思いますが、「実データは黄色で、それがモノクロKindleでは灰色に見えている」というわけではなく、「実データも灰色」のようです。)

購入する場合はKindle Unlimitedの使用権が付属している方を選択しましょう

なお、電子ペーパー端末なKindleには、以下の2種類が全く同じ価格で販売されています。(謎です)

販売価格が異なるのなら納得ですが、付属の有無に関わらず価格が同じなので、付属している方を購入する方がお得です。
購入から3ヶ月間、Kindle Unlimitedの本が読み放題になりますから。

※そのままだと「3ヶ月後に自動更新」扱いになりますので、購入後にKindle Unlimited Centralからメンバーシップの解約手続きをしておくと良いです。(期間満了を待たなくても、事前に解約手続きをして問題ありません。その場合でも、特典の期間が終わるまでKindle Unlimitedは普通に使い続けられます。既に利用中の本はもちろん、まだ利用していない本を新たに利用することもできます。)

▼電子ペーパー端末のKindleにはだいたい4種類

最近になってカラー表示ができる電子ペーパーKindleも出てきました(米国では昨年から販売されていたようですが)。ただ、液晶ほどの明確な色表現ができるわけではなく、液晶と比較すると解像度の荒さが目立つというような感じのレビュー記事も見ましたので、私は今回は(初めての電子ペーパー端末としては)見送ったのでした。価格も(比較すると)高いですから。

たぶん、電子ペーパー端末のKindleは今のところ主に4種類あります。

あと、一部のモデルには「シグニチャーエディション」という名称が加わった、ちょっと仕様がアップグレードされている製品もありますが。
Kindle Paperwhiteのシグニチャーエディションには例えば自動で画面の明るさを調整してくれる機能があるようですが、レビューを読むと「むしろその機能は要らない」みたいなことが書かれていたので選択しませんでした。確かに、読書中に画面の明るさが勝手に変化するのはあまり望ましくない気がします。というか、そういう調節は100%ユーザ側に任せて欲しいと思うタイプですので。(もちろんその辺は人に依るでしょうけども。)

最も言いたいのは:速度は充分

というわけで、初めての電子ペーパー(電子インク)端末として、Kindle Paperwhite 第12世代を調達した話でした。

長々書きましたけども、言いたいことは、反応速度は充分、ということです。
全然もっさりしていません。タップすればすぐに反応しますし。

もし「速度が不安だから調達を見送っている」という場合は、この第12世代ならもう買って良いと思います。
ほとんど電力を消費しないので、タブレットと比較すると相当に充電頻度は低くて済みます。

既に1ヶ月以上使っていますが、快適な読書端末です。
Kindle本しか読めないという1点を除けば。
Kindle本しか読めない点が最大のデメリットではありますね……。だからこそ、他の電子書籍アプリも動かせる「汎用のAndroid OSが動作する電子ペーパー端末」と長く迷っていたわけですが。

これくらい動作が軽快で、汎用のAndroid OSが動作するような電子ペーパー端末が出てきてくれると良いのですけどもね……! 今後の技術革新に期待したいところです。
いや、別にOSがAndroidである必要はなく、要は、Dolyとかhontoとか、メジャーな電子書籍ストアの本が読めるアプリが動作するOSであれば良いわけですが。でも、それなりにOSがメジャーでないと、そもそも各社が電子書籍アプリをリリースしてくれないでしょうからね……。一番良いのは、音楽データと同様に、電子書籍データも自由に好きな電子書籍端末(アプリ)へデータを持って行って読めるようになることですが。もちろん、DRM面(違法コピーの問題)を考えると、まず無理だろうな、とも思いますけども。

何にしても、電子ペーパー(電子インク)は、当初に予想していた以上に良いです。

1年前に、5年ぶりに運転免許を更新した話

運転免許証がマイナンバーカードと統合される直前の更新

ちょうど1年前に運転免許の更新に行きました。本当は昨年のうちに書いておこうと思っていたのですけども、ブログ環境のリニューアル等を考えているうちにすっかり塩漬けにしてしまっていました。行ったときの記録が残っていたので、思い出しつつ書いてみます。

昨年の時点ではまだだったんですが、今年の3月末からは運転免許証がマイナンバーカードと統合されたのですよね(※健康保険証とは違って従来通り物理的な運転免許証を持つことも可能ですけども)。なので、こういう過渡期というか「マイナンバーカードに統合される直前の更新」がどうだったかを見返せるように残しておくと、後々に何か比較の参考にでもなるかなと思いまして。
……いや、そんな大した話ではなくて、要はただの日記ですけども。

1年前(2024年)の12月(たぶん中旬)

というわけで、1年前の12月に、5年ぶりの運転免許更新に行ってきました。運転免許証の期限は取得日に関係なく本人の誕生日が基準です。私は1月が誕生日なので、だいたい12月~2月の間に更新すれば良いことになっています。年末は混みそうですし、1~2月はさらに寒そうなので、12月の早めに行っておきたいな……と思って行ってきました。

兵庫県民なので(たぶん)兵庫県内ならどこの更新拠点でも更新できるわけですが、いつも使っているのはJR宝塚線の伊丹駅前にある阪神運転免許更新センターです。(阪急電車にも伊丹駅はありますが、そこからだと徒歩7分くらい掛かるので「駅前」とは言えません。)

阪神運転免許更新センター庁舎内図

伊丹市は確かに間違いなく「阪神地域」にありますけども(※大阪府と隣接していて大阪空港(伊丹空港)の滑走路側の敷地が存在する市でもありますし)、でも大阪府民が免許更新に利用するわけではない施設なのに「阪神」と名付けると紛らわしくないかな……と思わなくもないですね。よく考えると。(※住民票がある都道府県で更新しますから、「神」地域の人々は利用可能ですが、「阪」地域の人々は使わないわけで。)

建物は同じでも行く度に微妙に変わる流れ

阪神運転免許更新センターは、行く度に微妙に仕組みが変わっている気がします。
まあ、5年に1度しか行く必要がありませんから、直近の2回だけで10年もの幅があるわけですから、変わらない方がおかしいかもしれませんけども。
建物自体はもちろん同じですが、手続きがスムーズになってきている気がします。

▼入口で免許証のIC読み取り

今回(※1年前の話ですけども)は、建物の入口から中に入った直後の時点で、免許証ICの読み取りが必要でした。そこを通過しないと何もできないぞ、という感じで、セルフレジみたいな配置で免許証のIC読み取り装置が数台(たぶん6台か8台くらい?)並んでいた気がします。

免許証のICには暗証番号2つの設定が必要でしたが、1つは強制指定で、もう1つを自力で考えて入力する仕様でした。1つ目の暗証番号は「券面に印字されているデータを取り出す際に使う番号」なので、ぶっちゃけ暗証番号なしで良いのではないかと思いましたけども(どうせ覚えないでしょうし)。テキストデータで得られる点が異なるとはいえ、今のOCRなら券面の画像からでも正確にテキストを抽出できるでしょうからね。

とはいえ、この「入口でのIC読み取り」が、その後の手続きの手間を軽減していました。

以前は、建物に入ってからすぐ免許更新の申請書みたいな紙の書類を書かされたような気がします。
いや、今回も紙の書類を書いたのは書いたんですが、既に自分の情報が印字されている紙が出てきていましたから、変更がなければ署名くらいしか書かなくて良かったような気がします。

運転免許証のICチップは、外で使う機会は1度もありませんが(※そもそも運転免許証の提示を求められた機会自体がないんですけども)とりあえず、更新手続きでは利用するようにはなっているわけですね。^^;

▼写真撮影の列A~Cの区分は何?

更新料の支払いから写真撮影までは以前とほぼ同じ手順でした。
写真撮影では今回は「C」列へ並ぶよう言い渡されて、ずいぶん待機列が少なくてあっという間に済みました。前回の更新時では私が並んだ列が長かったのですけども。今回は隣の「B」列を言い渡されていた人々がずいぶん多かったのですが、この区分は何なのでしょうかね……?

▼初「満席になり次第始める講習」+「免許証は室内で1人ずつ手渡し」

今回の更新講習は、座席指定かつ「満席になったら始める」仕様になっていて驚きました。時間では区切らずに、人が集まり次第始める方式に変わったんですね。まあ、ひっきりなしに人が来ることが前提なら、その方が効率は良いのかな。
最初に運転免許を取得してからずっと、運転免許の更新は平日の朝にしか行ったことがありませんが、それでもいつも人はたくさん居ます。

優良講習

新しい免許証は、その講習を受けた室内で順番に手渡しされました。
これがとても楽で良かったですね。
従来は、1階へ下りて、免許証が発行される窓口前にたむろして、自分の名前が呼ばれたら取りに行く……という方式でしたから、ちょっと時間もかかる上に面倒でもありましたから。

講習室が座席指定になっていて、その座席の順番に免許証が渡されるので、「別の場所に移動する必要がない」&「あと何番後に自分の番が来るかが明確」なので、『いつになるか分からない状態で待つ』ということがないため、気分的にもとても楽でした(たとえ実際の待ち時間が従来と同じだとしても)。

次回はマイナンバーカードと統合される制度での更新になるけど

既に運転免許証とマイナンバーカードが統合される制度が始まっていますから、次回はまた受け渡し方法が変わっているのでしょうね。
ゴールド免許ですから次の更新も5年後です。(※更新したのは1年前の話ですから、実際には「今から4年後」ですが。)

優良講習に関してはネットで講習ビデオを視聴しておいて、あとは免許更新センターで免許証を受け取るだけ……というようなこともできるとアナウンスされていた気がします。そうなると、もっと楽になるでしょうね。
……と思ったんですが、警察庁サイトの説明を読むと、オンライン講習を選択するためには、マイナ免許証を持っていなければならないっぽい感じのことが書かれているので、今の時点でマイナンバーカードに免許情報が載っていない場合には、少なくとも次回の更新時は、オフラインで(免許更新センターで)受講しないといけないのでしょうかね……?

運転免許証がマイナンバーカードに統合されると言っても、(追加料金を払えば)物理的な運転免許証の発行も継続して受けられる制度なようです。その場合は、マイナンバーカードでも物理運転免許証でもどちらでも免許を確認できるようになるっぽいですね。
(そもそもマイナンバーカードを所有していない人には従来通り普通に運転免許証カードだけが発行されるわけですから、統合は強制ではありませんけども。)
身分証明書になるカードがマイナンバーカードの1枚しかない状態はちょっと不安なので、今のところ運転免許証も物理的に持っておきたい気がしています。

自宅敷地内のどこかの水道管から漏水があるが、どこなのかは分からなかったので、突き止めて工事してもらった話

漏水の事実は分かるが、具体的な場所は分からない問題

水道の使用量ってだいたい年間を通して大きくは変わらないので、水道料金もだいたいいつも同じくらいですよね。
水道メーターの検針は2ヶ月に1回ですから、水道料金の明細が郵便受けに入れられるのも2ヶ月に1回です。
普段は、水道料金の明細が印刷された薄っぺらい紙が1枚入っているだけですが、今秋はちょっと異なっていました。具体的には……、

  1. いつもより1.5倍くらの水道料金が記載された明細と、
  2. 『留守中でもパイロットが回転しているので漏水の可能性が高いから水道業者に依頼して調べてくれ』というような案内が書かれた紙

……の2枚が入っていました。
どへえ~。

▼漏水の事実を最初に判別する際に見るパイロットとは

ここでの「パイロット」というのは、水道メーター内にある、くるくる回転する銀色の小さな円盤のことです。「水道 パイロット」とかの検索語でググるとたくさん写真が出てきます。水道トラブル対処系の民間業者サイト(たくさんある)で極めて詳しく解説されていますので、詳しく知りたい場合にはそういうところをまず数サイト読んでみるのが良いと思いますが、リンクするのはちょっと憚られるので(※解説自体は役に立っても、その業者の利用が良いかどうかは判断できないので)、とりあえず京都市上下水道局(模式図がある)と東京都水道局(写真がある)のページを紹介しておきます。(うちは京都とも東京とも関係ないですが。)

このパイロットは、ほんの微量の流れでも回転しているのが目で見て分かるので、極めて微かな水量でも「流れている」ことが分かります。もし水を使っていない状況でこいつが回転を続けている場合には、水道管のどこかから水が漏れていると推測できます。

1回転でどれくらいの水量なのかは仕様によって異なるっぽいですが、だいたい10ml~30mlくらいのようです。なので、ほんの1~2ml程度だけの微かな流れでも10%くらいは回ります。
なので、とにかく「微量でも水が流れている」という事実はすぐに分かります。

※このパイロットの回転を眺めている最中に例えばトイレで水を流すと、ものすごく高速にくるくる回転します。

▼どこから漏れているのかは分からん

問題は、「どこから漏れているのか?」は分からない点ですが。
当たり前ですけども、「水道の元栓よりも敷地側で漏れている」ということしか分かりません。

もちろん、例えば水道の蛇口からポタポタ落ちるとか、水栓の根元部分からじわ~っと漏れるとか、なんかそういう「見たら分かる」部分からなら原因は明らかですけどもね。家の床下や敷地内の地中にある水道管から漏れている場合には外からでは確認のしようがありません。
厄介ですねえ……。

▼結局どうしたのか、という概要

結末まで全部の概要を書いておくと、だいたい以下のような感じでした。

  • 検針日に「漏水してる可能性があるから調査しな!」と紙が入っていた。
  • 念のために、すべての蛇口が閉まっている点や、見える範囲の水道管(蛇口の下とか)から漏れていないことを確認した上で、それでもパイロットがじわ~りと回転していることを確認。
  • 市が指定する水道工事事業者に連絡して調査を依頼。(電話)
  • 水道工事業者が来訪。とりあえず宅内のすべての蛇口を見て回る。でも、微かな漏れでしかないので場所の特定には至らず、それを突き止める別業者の手配をしてその日は終わり。
  • 敷地内の水道管のどこから漏れているのかを調べるための業者が来訪。「この辺が怪しいよ」という場所を特定。その日はそれで終わり。
  • 実際に掘ってみる工事日。先の調査で「怪しい」と判明した場所を水道工事業者が掘り返す。すると、土の圧力がなくなった途端に音を立てて水が噴き出す。
  • 水道の元栓を止めた上で、水道管を補修工事。パイロットの回転が完全に止まったことを確認して、掘った場所を埋め戻してすべて完了。
  • (次の検針での水道料金は(工事前の期間も含んでいるため)当然まだ高いままなので)次の次の検針の水道料金が普段通りに戻っていることを確認。

……というわけで、箇条書きにしてもそこそこありますね。

日数は結構経っています。最初に「漏水の可能性があるよ」と紙が入っていた日から、修理完了までに1ヶ月以上は経っていたと思います。この間、漏れっぱなしなので、しばらく水道料金は高いままです。

まあ、本当に莫大に漏れている場合には、「水道を使わないときには元栓を閉めておく」という対処で漏水は防げるんですが、もしそこまで盛大に漏れていたなら、そもそも調査するまでもなく原因の場所が明らかだったでしょうからもっと早くに補修工事が済んだでしょう。

というわけで、以下はその話です。

1. 漏水の可能性を指摘する紙が入っていた

2ヶ月に1回の水道メーターの検針で、水道使用量の明細と併せて「留守中でもパイロットが回転していたので漏水の可能性があるよ」という紙が郵便受けに入っていました。

「パイロット」という名称をこのとき初めて知ったんですが、水道局側も「多数の人々が知らんだろう」という前提なのか、「水道メーターにあるパイロットとは」みたいな感じでそこそこ詳しい図付きの説明が付いていたので理解できました。

▼自宅の水道メーターを初めて見た(気がする)

自宅の水道メーターってどこにあるか知っています?
当然、水道管は家の前の道路の地中を通って来るわけですから、自宅敷地の道路側に面したあたりの地中(小型のマンホールっぽい蓋の下)に水道メーターと元栓があります。検針担当者は毎回そこを開けてメーターの数値を確認しているわけですね。

この金属の蓋は、指では開けられないので、ドライバーのような細くて硬い棒を使って(てこの原理で)開ける必要がありました。(※でも、後日に来た水道工事会社の人は、うまーい感じに足先に力を入れて、足だけで開けていて驚いたんですが。真似しようとしてもできませんでしたが、なんかテクニックがあるっぽいです。)

▼確かに漏水がある(原因の場所は分からないけど)

念のために(家の中や外も含めて)すべての蛇口が閉まっていることを確認して、見える範囲の水道管(蛇口の下とか)からも水は漏れていないことを確認した上で、それでもパイロットがじわ~りと回転していることを確認しました。
自宅敷地内のどこかの水道管から水が漏れているわけですね。
面倒……! _(┐「ε:)_

▼水道工事会社に即日連絡(電話)

水道料金が既に1.5倍になっているわけですから、あんまりのんびりはしていられません。
なので、即日、水道工事会社に連絡しました。

これ、もし水道工事会社そのものを探すところから始めないといけない場合には結構な手間が掛かっただろうと思うのですが、うちの場合には3年前に水回り修理の依頼先を探したことがあったので、そのときと同じ会社に連絡しました。電話で。電話しか先方への連絡手段がないので。そろそろネット経由でも連絡できるようにしてくれないかな……。_(:3」z)_
まあ、たまたま営業時間内だったのですぐに電話はできたんですけども。

※水道工事は、市の指定業者の中から選んで依頼する必要があります。

▼水道局の担当者も来たっぽい

この「漏水してる可能性があるから調査しなよ!」という紙が入れられていた翌日も日中は留守にしていたのですが、そのときにも水道局の人が来て再度メーターを調べたようで、「水道工事会社に調査を依頼してね」という2枚目の紙(昨日のよりも大きめ)が郵便受けに入っていただけでなく、後日には漏水の可能性を指摘する連絡が電話でも来ました。
親切ですねえ……。
まあ、水道局側としても上水が無駄に消費されると困る面もあるのでしょうけども。

その(水道局との)電話では「既に水道工事会社に連絡して、調査の依頼はしています」という話をして終わりました。(それ以後には水道局側からの確認は特にありませんでしたが、ググって得た情報によると、水道工事会社側が市の水道局側に修理工事完了の報告を入れるっぽい仕組みがある自治体もあるみたいです。)

2. 水道工事業者が来訪するも、漏水ポイントは分からず

早速、水道工事業者さんが来てくれたわけですが、パイロットがゆっくり回転しているレベルの漏水速度(=1分間で数十ml程度とかそういうの)だと、まず音では判別できないとのことでした。
一応、自宅外の蛇口と、自宅内の蛇口のすべてを1つずつ目で確認して、音も聞いてはくれたんですが、「まあ、あの漏水量では何も分からんだろうなあ」という感じでした。

要は、水道管の奥でシャ~~~っと水が流れる音がするレベルの漏水なら判別できるけども、じわじわ漏れるだけなら水の音などしない、ということなんでしょうね。

▼じわじわ漏れる程度の水量でも、水道料金は1.5倍になっているわけで

その程度の漏れ方なら修復工事は要らないのでは……と一瞬思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
そもそも既に水道料金が1.5倍くらいにはなっているわけですから。

仮に漏水が1分間に100mlだとすると、1時間で6リットル、1日では144リットルになります。そのまま1ヶ月続けば4,320リットル(=4.32m³)くらいですからね。(それに、漏水を放置すればするほど漏水速度が上がってしまう可能性もあるわけですし。)

▼別の業者を呼ぶ必要がある

で、目で見て分かる範囲に漏水がないなら、地中の水道管から漏れているのだろうと推測できるわけですが、問題は「それがどこか?」が分からない点です。
それを調べるためには、それ専門の業者を呼ぶ必要があるとのこと。

その辺の手配も含めて全部この水道工事会社さん側がやってくれるのですけども、その専門業者さんはすぐに来れるわけではないので、1週間くらいは先になるだろう、との話でした。
その場で予約できるわけでもないので、「手配して、調査の候補日が分かったら電話連絡します」ということでその日は終わりでした。(つまり、漏水はそのまま。)

3. どこの水道管から漏れているのかを突き止める調査

だいたいその10日後くらいに、漏水ポイントを突き止める調査をしてくれる業者さんが来訪しました。
どうやって突き止めるのかな……と思ったら、

  1. 水道の元栓を閉めて水流を止める。
  2. ある1つの蛇口とその隣の蛇口を全開にして水を抜く。
  3. そこに空気を入れて、圧力の差か何かを見て漏れ口を探す。
  4. 蛇口の数だけ、上記2~3を繰り返す。

……というような調査っぽい感じでした。(詳しく質問はしていないので、違うかもしれませんけども。)

▼「だいたいこの辺が怪しい」

だいたい1時間くらい掛かりましたが(私にとっては単に待ち時間だっただけですが)、「だいたいこの辺が怪しいよ」という位置は特定されました。(私に対して説明されたわけではなくて、水道工事会社の担当者さんに説明していたのを、私が聞いていただけですが。)

位置が特定できたと言っても、「ここ!」というピンポイントではなく、「ここからここまでの間のどこか」みたいな感じですけども。『1つの蛇口から隣の蛇口までの間のどこか』を特定できる、というわけですから、まあ、そりゃそうですよね。

▼掘るのは水道工事会社

で、その怪しい場所は地面の下だったので、後は掘ってみるしかありません。

……が、掘るのはまた別の担当者さんです。^^;(たぶん、最初の水道工事会社さんに属する人なのだと思いますが、正確には訊ねていないのでもしかしたら別の会社の人なのかも知れませんけども。)
何にしても、今日来たのはあくまでも漏水場所を特定するための調査会社さんなので、修理工事はしません。

しかし、水道工事会社さん側も仕事が多々あって忙しいので、そうそう近日には来られない、という話でした。
まあ、そこは仕方がないですね。待つしかありません。

漏水しているとはいえ、漏水量はそんなにめちゃくちゃ多いわけではありませんし(せいぜい水道料金が1.5倍になるくらいですから)。

4. 掘ったら吹き出した水

結局、そこから2週間後くらいに工事に来て頂けました。(この時点で、最初に「漏水の可能性があるよ」という案内紙が入れられていた検針日から1ヶ月くらいが経っています。)

日本の一般的な戸建て住宅では、水道管(給水管)は地面からだいたい30~60cm程度の深さに埋設されているらしいです。寒冷地では凍結防止のためにもうちょっと深い位置にあるようですけども。
なので、ひたすら掘ります。(工事会社さんが。)
ここまで敷地の土を掘り返したことは、今までなかったと思います。たぶん。(この作業はたった1人でされていたんですが。すごい。)

自宅の敷地の地中の色は初めて見た気がします。
いやまあ、普通の土色でしたけども。

▼シャワ~~~~

工事作業の間、私は家の中で待機していただけなんですが、あるとき、シャワ~~~~と水が流れる音が聞こえてきました。
蛇口を全開にしたときに聞こえてくるような感じの。
漏水ポイント発見でした。

どうやら、今までは土の圧力で押さえられていたために漏水は毎分100ml程度で済んでいたものの、上の土を除けたことで本格的に漏れ出してきたようで、見たときには既に大きな水溜まりになっていました。

なるほど、一戸建てに引き込まれている水道管からダイレクトに全開で水が出ると、こんな勢いと量になるんですねえ……。
屋外で水が出る音が屋内にまで聞こえてきたわけですから、結構な音だったと思います。

▼管を取り替えて完了

とはいえ、場所さえ特定できれば、あとは管を取り替えるだけで済みました。

  1. 水道の元栓を閉めて水流を止めて、
  2. 漏水ポイントの管を新しいものと交換して、
  3. 水道の元栓を開けて水を流し、
  4. 漏水が起きないことを確認

したら修理完了です。
あとは、掘った土を戻して、水道管を埋め戻せば終わりです。

修理に掛かった日数と費用

漏水箇所を特定する調査は1時間程度で、修理工事も1~2時間程度でしたが、待ち日数が長かったので、結局1ヶ月くらい掛かった感じです。
費用はだいたい6万円くらいでした。

その内訳は、

  • 水道管パーツ代: 約500円
  • 工事費と諸経費: 約2万円
  • 漏水調査費用 : 約4万円

……のような感じです。
水道管パーツって数百円レベルの価格帯なんですねえ。
全費用のうち、交換した水道管自体のパーツ費用は1%弱で、残りの99%強は人件費というか技術料ですね。^^;
調査費用が一番高いんだなあ。(たぶんそうだろうと予想はしていましたが。)

※ここにさらに、漏水した分だけ余分に支払うことになった水道料金増加分もありますけども。(※工事業者に「漏水修理完了報告書」みたいな書類の発行を依頼して、それを水道局に提出すれば、ある程度の減免措置は得られるような情報はネットで見ていたのですが、全額が補填されるわけではない(※例えば「平常時の使用水量の平均」を基準にした漏水分の50%は自己負担とするなど)上に、増えた水道料金の総額自体は大きな額ではないので、うちの市にそういう制度があるかどうかを確認したり、どんな書類を手配すれば良いのかを確認してそれを業者に依頼して……という手間と比較して、私は特に何も申請しませんでした。※補填されるのはあくまでも「増えた水道料金の一部」であって、修理工事にかかる費用は完全自己負担です。)

これ、漏水箇所が「土の下」だったからまだ良かったんですよね。もしこれが「コンクリートの下」とかだったら、掘り返すにしても大工事になっていたでしょう。
水道管というのは、土の下だけに這わせる方が望ましいんですねえ……。

これから家を建てようとする人々に向けたアドバイス!

そんな人がこのブログ記事を読んでいるかどうか分かりませんが。(^_^;)

もしこれから家を建てようとするなら、地中に埋設する水道管の真上は土のままにしておけるような設計にしましょう。
そうでないと、築何十年か経過した後に、もし掘り返す必要が出てきたときに大変です。
土のままが嫌な場合でも、例えば、レンガ等のブロックを敷くだけとか、小石を敷き詰めておくだけとか、「掘り返そうと思えば容易にできる」というような状態にしておく方が良いと思います。間違ってもコンクリート等で舗装してしまわないように……!

あと、水道管の総延長はできるだけ短くできるような設計の方が良いんじゃないでしょうかね。
まあ元々、だいたい水回りは1箇所にまとまるような感じの設計にはすると思いますけども。
自宅の敷地の中で「道路に面したどの位置から水道が引き込まれるか」も考慮して設計できると望ましいんでしょうね。そんなことが可能かどうかよく分かりませんけども。

漏水解決

というわけで、水道メーターの検針で「漏水してる可能性があるから調査しな!」と指摘されてから、実際に修理工事が完了するまでの記録でした。

工事直後に再度水道メーターのパイロットを見てちゃんと止まっていることは確認しましたけども、その後、最新の検針結果(=水道料金の明細)を見て、水道使用量(料金)が普段通りに戻っていることを確認しました。
実際に水道料金が平時の額に戻るのは、「次の検針」ではなく「次の次の検針」まで待つ必要がありましたけども。その理由は、以下のタイムラインだからです。

  • 漏水を指摘される前々月: (この付近から漏水が始まっていた可能性がある)
  • 漏水を指摘される前月 :
  • 漏水を指摘された当月 : 水道料金が1.5倍!(Ⓐ+Ⓑの使用量だから)
  • 漏水を指摘された翌月 : 漏水修理工事完了 (=この辺まで漏水は継続していた
  • 漏水修理完了の翌月  : 水道料金はまだ高い(Ⓒ+Ⓓの使用量だから)
  • 漏水修理完了の2ヶ月後 :
  • 漏水修理完了の3ヶ月後 : 水道料金は平時に戻る(工事完了後のⒺ+Ⓕの使用量だから)

今回の一連の工事を見て、水道工事業者って土の掘り返しも業務内容に含まれているんだなあ、と知りました。
大変……!
とてもありがたいです。
ありがとうございます。

あとは、電話ONLYではなくWebやメールで連絡できるようにしてくれたら最高なんですけども……!

2025年、もはや役に立つことを書こうとすることに意味はないかも?

もう師走?

2025年ももう12月ですよ。今年に入ってこれまでに書いたブログ記事は4月の1本だけです。ブログ(Web日記)は1997年頃から書いていた気がしますけども、半年以上も書かなかったのは初めてです。短文はほぼ毎日どこかに何かしら書いてはいますから、文章を全く書かなかったわけではないのですけども、ブログ記事として「タイトルを付けた長文」はほぼ書きませんでしたね……。Pixiv Fanboxには月2本ペースでタイトル付きの(ほぼ)長文は書きましたが、あれは「自作ツールの解説」のような面が大きいですから、ブログとはちょっと異なる気がしますし。

何にせよ、自サイト(いま見ているこのサイト)のブログコーナーには、今年はまだ1本しか書いていなかったわけです。
昨年には「今後は軽率に書きたい」などと宣言していたのですけども、軽率も深慮もなく、そもそもさっぱり書きませんでしたね……。_(┐「ε:)_

とはいえ、書くネタがなかったわけではありませんし、書きたくなかったわけでもないのですが。
今年は「独自ドメイン取得25周年」ということで(※11月15日がそうでした)、ここのWebサイトを大幅リニューアルしたい、と考えていました。なので「次にブログ記事を書くのはリニューアルの後だ!」と思っていた……ものの、他の開発案件とかでリニューアル作業が延び延びになってしまった結果、ブログ部分のリニューアル作業すらも進まなかったので何も書けないまま来てしまった、ということです。

ブログ周りをリニューアルしている間に新たな記事を書いてしまうと、その記事をまた改めて新システムへ移行しないといけないのが面倒なので、「リニューアルが終わるまでは新規記事の投稿は控えよう」と思っていたのが敗因でした。当初はここまで延び延びになる(というかほぼ止まる)とは予想していなかったので……。ブログ記事のサイドバーに「見出しを自動的に目次化した項目」を表示して、スクロールに合わせて当該項目の選択状態が自動追随されるようなモダンな仕組みまでは作ったんですけどもね……。
ブログシステム全体の完成には至らないまま、ずいぶん放置してしまっています。もはや何をどう作りかけていたのかすら忘れてしまいました。_(:3」z)_

リニューアルは先送りして、書くのを再開するかー

さすがに半年以上も何も書かないのは放置しすぎなので、これはもうリニューアルの方を先送り『確定』ということにして、従来システムのままでブログも書くようにしたいな、と思い直しました。
何も書かないと、書き方を忘れてしまいそうですし、文章力も(元々あるかどうかはともかく)衰えてしまう気もしますので、やはり何かコンスタントに長文も書いておいた方が良い気がしますので。

昨年の春に「役に立つ記事を書かねばならないと思ってしまうとブログ更新が滞る」という記事を書きました。
内容は、

  • 「役に立つ記事を書こう」と思ってしまうと、
  • 『役に立たない記事(=何かの役に立つわけではなさそうに思える記事)』が書きにくくなってしまい、
  • ブログの大半は元々そういう「役に立たない記事」で構成されているので、
  • 結果としてブログの更新が滞ってしまう

……という話だったんですけども、むしろ今後はその『役に立たない記事』の方にしか価値が発生しない世の中になるのではないか……と感じられるようになってきたので、ちょっとその辺のことを以下に書いてみます。

もはや役に立つことを書こうとすることに意味はないかも?

最初に注釈ですが、ここでの「役に立つ」というのは、IT分野の解説記事の場合の話です。他の分野だとWeb上での背景事情は異なりますから。
私が個人的に書ける可能性のある解説分野というと、ほぼPC・Web系の話だけですから、そういうのを書こうとする意味がなくなりそうだな、という気がしている、ということです。

あと、

  • 「役に立つ記事の存在に意味がなくなる」と言いたいわけではありません(何せ「役に立つ」わけですからね^^;)。
  • また、「書くことに意味がなくなる」と言いたいわけでもありません。

そうではなくて、「役に立つことを書こうと考えること」の意味、みたいな感じです。

▼オーダーメイド解説記事をその場でAIが生成してくれる世の中

AIの進化が凄まじいですよね。最初にChatGPTが出てきたときも驚きでしたけども。さらにいろんな生成AIが出てきて、それらもどんどん進化してきて、しかも概ね無料で使える世の中になっています。

もちろん、生成AIにはハルシネーション(=存在しない事実をあたかも真実であるかのようにもっともらしく回答してしまう現象)の問題があるので、AIが語った内容をそのまま信用するのは危険ですが、IT系の情報は元々ネット上に莫大に存在していたこともあって(学習に使える材料が豊富なので)、IT関連の(特にメジャーな技術の)解説はわりと正しいことを出力してくれているように思います。

すると、役に立つ解説はAIがしてくれるので、新しい技術の一次情報とか、一次情報の出元に極めて近い技術者とかでない限り、「役に立ちそうな解説」を書く意味はもうないんじゃないかな、という気がしています。(特に個人サイトに。)

▼同じことに対する複数の解説記事の存在が歓迎されるのは、複数の切り口がある方が役に立つから

ネット上には昔から、同じことを解説した記事が多数ありますよね。ある1つの技術についても、いろんな人がいろんな場所で解説しています。
これまで、そのような同じことを説明した解説記事がいろいろ存在している方が良かったのは、「何を『分かりやすい』と感じるかは人それぞれなので、たとえ同じことを解説した記事でも、様々な切り口がある方が望ましい」というような面もあったと思います。
特に「初心者向けの解説書」として同種のことを解説した書籍が多数出版されるのも、その辺が理由ですよね。予備知識は人によって異なりますから。

例えば、解説文の中にショートカットキーを出す場合、[Ctrl]+[C]とだけ書けば分かってくれる人も居れば、「[Ctrl]キーを押し下げたまま[C]キーを1回押す」みたいな説明がないと分からない人も居るわけで、「どれくらい詳しく書かないと分かってもらえないか」が様々なので、(最終的に解説していることは同じでも)そういった様々なスキルレベルに合わせた解説の存在に需要があったと思います。

▼読者(質問者)のスキルレベルに合致した解説をその都度生成できるAI

ところが、その「初心者に分かりやすく」(というか「質問者のスキルレベルに合わせた解説を出す)というのこそ、まさしく生成AIに向いていることですよね。

質問文と共に「これくらいのスキルレベルに合わせた解説をしてくれ」と注文することもできますし、とりあえず質問してみてから得られた初回の解説に不明な点があれば、その点を直接質問することもできますし、必要なだけ詳しい解説を引き出せますから。
AIが「自分専用の解説記事」をその場で生成してくれるようなものですよね。

必要なだけいくらでも詳しく説明してくれる教材(ツール)がある世の中なら、もはや「その人のスキルに合致しそうな解説記事」みたいなのを最初に用意しておく必要はないでしょう。

※もちろん、AIが生成する解説が正しい保証はどこにもないわけですが。(ただ、IT系のメジャーな技術に関してなら、よほどおかしな質問の仕方をしない限りは、概ね正しい情報を返してくると考えて良さそうな気がしています。)

▼IT系技術の解説記事に需要はあり続けるか?

だとすると、IT系の解説記事の大半に需要はなくなるのではないかな、という気がします。
まあ、それは(今の時点では)言い過ぎかもしれませんけども。

今の時点では、生成AI(Chat AI)が生成する解説コンテンツは文章だけで構成されていますから、(人間が作る)図付きの説明の方が分かりやすい可能性はあります。でも、そういう図付きの解説を生成できるようになるのも、きっとすぐでしょう。教材としての生成AIの有用性はもはや明らかですから、そういう方向性を重視するAIも出てくる(または既存の生成AIがそうなっていく)でしょうし。

もちろん、AIが解説を生成するためには事前に情報を得る必要がありますから、誰かが最初に提示した情報を読まない限り生成できません。
なので、一次情報はもちろん、それを元に書かれた最初の方の技術解説には需要はあり続けるでしょう。(AIが読むだけでなく、そういう一次情報は元々、先端技術を活用する人々が直接参照するわけですし。)
でも、そこからさらにもっと下流の「初心者向けに易しく解説します」みたいな記事の需要はなくなりそうに思います。

※万民が生成AIを教材として直接使うようになれば、の話ですが。2025年の今の時点では、むしろ、そういう生成AIに作らせた解説を「初心者向けに解説してみました」と言って(騙って?)静的コンテンツ(Webページ)を乱造する広告収益目的のサイト等もありそうですが。┌(:3」└)┐

▼書籍のような、順序立ててまとめられたコンテンツなら……?

たぶん、書籍のように、順序立ててイチから解説されるようなコンテンツの需要は今後もあるでしょうね。「ゴールのある事柄を1から順番に知りたい」という場合、1つずつAIに訊ねても良いですが「質問しないと回答が返ってこないAI」よりは、「最初から全部が書いてある書籍」の方が便利な気はします。(その書籍が想定している読者のスキルレベルが、自分のスキルと近い場合は、という前提条件がありますけども。)

……いや、どうかな。
そうでもないかも知れないかな……?

「その書籍の対象読者レベル」が「自身のスキルレベル」に合致している場合には順番に読み進めれば良いので役に立つでしょうけども、疑問点が出てくるくらいの差がある場合は、AIにその都度質問できる方が便利なので、『それならば最初からAIに「順番に解説して」と頼む方が楽だ』と考える人が増えてもおかしくない気もします。
そう考えると、順序立てて解説された書籍も、需要がなくなることはないにしても、減りはするでしょうね。

何にしても、個人ブログ内で脈絡薄く単発記事の形で「役に立つ解説を書こう」と考える意味はずいぶん低下する気がします。
AIの方が得意なことを、個人サイト内で頑張って書こうと考える意味がないので、むしろ、読み物としての日記とか、2000年代前半の個人日記サイトみたいなものにこそ価値が残るのではないでしょうかね?(笑)

ブログではない。Web日記だ!

誰でも何でも書きたいことを書けば良いので、別に需要があろうがなかろうが、何でも書けば良いわけです。
ただ、解説記事に以前ほどの需要がなくなるなら、「役に立つ記事だけを書かねばならぬ」みたいな意識を持つ意味はもう全然ないだろう、という感じで。

そこで、最初に述べた「役に立つ記事を書かねばならないと思ってしまうとブログ更新が滞る」という点に戻ってくるわけです。
役に立つ記事を書こうとすることに意味がなくなるなら、役に立つ記事を書こうと考えなくて良いだろ、と。
なので、誰かの役に立てるように書くのではなく、何でも好きに書けば良いではないか、と考えれば良さそうだな、と思いました。

※注:私の過去のブログ記事がみな役に立つ記事だなどと主張しているわけでは全然ありません。「個人サイトなんだから別に役に立たなくても良い」と言い聞かせながら書いた記事も多いんですが、どうしても「役に立つ記事を書くべきでは?」と思ってしまうと執筆数が減ってしまう、という話で。

たぶん、個人的には「ブログ」という呼称を使うから余計に気張ってしまう気もします。
あくまでも個人的な認識ですが、ブログというと何か「読み物として成立している記事にしなければならない」みたいに思ってしまうんですよね。タイトル付きで文章を書くという仕様が、そういう気にさせてしまうというか。

なので、「日記」と呼んだ方が良いのかもしれません。「Web日記」ですよ。ブログという名称が広まる前はそう呼ばれていたわけで、今こそWebの黎明期に立ち返った方が良いのかもしれません。(笑)
「ブログ」というカタカナで誤魔化されてしまうからいけないんです。「これは日記だ!」と宣言してしまう方が、何でも書きやすくなるんじゃないでしょうかね。なんせ日記なんだから、そりゃ何でもアリでしょう。
私がブログツールを使うようになったのは2004年前後あたりではなかったかと思いますが、当時は記事タイトルに日付しか入れないケースもよくありました。日記ならそれで充分ですからね。

▼当サイト内の解説コンテンツは

うちのサイト内にある解説記事は、もはや既に情報としてかなり古いので、あんまり参考にしないで下さい。^^;
リニューアル後に、更新日を元にして「この記事はもう10年前の解説ですよ!」的な注意喚起を冒頭に自動掲載すべく、その仕組みを作りかけていたのですけどもね。

なお、「てがろぐ」等のフリーCGIは私が個人的に開発しているプログラムですから、これらの解説コンテンツだけは私が「一次情報の発信元」なので、これだけは確実に意味がありますけども。(利用者が居る間は、の話ですが。)

どう考えれば継続しやすくなるか、という話

まあそういうわけで、どうやってブログ記事をコンスタントに書いていた頃のような更新頻度に戻せるか、みたいな認識というか考え方の話でした。

日記なら、他者の役に立つ記事ばかりで構成されている方がおかしいわけです。たまたま誰かの役に立つこともあるでしょうけども、書き散らしが基本です。
AIが得意なことを人間がやっても仕方がないので、むしろ「役に立たなさそうなことを書き綴っていくこと」こそ人間の役割ではないか、みたいな感じで書いていきたい気がしています。(笑)

▼ページデザインも影響する

「読み物として成立している記事にしなければならない」というか、「ある程度の長さのある記事にしないといけない」という感覚が常にあるんですけども(今回の記事も5千文字くらいはありますし)、たぶんページデザインもその一因なんですよね。
以前の記事にも書いたんですが、サイドバーをやたらと長くしてしまったので、「このサイドバーを超えるくらいの文章量を本文として書かねばならない」と思ってしまう点もいけない。
その辺は全体のリニューアルで解消しようと思っていたんですけども、そのリニューアルができていないんですよね……。┌(:3」└)┐

このサイドバーは元々「画面横の余った空間を適当に埋めるため」に設けた部分です。
なので、「このサイドバーを超えるくらいの本文を書こう」と思ってしまうのは本末転倒みたいな感じなんですけども。むしろ超えない方が望ましいというか。
超えてしまっている記事としては、例えば、「4月にエアコンを買い換えた話」とか、「SoftBankおうちのでんわを契約して設置~開通した記録」とか多々あります。

記事によって長さに差が大きいので、リニューアル後は「本文の長さ」に影響されないサイドバーに変える予定です。具体的には、目次が画面上端で固定表示されるような感じですが。既にほぼ作り上げてはいるんですけどもね。ただ、他のシステム周りがまだ整備できていないので公開には至れないだけで。

2026年にはリニューアル作業も進められるといいな……。(^_^;)
独自ドメイン取得26周年(または個人サイト開設29周年)記念として。┌(:3」└)┐

# ああ、そういうことを考えてしまうと、むしろ2027年の方が「サイト開設30周年」でちょうど良いのではないかと思えてきてしまうな……。(^_^;;;

2025年12月
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